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190 いつでも電波は受信してくれ。


 さて、最後はこの俺、神住久遠かみすみくおんのモノローグで締めくくろう。


 今日一日、俺の脳みそがパンクしちまいそうなほどの出来事がてんこ盛りだった。

 脳を少しでも沈静化させるべく、俺は家に帰ると飯を食わずにベッドで横になった。

 目を閉じると、いきなり桜木さくらぎさんの顔が浮かんできたのだが、それを押しのけるようセレスの顔が浮かび上がる。しかし、一番最後にデーンと待ち構えているのは忍者の顔だった。

 はぁ……。これだけ色んな事があった中で、一番俺にショックを与えたのが、忍者のキスだって言うんだから、俺の変態性は我ながら参ったもんだよ……。

 

 ――まてよ……。男同士でも結婚できる国があるんだよな?


 そんな事を思ってみたが、数年後に思い返した時は、悶絶して苦しむ思い出になることだろう。こうやって黒歴史ってやつは作られていくもんだ。

 兎に角、俺は疲れていたので、悩む間もなく眠りに落ちていった。

 脳は睡眠中に記憶の整理をするという、俺のカオスな今日の記憶をきっちり整理整頓してもらいたい。けれど、絶対に忘れたくはない。

 そう、俺にとって今日という日は、生まれてきて一番の記念日のようなものなのだから……。どれだけ恥ずかしくても、みっともなくても、忘れずに覚えておきたいのだ……。

 そして俺はただ静かな闇の中に精神を浸すのだった。



 ※※※※


 人生は続く。別れと出会いを繰り返して、人生は続いていく。

 学生の人生は、基本的に学校に行くことだ。


 んなわけで、翌朝の始業前の教室で、俺は学校で向日斑むこうぶちに忍者が修行に旅立ったことを説明した。

 その言葉を聞いた瞬間、向日斑の口からなにか白い気体のようなものが出て行くのが見えた気がする。きっとあれはエクトプラズムに違いない。

 魂を抜かれてしまった向日斑は、暫くの間虚空を凝視し続けていたが、ふと我に返ると。


「ウォォォォォ! な、七桜璃なおりさぁぁぁぁぁぁん! ウホォぉォォォォl!!」


 と、教室の窓を全部叩き割りそうな咆哮を上げながら、目からは大粒の涙をボロボロと流し胸をドンドコドンとドラミングし始めた。

 人間という皮を脱ぎ捨てて、いま向日斑は一人の、いや一匹のゴリラとしてショックを表現しているのだ。

 その様子は何も知らない人から見れば、滑稽かつ奇妙なものに違いなかっただろう。しかし、俺にはゴリラの、いや向日斑の気持ちが嫌というほど理解できる。

 気が付くと、俺は無意識のうちに、向日斑と並んで『ウォォォォォ!!』と叫びながら、ドラミングを始めてしまっていた。

 『二匹の野生ゴリラの慟哭』と名づけられたこの出来事は、数年ほど学校中の噂になることになる。



 ※※※※


 今日ほど、授業が頭に入らない日もなかった。

 じゃあ、普段はちゃんと授業を頭に入れているのかと聞かれると、それはノーコメントとさせいただく。

 

 さて時間も流れ、流石に放課後にもなると、向日斑は表面上落ち着きを取り戻していた。

 とは言え、いつもは食後のデザートとして三房は食べていたバナナを、一房しか食べなかったのだから、まだショックは癒えていないに違いない。

 おいおいマウンテンゴリラほどだった大きな向日斑の背中が、まるでチンパンジーくらいに小さく見えやがるぜ。


「まぁ、一生会えないわけじゃないんだからさ。暫くしたら、帰ってくるんだぜ?」


 と言ってみたものの、その言葉は自分自身にも言い聞かせるためのものだった。

 二人の男子高校生をここまで魅了した、忍者(男子)……ああ、なんと罪作りなことか。

 しかし、別れを悲しむのが一人ではなく、二人だというのは、精神的に少し楽な気分にさせてくれる。

 悲しい別れの気持ちという名の荷物も、二人で分けて背負えば少しは軽くなるというものだ。

 そんな悲しみを背負った男子二人が、下校するために校門に向かってトボトボ歩いていると、砂塵と共にけたたましい声が耳に飛び込んできた。

 それが何なのかは大方予想がついている。

 遠目に見えるのは、一人が何処ぞの中学の制服、もう一人が何故か着物姿。そうなればもうその予想は確信へと変化する。



「お兄ちゃァァァァァァァァん!!」


「ゴリダ〜リィィィィィン!!」


 そう、我先にとばかりにこちらに突進してくるのは、一人は花梨かりん、そしてもう一人は……七桜璃の姉である花咲里かざりだ。

 向日斑の話によると、いつの間にか強引に花咲里は向日斑家に居候しだしているらしい。


「何かな、いきなり百万円を叩きつけて、これで家に置いてくださいまし〜。とか言い出してきて、本当に焦ったよ」


 と、向日斑は困り果てた顔で語っていた。

 その百万円の出処は、間違いなく蛇紋神羅じゃもんしんらからに違いない。

 向日斑家では、花咲里は猫をかぶっているらしく、大和撫子な女子で通っているらしい。しかし、一歩外に出れば、この有様だ……。

 しかし、ゴリダーリンって……。まぁ向日斑の事を呼んでるってことは、考えるまでもなくわかるのだが、その呼び方ってどうなのよ……。

 俺がコンマ数秒の間にそんなことを考えていると、既に二人はマッハの速さで目前までに迫っていた。

 その鬼気迫る迫力たるや、俺はオシッコを漏らそうになるのを必死でこらえていた。(最近漏らし癖が付きそうで怖い……)

 二人は突進する寸前で地面を蹴りつけて同時にジャンプした。そのジャンプの着地点は、向日斑の胸の中。だが、このゴリラの胸の中に収まるスペースは一人分しか無い。ゆえに、二人は空中で肩をぶつけ合い、磁石のS極とN極が弾かれるように吹き飛んだ。

 しかし、二人共常人を遥かに凌駕する身体能力の持ち主である。瞬時に体勢を建て直してみせると、わざとらしくぶつかった肩を、まるで汚物でもついていたかのように執拗にはらってみせる。

 その仕草に、二人は同時に『カチーン』ときたようで、一瞬睨み合ったかと思うと――即座にバトルがスタートした。

 まず最初は舌戦。


「何よ! なんでアンタがお兄ちゃんに抱きつこうとしてるの! 意味分かんないんですけどぉ―!」


「はぁ? 兄妹で抱きしめあうとか、そっちのほうがわからないんだけどー!」


「兄妹はそうやって愛情を確かめ合うものなんだからね! そうだから!」


「そんなの誰が決めたの!」


「べーっ! わたしが決めましたーっ!」


「何時何分何秒に決めたのよ! 言ってご覧なさい!!」


「五月蝿い! ばーか! ばーか!」


「馬鹿って言ったほうが馬鹿なのよ! このばーか!!」


 まさに子供の口喧嘩そのものだった……。

 ひとしきり、インテリジェンスというものが微塵も感じられない舌戦が続けられたが、拉致があかないと思ったのか、次は格闘バトルのスタートである。

 その口火を切ったのは、花咲里の異能力サイキックだ。

 空間に込められた力が、花梨の足元を吹き飛ばす。いや、これは本当ならば花梨自体を吹き飛ばそうとしたのだろう。だが、その花梨はすでに中空を舞っていた。

 花梨はジャンプ一閃から華麗なバク転を決めると、間髪入れずに渾身の拳を花咲里に向けて放つ。その拳は容易く音速を突破し、衝撃波となって花咲里を襲う。しかし花咲里は大きく身をかわすのではなく、ぎりぎりの間合いで見切ってみせる。衝撃波は花咲里の頬をかすめると、校門の塀を粉々に破壊した。

 

「あら、残念。馬鹿の攻撃は当たらないようになっているのよ」


「うっさい! ばーか! お兄ちゃんはわたしのものなんだからね!!」


 続いて、はた迷惑な攻撃の二発目が繰り出されようとした刹那、二人の足は地面を離れて空中をバタバタをさせることになる。


「何やってんだよ、本当にもう……。お前ら二人共大馬鹿だよ」


 向日斑がまるで子猫を捕まえるように、二人の襟首を捕まえて持ち上げたのだ。

 その言葉に、二人は一瞬それこそ怒られた猫のようにシュンとなったのだが、


「お兄ちゃん聞いてよ! この女、事もあろうにお兄ちゃんに抱きつこうとしたんだよ! 死刑だよ! 死刑!」


「何を言うの! 愛しあう二人が、愛を確かめるように抱きしめあうのは、至極当然のこと! ねぇ、そうでしょ、ゴリダーリン!」


 またもや、終わることのない舌戦を繰り広げ始める。

 ゴリダーリンこと向日斑は、地獄の底から湧き出てくるような深い溜息を吐き出すと、この二人をどうしてやるべきか眉を歪ませた。

 

「おいおいモテモテだな、ゴリダーリン」


 俺は茶化すように声をかける。


「五月蝿い! お前こそ、ほれ」


 向日斑は右手に捕まえてる花梨かりんごと持ち上げて指差してみせる。

 そこには胸元に手をおいて、上目遣いでモジモジとしながら頬を赤らめている少女が一人。

 うむ? 俺に純情可憐な女子の知り合いなどいない。そう悲しいかな、俺の知り合いの女子というものは、基本的に人外じみた奴らばかりなのだ。

 だが、その特徴的なシルエット、そう金髪ツインテールを見間違うはずはない。

 

 

 そう、俺の彼女『金剛院こんごういんセレス』だ


 まさか、昨日から今日までの間に、純情可憐な乙女にジョブチェンジしたのか!?

 恋というものは、人を変えてしまうというのは、まさに本当だったのか!?

 俺が疑心暗鬼気味に小さく手を振ると、セレスは首を少し傾げて胸元で小さく手を振り返す。

 それはまさに清純可憐な乙女そのものの仕草だったのだが、金髪ツインテールはまるで散歩を待っているワンちゃんのように元気よく上下に揺り動いていた。


 ――今更ながら、あの金髪ツインテールはどうなってんだ……。まさか、謎の生物が寄生してるのか!? 


 セレスは小走りでこちらに向かってきては、俺の前で立ち止まり会釈をする。


「昨日ぶりですわ、神住かみすみ様……」


 セレスはそこまで言いかけて、一度言葉を止めた。

 どうかしたのかと、俺が訪ねようとした時、セレスは顔をさらに赤く染めて、俺を目を見つめながら口を開いた。


「あの、その……久遠くおん様」


 ズギューン!


 そんな効果音が、俺の心の中に響いた。

 そう、俺は今まさにハートを撃ち抜かれてしまったのだ。

 ああ、彼女、彼女にファーストネームを呼んでもらう。こんな、こんな事が、ここまで俺を感動させてしまうとは……。恐るべし恋心! 恐るべし恋愛! ああ、どうしよう。鏡を見るまでもなくはっきりとわかる。俺は今確実に赤面している!!


「あ、あははは。なんだ、なんだろう。この気恥ずかしさは……。あ、あはははは……」


 もう笑ってごまかすしか無かった。それ以外何をしていいかさっぱり検討もつかなかった。

 それにあわせるように、セレスも口元に手を当てて厳かに笑って見せていた。

 その手を見て、俺はふと思った。思ってしまった。

 

 ――うん。手を繋ぎたいな……。


 恋人同士というものは、手を繋ぎ合うものだと、風のうわさに聞いたことがある。そんなものは、都市伝説であり、俺には関係無いものだと思っていたが、今まさにその時がやってきたのだ。

 俺は熱に浮かされたように、朦朧としたままセレスに手を差し伸べる。

 セレスは一瞬その差し出された手の意味がわからないでいたが、すぐに意味を理解してくれたのか、頭の上から蒸気をポッポーと機関車のように吹き出した。

 セレスが俺の方を見つめる。


『いいんですの?』


 目がそう問いかけている。

 俺は目で答えてみせる。

 俺とセレスの手が、後一センチで触れ合う。そして繋ぎ合わされる。

 後一ミリ……。


「恥ずかしいですわあああああああああ!」


 繋がれたかと思った手と手! だが現実は違っていた。

 俺の差し出した手ではなく、セレスは俺の手首を掴むと、柔術の技で投げ飛ばしてくれたのだ。ドスンと鈍い音がして、俺は背中から地面にたたきつけられた。

 咄嗟に受け身が取れれば良いのだが、俺は花梨たちとは違い、常人並みの運動神経しか持ち合わせていない。


「ぐはっ」


 口から胃袋が飛びだしてしまいそうな激痛に耐えながら、地面の上を痛みのあまりゴロゴロと転げまわった。


「か、神住様ァァァァ! わ、わたくしとしたことが、恥ずかしさのあまりとんでもないことを……」


 いつの間にやら、呼び方もいつもの様に名字に戻ってしまっている。

 セレスは俺の身体を地面から引き起こすために手を指す出す。

 紆余曲折ありながら、えらく実用的な事で、俺とセレスは手を繋ぐことが出来た。ってこれは、恋人同士の手の繋ぎ方とは、かなり違うんじゃねえのか……。


「あんたら校門の前で何騒いでるのよ。邪魔だから今すぐ土に還りなさいよ」


 この憎たらしいフレーズ。振り向いて顔を確認しなくてもわかる。そう、冴草契さえぐさちぎりだ。


「あ、あの……。大丈夫ですかぁ〜?」


 そしてこの声も、確認する必要なんて無い。


「おう! 大丈夫だよ、桜木さん」


 俺は元気に言ってみせる。実際のところまだ足元がふらついているのは秘密だ。

 桜木さんと顔を合わせたら、無理矢理でも元気に挨拶をしようと、これだけは心に決めていた。。そうやってハイテンションで第一声を繰り出さないと、なんかダメになってしまいそうな気がしたのだ。

 

ひめ、コイツは馬鹿なぶん身体は丈夫にできているから、心配なんてしなくていいんだよ」


「え? そ、そうなのぉ〜?」


 桜木さんとこの時初めて目を合わせた。

 が、そんな問をされてどう答えれば良いのやら。『はい! 馬鹿だから大丈夫だぜ!』とでも答えれば良いのか……。

 

「はいはい、そんなところにいると、馬鹿が感染っちゃうからこっちにきなさい」


「もぉ〜。ちーちゃん、人のこと馬鹿馬鹿言ったらダメだよぉ〜。メッ!」


 桜木さんは、グーで殴る素振りを見せる。勿論これはポーズだ。うん、可愛らしい。

 こんなかわいらしい子を、俺は昨日振ってしまったのだ。

 兎に角、心の中はわからないけれど、元気にしていてくれるので、俺は一安心出来た。

 想像だが、きっとこの子憎たらしい空手バカ一代女が、桜木さんの精神的にフォローししてあげたに違いない。そしてこの予想はきっと当たっている。

 冴草契……。俺はさんざん酷い目似合わされてきてはいるが、この女の誠実で騎士ナイトのような、頼りがいのあるところは認めているのだ。さらに言えば、桜木姫華に対するときは、この世の誰よりも、頼りになる存在だといえる。


「何? 何見てるのよ! やめてよね、ホントに馬鹿が感染ったらどうすんのよ!」

 

 まるでゴミ虫でも見るような、蔑んだ眼差しを、冴草契は向けてくださった。

 くっ、心の中で褒めてやったというのに、殴りたい。本当に殴りたいぜ……。


「えぇい! 聞き捨てありませんわね! 神住様は断じて馬鹿ではありませんわ! 馬鹿と言うには、ああいうのを言うんですのよ!!」

 

 俺と冴草契の間に入ったセレスは、ビシッとある人物を指差して見てる。

 その指さされた場所に立っていたのは……。


「アーッハッハッハッハ! 蛇紋神羅様であ~~る!! うむ、久々の出番なので、敢えて自分から名乗ってやったわ!アーッハッハッハッハッ!!」


 後にそのまま倒れてしまうのではないかってほどに、身を仰け反らせた蛇紋神羅は、数少ない出番を逃すものかとばかりに、どでかい声を張り上げていた。そして、案の定後にすっ転んだ。


「大丈夫ですか、蛇紋様!」


 光よりも早く蛇紋の身体を支えてみせたのは、禍神真宙かがみまひろ君だった。


「ふっ……。大丈夫に決まっているだろうが! それどころか、先程はあの体勢から月面宙返りを決めるところだったというのに、余計なことをしおって!!」


「そ、それは失礼致しました……」


 ちなみにだが、この蛇紋神羅の身体能力は平均以下だ。月面宙返りは疎か、でんぐり返りすらできるかどうか怪しいところだ。

 その行動を見て、ここに居る一同は満場一致で、蛇紋神羅に《馬鹿》の称号を与えていた。

 

「ふん! 何だ何だ、校門の前でイチャイチャとしおって! カップルか! きさまらみんなカップルなのか!」


 確かに、言われてみれば蛇紋神羅を除いて、ある意味カップルが成立していると言えなくもない。

 俺とセレス。

 冴草契と桜木姫華。

 向日斑と花梨&花咲里。

 うむ、突っ込みどころが多数あるけれども、カップルが成立してしまっていると言えなくもない。

 これで蛇紋もカップルが成立してしまった日には、そのまま勢いで最終回に雪崩れ込んでもおかしくない状況だ。


「まぁ、とは言え、真宙くんは男だしな」


 おっと、心の中の声をついつい口に出してしまっていた。

 その言葉を聞いて、蛇紋は不思議そうな表情を俺に向けた。


「何を言っている? 禍神は女だぞ?」


「は?」


 俺たちの頭上に大きなクエスチョンマークが浮かび上がる。


「あ、はい。男子校に入るために男装しておりますけれど、女です」


 真宙君、もとい真宙さんは、あっさりと何事もないかのように、トンデモナイことをカミング・アウトしてみせた。

 その刹那、俺達の頭上にあったクエスチョンマークは、エクスクラメーションマークへと変化した。


「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」


 その場に居た全員が口をそろえて絶叫した。


 

 おしまい。



 ん?


 本当にここで唐突に終わるのかって?

 突然の出会いがあるように、別れも突然だと相場が決まっているもんだ。


 俺とセレスがどうなるのか?

 修行に行った忍者は?

 向日斑の三角関係は?

 桜木姫華と冴草契は百合の道へと進むのか?

 蛇紋神羅と真宙君、もとい真宙さんの関係は?


 疑問は尽きないだろうが、安心してもらいたい。

 その物語は、電波テレパシーで、みんなのもとに届くに違いないのだから。

 そう、だから……。


 いつでも電波テレパシーは受信状態にしていただきたい。



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