◆登場人物紹介◆(エルリーク暗殺指令)
※連載中に増えることがあります。
※呪いの仮面編までの多少のネタバレを含みます。
また、シリーズにおける前夜の話である「シャルル=ダ・フールの暗殺」の重要なネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。
◇シャー=ルギィズ
・三白眼に癖毛長髪の長身痩躯の住所不定無職。本作の主人公。
◆リーフィ
・酒場で働いている無表情な看板娘兼踊り子。不愛想だが、別に悪気があるわけではない
◇ゼダ(ウェイアード=カドゥサ)
・通称ネズミ。悪徳商人カドゥサ家の御曹司。狡猾で腹黒い二重人格であり、かつ気障で気遣いのできるモテる伊達男。
◇ジャッキール
・流れの傭兵。経歴年齢不詳。現在就職活動中。通称ダンナ。かつての傭兵仲間からは「エーリッヒ」という古い名前で通っている。
◇ザハーク=ウロボロス=ハイダール
・通称:蛇王さん。サギッタリウスの異名を持つ傭兵で、年齢不詳のリオルダーナ人。ヒゲの似合うイケメン。得体が知れない。
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◆メイシア=ローゼマリー
賞金稼ぎを生業とする少女。とある仕事を請け負って、ザファルバーンにやってくる。過去、ジャッキールと関わりが……。
◇リリエス=フォミカ
暗殺などを取り扱う組織を束ねる中性的な人物。メイシアに仕事を持ち掛ける。ジャッキールとはなにやら因縁がある様子。
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◇アイード=ファザナー
ザファルバーン七部将の一人で水軍の長。年齢は二十七歳。ジェアバードの姉の子供であり、彼とは叔父甥の関係であり、彼も髪が赤い。穏やかな性質をしている。お忍びで王都郊外で喫茶店を経営している。
◆ゼルフィス
アイードの副官で金髪碧眼の美形。アイードの部下でも切り込み隊長の異名を持つ。顔に似合わず、威勢のいいお兄ちゃん風だが……。
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◇緋色のダルドロス(ダート=ダルドロス)
かつて太内海で暴れまわった海賊。義賊であったとされるが、ある時を境に姿を消す。
◇玄狼のターリク
ダルドロスの一の部下だった男。太内海西側の玄海と呼ばれる海域を支配していたことがあり、玄海の狼、または狼のターリクとも呼ばれる。理知的な黒髪の二枚目。
◇アーノンキアス
大海賊ラーゲン配下の海賊の頭目。
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◇ハダート=サダーシュ
銀髪碧眼の将軍でザファルバーン七部将の一人。諜報をつかさどる。皮肉屋。ジェアバードとは親友だが、対外的に仲が悪いことにしている。
◇ジェアバード=ジートリュー
赤い髪の軍閥ジートリュー一族の当主でザファルバーン七部将の一人。七部将最大の兵力を持つ。
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◇ギライヴァー=エーヴィル=アレイル・カリシャ=エレ・カーネス
先王セジェシスの義弟で、先王朝カリシャ家の血を引く。貴公子の割に素行が悪く、崩れた感じの男。大して野心はないが面白ければなんでもよく、カリシャ家の資産を一手に引き受けている為、結果的に陰謀に加担していることも多い。キアンという側近を連れている。通称、殿下。
◇ジェイブ=ラゲイラ
先王朝派の古参貴族。以前、国王シャルル=ダ・フールの暗殺未遂及びクーデター事件の黒幕だった男。現在はギライヴァーのもとにひそやかに身を寄せている。穏やかで知的で用心深い性格で油断のならない男。今回の好機到来を見逃すはずはないが……。
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◆サッピア
先王セジェシスの妃。女狐と世間で称される女で、前回の王位継承時の内乱を起こした中心人物の一人。今でもシャルル=ダ・フールからの政権簒奪を画策している悪女。
◇シロウシ
サッピアの抱えている諜報・暗殺を司る集団極彩獣の男。白髪で色白。意外にも武闘派で荒事を司る。
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◇カッチェラ
シャーの舎弟その一。情報通で皮肉屋。
◇アティク
シャーの舎弟その二。優しく思いやりがあり、シャーにも割と優しい。
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◇シャルル=ダ・フール=エレ・カーネス
カーネス朝ザファルバーン国王。二代目。先王セジェシスが戦場で失踪したことから始まった内乱を制して王位に就く。
・実はその正体は、かつて青兜と呼ばれていた将軍であるシャー=ルギィズ自身。前王セジェシスの庶子であり長子。しかし、様々な理由から、主に義兄レビ=ダミアスが身代わりを務めている。




