表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

一度死んだ里

途中何度か修正等するかもしれませんがその時は、

その都度ご迷惑おかけします><

ちゃんとした?こういうファンタジーなお話書くのは初めてなので、

醜い点も多々あるかとございますが、

下手くそなりにがんばって更新していきたいと思います。

もしよろしければ最後までお付き合いくだされば幸いです。

ではご覧くださいm(__)m


この世界には、いくつかの神の里がある。


そして…

長い間、我里と行われていた戦争が終わりを告げる。

我主が死んだことによって、我々の里は滅び去る…


それから数日が経つ。

その里の生き残った、僅か数人で、里の復旧作業が行われる。

そして、更に数日経つ。

死んだはずの里が、もう一度、少しずつ息の根を吹き返していく。



死んだはずの里が蘇る…

その情報は少しずつ、他の神里にも知れ渡って行く。



白生ハクイ様!」

「どうしたの?そんなに慌てて??」

男が血相変えて現れる。

「これが落ち着いていられるものですか」

「だからなに?」

「こんな屈辱なことはない…」

「屈辱?」

「我里戦で負けたからといって、他の里の奴ら、我々の事を悪や魔族などと…」

白生はそっと微笑む。

「勝った者が正義なら、負けた者は悪で魔族か…」

「白生様…」

「まぁ…正論ではあるね?」

「ですが…こんなの私は納得いきません。我里は伝統ある神里です」

「ふふふ」

白生は笑う。


「白生様?」

「面白い…」

「ぇ?」

「上等じゃない…奴らの言葉に耳を傾け、悪者(魔族)にでもなってみる?」

「どういうことですか?」

白蛇ハクジャ(里)の名は捨て、神の名も捨てる」

「え!?」

「今から我里は魔喇マラと名を変え、新たな里に作り変える」

「ですが、それは今までの我里の歴史や伝統、先代達を汚すことに…」

椿ツバキ、勘違いするな?」

「は?」

「確かに、滅んだ里の残された者が出来ることは、それ等の意思を受け継ぐことだ」

「ですから…」

「ただし、我々のやり方でね?今の歴史を作るのは先代ではない。我々だ!…違うか?」

「…おっしゃる通りです。しかし何も自ら悪(魔族)にならなくても…」

「正義や悪なんて小さな問題よ…」

「ぇ?」

「そんなこと誰かが決めることじゃない」

「…」

「そもそも、神や魔族なんてモノ、最初からこの世に存在しないのよ?」

「どういうことで?」

「皆所詮、同じ肉の塊よ。種族に拘るのはただ、他とは違う何かを求めているからか…」

「種族が違えど、皆同じ生き物だと?そういうことですか?」

「そう。だからこそ、悪(魔族)の中にだって正義がある…」

「悪の中の正義?」

「椿、覚えといて?種族の違いに、隔てなんてないってことを…

だから、種族の違いなんて、それほど重要じゃない」

「…」

「それより、これから、我々が何をするか…それが重要なんじゃない?」

「白生様…」

「白蛇の名を捨て、新たな命(里)として生まれ変わる」

「…」

「そして、その中で自分達の正義を貫く…我々の歴史は、我々で作る!」

「はい!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ