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プロローグ

 拝啓、日本からの来訪者よ。私の名は山田太郎、偽名でもないなんでもない本名である。日本では、よく馬鹿にされたりしたが、今では良い思い出である。


 あなたが、この世界に何時来たかは分からないが、この世界を楽しんでいるか?この世界には、日本にはいない獣人やエルフ、ドワーフなど多種多様な人間が住んでいるし、魔法やレベル、沢山のスキルなどがある。また、この世界には魔物や聖獣、ドラゴンが存在し、それを狩る冒険者ギルドや商人ギルドなどもある。


 私が退屈な日本からこのファーミリアンに来たのは、今から30年前16歳のときであり、来た当初は、右も左もわからない状態で四苦八苦したが、とても楽しかった。また、大切な仲間や恩人等の力を借りて、ドラゴンや魔物などと命懸けの死闘をしたりた。


 日本からの来訪者よ。汝が、これからのファーミリアンの生活の参考になるように、私の物語をここに示しておこうと思う。この本は、日本からの来訪者しか閲覧する事ができない魔法をかけて、シャンド帝国の大図書館に措いておこうと思う。


 最後に、汝には日本では体験出来ない楽しい出来事や、試練が待ち構えていると思うが、精一杯この異世界を楽しんで欲しいと思う。




                                   聖龍暦856年 青の月

                                         山田太郎


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