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変人の起こり

 テレビに出演している芸能人は、一癖二癖ぐらいある方が面白いと思うのは僕だけだろうか?いや、そんな事は無いはずだ。

 僕の周りには、一発屋芸人みたいな奇抜で奇天烈なお笑いを好む者はいない。しかし、彼らに人を笑わせる意思がある以上、張本人はそれを面白いと感じているはずなのだ。現に、ああいう一発屋芸人は人から人へ伝播していって、今の今まで生き残っている。それは、愛されている証拠と言っていいだろう。

 そして、僕は幼い頃からバライティをよく見ていた。母の影響でアイドルの番組を見て、父の影響でお笑いのDVDを借りた。その節々に、変なのに面白い人たちがいた。僕は、彼らに元気付けられたと心の底から思っている。そして、恩返しとは違うが、僕もああやって誰かを元気づけたいという憧れがあった。そのような考えに至ったのは、おそらく、小学四年生の頃だったと思う。

 僕は、面白い人になりたい。そのために努力もしたが、ロジカルなお笑いは、学校では大きな反応を得ることができなかった。そこで、変な芸人になることにした。変な芸人は、簡単になることができた。なぜなら、周りはどこも変では無いからだ。普通から少しズレたことをする、それが変な人になる基本の考え方である。

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