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第13章:アイスランド語の文字と発音(10):二重子音(にじゅうしいん):その1

 音声データは、「Colloquial Icelandic - CD 1 - 07 - Consonants - double and clustered」を聴いてください。


 ★  ★  ★  ★  ★


 アイスランド語の二重子音は単一子音の2倍の長さの発音になります。


 ようするに、「2倍の長さ」というのは、発音全体にかかる時間について、「発話される秒数が2倍になるよ。」という意味合いです。


 ★  ★  ★  ★  ★


 [bb] pabbi パッビ 

→ ♪ 「pabbi:パッビ」は、アイスランド語で、「パパ」。


 [gg] Maggi マッギ 

→ ♪ 「Maggi:マッギ」は、アイスランド語で、「腹・胃」。


 [rr] Snorri スノッり 

→ ♪ 「Snorri:スノッり」は、アイスランド語で、「スノッリ(= 人名のひとつ)」。


 [mm] mamma マンマ 

→ ♪ 「 mamma:マンマ」は、アイスランド語で、「ママ」。


 ★  ★  ★  ★  ★


 アイスランド語の一部の「促音そくおん(= つまり、小さい『っ』が間に入る音ですね。)」は、単音とは発音が若干異なります。


 1.「ll(= LL)」は外来語や愛称(※)を除き「tl(= トゥル)」と読みます。はじめの「L」を、「T」に読み替えて発音します。

 

(※)= 余談になりますが・・・ここでいう「愛称」とは、英語では「Pet name(= ペット・ネーム)」といい、家族間や恋人どうしの間で使用される、ごく親しい間柄での呼称のことを指します。

英語では、「ダーリン」「スウィーティー」「ハニー」なんかが、それに相当しますね♪)


 単語の例:


 ♪ 「stóll:ストウトゥル」→ アイスランド語で、「椅子」。


 ♪ 「bolli:ボトゥリ」→ アイスランド語で、「カップ(=英語の「cup」です。)」。


 ♪ 「milli:ミトゥリ」→ アイスランド語で、「あいだ」。英語の「betweenビトゥウィーン」に相当します。


 ♪ 「tröll:トゥれットゥル」

→ アイスランド語で、「トロール」。これは、英語では「trollトゥロール」といいまして・・・北欧伝説における、山や地中に住んでいるといわれる巨人や小人のことをいいます。


 ♪ 「Páll:パウトゥル」→ アイスランド語で「ポール= 人名。英語の『Paulポール』に相当します。」


 (※)上記の「ll(= LL)」の並びにおける、読み方の例外にあたる単語は、以下の通りです。

 これらは、つづりどおりに、素直に「LL」と発音してください。


 ♪ 「 bolla:ボッラ」→ アイスランド語で、「カップ」ですが、上に出てきた「bolli:ボトゥリ」が、語形変化したものになります。このように、同じ単語でも、発音が異なってしまうケースがあるところも、アイスランド語における、やっかいな点ではありますね・・・。


 ・・・とりあえず、本日はここまでにします。


 続きは、また後日。


 とにかく、この「文字と発音」は、これから順番に紹介していく、すべての言語での「最初の壁」となりますから、あせらず、じっくりと時間をかけて、腰をすえて、本当に少しずつでいいですから、しっかりと確実に身につけていきましょう。


 といいますのはね・・・


 のちに、この先、皆様全員を、てぐすね引いて、「いまかいまか」と待ち受けております、『例文音読』『例文暗唱』の段階に、いざ入ったときに、ここをおろそかにしてしまった方は、その後、なかなか順調には前に進んでいきませんのでね・・・。


 m(_ _)m

 

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