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つよがり

作者: ろっこ

女ってのはなんでこうも時間がかかる生き物なんだろう?


生物学的に言えば、競争の螺旋にいるオスに比べ、「待つ」ことに時間を使うのはメスのほうじゃないのか?

狩りにでたオスを、交尾のための決闘を、いつだって待っていたはずなんだ。

それが今や逆転している。男尊女卑に対するアンチテーゼか?

そんなくだらない考えをめぐらせていると後ろから声が聞こえた。


ほらっ次行くよ。


こんな調子でもう5店目である。服なんてどれ買っても一緒だろ、大事なのは中身なんだから。

こんな綺麗ごとで彼女たちの購買意欲を削ぐことはできるわけもなく、3人の乙女に振り回されっぱなしである。


傍からみれば、3対1の羨ましいシチュエーション。

実際俺もまんざらでもなく、他人からの羨望の眼差しには、心をよくしていた。


どんなに悪態をついたって結局は彼女たちは俺を頼りにしている。それだけは確信を持っていえることであり、それが今俺がここにいる理由なんだろう。


モテるやつとモテないやつ。

つまりはそういうことである。


遺伝子に優勢と劣勢があるように。生まれながらにして選ばれる方、残していくべき方は決められちゃってるわけ。種族保存という本能からの指令には抗えないってこと。


諦めるしかないよ、みなさん。

どう足掻いたって世の中には2種類の人間しかいないだよね。



荷物をもつ奴ともたない奴の……。



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