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今度こそちゃんとしたお家デートをしたいんです……

クッキーを作るのはこれで初めてという訳では無い。

エーデルワイスの襲撃前に確か、イリスの前で作ってみせたはずだ。

なぜもう一回同じことをしようとしているかというと、イリスに多少なりとも料理への興味を持ってもらうためだ。


「んで、レイナ。クッキーを作るために私は何をしたらいい?」


まぁ当のイリスも目を輝かせすでにウキウキモードだが……。


(なんだか、だんだんイリスの扱い方が分かってきた気がする)


「えーっと、じゃあ持ってきたそこの袋開けて、中に入ってる薄力粉をふるってくれる?」


「ふむ。分かった」


そう言うとイリスは粉の入った袋に手を伸ばし……思いっきり袋をこじ開けた。


「ちょ、力が強……」


ボフッと音がし、思いっきりこじ開けられた袋から粉が辺りに舞い上がった。


「ゲホゲホ。とりあえず開けたよ、レイラ」


「思いっきり粉が舞っているんですが!!ていうか大丈夫?」


「この粉ごときでは私はやられない」


「自慢げに言ってますがそういう意味じゃなくてですね!」


仕方がないのでイリスに濡れたタオルを渡し、若干白くなったイリスの顔を拭いてもらうことにした。

その間に私は別に作業に取りかかることにした。砂糖を入れたバターと卵混ぜ合わせる。途中で混ぜる作業はイリスに変わってもらいながら生地をつくりあげていく。


「だいたいこんな感じでいいかな」


「これってどれくらいの量なの?」


「んー、大体30枚くらいになるかな?もしかして多かった?」


「いや全然。むしろちょうどいいくらいだよ」


「なら良かった」


生地を冷やし固まってきたらクッキーの形にするべく、型を取っていく。

オーソドックスな丸以外にも三角や四角などの形も作ってみた。

この作業に関してもイリスも楽しく行うことが出来ていたようでよかった。


ちなみにクッキーには真ん中に穴を開け、そこにジャムを入れてある。

ここに関しては前回と違う点といえるだろう。

そんな感じで出来上がったクッキーを釜戸に入れ、焼き上げる。

そしてしばらくすると……


「おぉ……」


釜戸から取り出すとものの見事に焼きあがったクッキーが出てきた。

それを見たイリスは感嘆の声をあげる。

上手くいかないことも想定していたが、そういったこともなく無事焼きあげることが出来た。


「ものすごくいい感じに焼きあがったね」


「すごく美味しそうに焼きあがって……熱っ!!」


クッキーを掴もうとしたイリスの手が引っ込む。

取りだしたばかりだから、まだ掴むには早すぎたのだろう。


「まだ出来上がったばかりだからもうちょっと冷ました方がいいかも」


「うん。分かった」


共同作業で作ることのできたクッキーだけど、無事焼き上げることが出来た。

イリスも嬉しそうで何よりだ。


「あ、そうそう。これ」


私は何かを思い出し、ポケットから紙切れを取り出す。


「なにそれ?」


「今日作ったクッキーのレシピを取り纏めておいたの。もしまた作りたくなったら行けないと思って」


イリスはレシピの書かれた紙切れを受け取った。


「うん。ありがとう」


まぁ、この紙切れからまた騒動が起こることになるんだけど……これはまた別の話……

更新が大変遅くなってしまい申し訳ないです……。3週間くらい空いちゃったよ……。

これからも更新し続ける予定ですので見放さず、見届けて頂ければと思います。


そして、ここからは2章を完結するために走り抜けて行ければと思っております。よろしくお願いします。

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