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とりあえず…

気持ちよく目覚め、いよいよ本格的に次の行動を考えようとしたときそれは起こった。


グゥー。


そう、俺のお腹がなったのである。


そういえば転生してから水しか飲んでいない。そりゃお腹も空いてしまう。


店長時代は大抵スープ用の生卵とご飯でたまごかけご飯をつくり30秒くらいで掻き込む毎日だったが、あいにくここにはそんなものは存在しない。


どうしたものかと考えていると、


「あら、君お腹が空いてるの?」


月夜に聞かれていたらしく少し恥ずかしくなる。


「実はしばらく何も食べてなくて…まだ所持品も何もないしね」


そう言って自分の状況の崖っぷち感に思わず笑ってしまった。


そうだよな、生きる最低ラインのインフラがまだ整っていないのだ。


なかなか厳しい状況である。


とはいえとにかく何か食べ物を探さないと。


「月夜、とりあえず食べ物を探しに外に行こうか。」


「わかった、君のためなら私頑張っちゃうよ」


笑顔で答えてくれる月夜。


「あ、でもその前に私が封印されてた部屋にちょっと寄っていい?渡しておきたいものがあって。」


ん?何だろうか。よくよく考えると扉に触れた瞬間に気絶したからあの部屋に何があったのかよくわかってないのだ。


「大丈夫だよ。何があるのか知らないけど時間は沢山あるし。」


「ふふーん。良いものとだけ言っておくよ。」


そんなこんなでとりあえず封印部屋へ向かったのだった。




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