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興味

 私は、「無条件に善意を振りまく人間が苦手」。

 その善意には何か裏があるんじゃないかって勘ぐってしまうからだ。

 きっとそんなことはない。そんなことを思うのは、私がひねくれているから。

 いくらそう言い聞かせても、つい向けてしまう疑いの目は消えない。

「馬鹿らしい」って、正直、自分でもそう思う。

 だけど、いくらこんなことはやめようって言いきかせても、やめられない。

 悪い私が、いつまでも「この人だってどうせ私の力が目当てだ」、「人が人を助けるのは偽善でしかない」、「誰も信用できない」って言い聞かせてくる。


「……。」

「いや、そんなことはない」

「だって一人だけ例外がいるじゃないか」

「レイラ・ユリウス。あの子だけは偽善なんかじゃなく、ただ『私を助けたいだけなんだ』ってのが伝わってきた。」


 ……。

 私、初めてこんな気持ちを抱いたんだよ。

 初めて…「人に対して興味を持った」。



 レイラ……。


 あなたはいったい何を考えているの?


 あなたは過去にどんな体験をしてきたの?


 なんで、「私を助ける」という行動を起こしたの?


 自分が怪我しても、危機的状態に陥っても、なぜそれを続けるの?


 知りたい。


 知りたい。


 あなたについてもっと知りたい。


 例え、綺麗なものじゃなくたっていい。


「どれだけ汚れたって、構わない」。


 だから……。だからね……。



「イリス?」


 私は、声を呼びかけられハッとする。

 綺麗な紫の瞳と綺麗なピンクの髪。年相応のかわいらしい顔立ちが私の顔を覗き込んでいたからだ。


「な、なんでもない!」


 私は即座に反応する。



「大丈夫?」


「ごめん。ちょっとボーっとしてて」


 今まで、考えていたことを頭の隅に押しやり、目の前の戦いに集中する。

 考えるのはこの戦いが終わった後でいい。


「……レイラ、いつもありがとう」


 聞こえないよう、私はそう小声でつぶやいた。


短いですが、続きの投稿です。

ここ数カ月、僕のメンタルが病んでおり続きが投稿できずにいました。


大分、持ち直してきたので少しずつ続きを書いていこうと思います。

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