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悪魔と天使の言う通りに…ね?〜天使ト悪魔ノ囁キニ傾聴セヨ〜  作者: お汁粉パンチ
カラゴ市編

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第15話 祝いの宴

 市を覆う城壁、その中に入った時から見えていたもう一つの壁。

 この街の偉い人が住んでいるんだろうと思っていたその場所、そこへ今足を踏み入れていた。


「冒険者ダン…貴殿は敵軍へ大打撃を与え、親玉である魔王軍四魔将フライトを討ち取った」


 ここはカラゴ家の邸宅…いや、城内にある謁見の間だそうだ。

 もはや一国の主なのではと思うほどに、贅の限りを尽くした場所。

 その主人と思われる男は、地面に跪いた俺達を見下ろせるぐらい高く設置された玉座に腰掛けていた。


 …今、四魔将って言わなかった?

 いやその存在は知らないけどさ、魔王軍の4人ってまるで四天王みたいだ。

 

 そんなに大物だったのか…人質のことを考えなければもっと楽に倒せそうな相手だったし、小物っぽい口調だったから全く思わなかった。

 助けた2人は知っていてそれを報告した形なんだろうけど、じゃあ顔が出回るぐらいには大物だった?

 …流石に今の空気の中、それを聞く勇気は俺にはないけども。


「此度の活躍、誠に見事であった。

その功績を讃え、カラゴ家は貴殿を銀級冒険者へと推薦する」


「はっ、有難き幸せッ!」


 そう、今は緊急依頼の件で活躍した人間へと褒美が送られていた。

 というか活躍はしたと思うけど、なんで領主の館でなのだろうか?

 別にギルド経由で報酬を渡せば良いのでは?なんて思ってしまうけど。

 口にしたら…首が物理的に飛びそうなので言わないが。


「それではカラゴ家現当主、ボルナ・カラゴ様より御言葉を頂戴させていただきます」


 話している司会役?の執事の人から、玉座に座った男へとボールが行く。

 そう大体喋っていたのは、当主ではなく進行をする執事だ。

 当主の人がペラペラと喋ってたら威厳が無くなってしまうからかな?


「皆の者、この美しく先祖代々受け継いできたカラゴの街をよくぞ守ってくれた。

まずはエーデル、アラン…良くぞ軍をまとめ上げ、脅威に立ち向かってくれた。

礼を言おう」


「カラゴ家の騎士団長として、当然のことをしたまでです」


「カラゴ家から、冒険者ギルドへ頂いている日頃の支援の賜物かと」


 そんな騎士団長とギルマスへ名指しの礼が送られた。

 あっ、冒険者ギルドって国とかからお金貰ってる組織なんだ。

 じゃあ日本でいうNPO法人とかそんな感じなんだろうか?

 だったら今回のは、地域貢献したNPOの代表が市長から賞を貰った感じか…なら納得かもしれない。

 こうやって招かれて、大掛かりに表彰されるのは。


「それで冒険者…ダンと言ったか?」


「は、はい」


「あの戦場で一番活躍したそうだな?

礼を言おう」


「も、勿体なき御言葉」


 …びっくりしたぁ。

 なんで俺まで突っ込まれるんだ…って思ったけど、そのまま他のメンバーにも触れていく。

 どうやら全員の名前を呼んで表彰するのが決まりらしい。

 そうなると、少し裏返った声で返答してしまったのが顔を押さえたくなるぐらい恥ずかしいんだけど…。


「ではこれにて、恩賞の儀を終了するっ。

夜にはこの戦闘の勝利を祝う祝賀会もある故、楽しんでいって欲しい」


 そうして領主が謁見の間から立ち去り、この儀式は終わったのだ。

 はあ………疲れた。

 なんか戦闘よりも緊張したかもしれない。


「それでは、こちらで祝賀会の衣装を用意させて頂いておりますので、別室までご案内致します」


 …まだこの緊張した空間は続くらしい。

 ああ、帰りたい。

 マナー違反で処罰とかされないかな?

 

「お似合いですよ」


「あ、ありがとうございます」


 そうして袖を通した衣装は、いわゆる燕尾服という感じのものだ。

 目の前のメイドさんに着替えを手伝ってもらう恥ずかしさも、この緊張感の中では霞んでしまう。

 こんな正装…成人式以来かもしれない。


「馬子にもなんとやらだね」


 そんな言葉を正面に浮かんでいるルシェは溢す。

 それは…褒め言葉なのか?

 まあ髪型までセットして貰ったし、変わっているとは思うけどさ。

 

 というかメイドさんってなんでも出来るんだな…。

 家事もこなすし、こんなスタイリストみたいな仕事までさえも完璧に…。

 

「この扉の向こうが会場となります。

それではごゆるりとお楽しみくださいませ」


 そうして開かれた扉の向こう、そこはまるで…別世界だった。



「まあ、異世界ではありますし別世界でも間違ってはないですね」


「…そのツッコミは野暮じゃない?」

 

 …意図せずに言ったダジャレを拾われた時の気分だ。

 そんなセフィのツッコミは置いておいて、目の前の空間へ意識を移していく。

 


 天井から幾つもぶら下がったシャンデリア。

 それによって電気はまだ無いはずなのに、まるで昼かと思うほどに明るく照らされている。

 壁には謎の絵画や、高そうな壺で幾つも並べられ…そのコレクションが家の力を示しているんだろうか?

 

 そんな会場には、色とりどりで豪勢な料理が並べられていた。

 どうやらビュッフェ形式の立食パーティーらしい。

 でもこっちの方がありがたかった…だって多少はマナーに目を瞑ってくれるだろうし。


 そしてもう会場へ先に入り、料理やワインに舌鼓をうっている男女もいる。

 楽しそうに談笑するその輪…流石に割って入ってはいけない。

 多分二回りぐらい年上で、レンタルの俺と違って着こなしてる感もあるし多分偉い人だ。

 貴族でもおかしくないし、目に入らない様に壁の華となるのがお似合いだ。


「あ、ありがとうございます」


 そんな俺にも、ウェイターを務める執事の人はワインを運んできてくれる。

 …飲んで良いのか?乾杯の音頭を多分誰かが取るだろうし…。

 という訳でただ壁の華にワインが足されただけだった。


「段は食べないの?これ、美味しいよ!」


 そんな逡巡しているのは俺だけ…ルシェはそんなことお構いなく、料理を口に運んでいた。

 覗きにいくと、それは円形のチーズを扇状に切り分けた様な形。

 そんなチーズの上には、切り分けたトマトにバジルが挟まれ、何かタレがかかっている。


 確かに美味しそう…まあ、良いか食べても。

 普通に異世界来てから全然食べてないし、お腹は意識するとぺこぺこなのだ。

 そうして、少しフライングかもしれないけど食べる事に。

 

 自宅だったら手掴みしたくなる形をしている、けれど流石にここでやったらマナー違反でしょっぴかれてしまう。

 フォークで突き刺した1口サイズのそれを遠慮なく口へと放り込んだ。


「…確かに美味しい」


 噛んだ瞬間、口の中にチーズの甘みとトマトの独特な酸味が広がる。

 そしてかけられていたソースにはブラックペッパーが混ぜられていたらしく、少しピリッとした刺激を舌へ与えてくるのだ。

 バジルの香りが抜けていくと共に、口の中から料理は消えた。


 いや、最初見た時チーズに野菜を乗せただけ、なんて思ったのは謝罪したいくらい素晴らしい味だ。

 そうして今も口内に残る味を確かめる様にペロリと舌を動かしていると、


「ちょっとルシェ!遠くに行き過ぎですよ」


 そんなセフィの呼びかける方へと首を向けると、手のひらに乗ってしまうぐらいの彼女は見失ってしまうほど遠くまで行っていた。

 連れ戻す…のは目立ち過ぎる。

 だってもう結構来ちゃってるし、そんな中ルシェを掴むために手を振り回していたら立派な不審者だ。

 

 まあ彼女にも活躍して貰ったし、目立つほど料理が減ってる訳じゃないし良いんだけどね。

 2人の姿は他の人に見えないから、すごい勢いで一つの料理が減ると大騒ぎになるかもしれないけど…。

 カラゴ家の人も、あれだけ殲滅した対価が料理なら許してくれるでしょう。

 そんな訳でプンプン怒っているセフィには、フォークに刺した甘酢のかかった肉団子を差し出しておく。

 

 ………はぐっ


「下界の料理も侮れませんね」


 控えめに口を開けて食べる彼女を横目に楽器を持った人達へ視線を向ける。

 そして始まる演奏、それはこの会場のBGMというより…


「カラゴ家一家のご入場です」


 登場曲だ。

 魔法なのかマイクの様な音声での合図と共に開かれたのは、他より豪華な扉。

 会場を包む拍手の中、入場が始まった。

 先頭には先ほど会った当主のボルナ様、その後ろに続く女性や少し下ぐらい?の子ども達。

 一家の入場と言ってたし、全員家族ってことなんだろう。

 じゃあこの世界は、一夫多妻制?

 血を繋がないといけない貴族だけの特権かもしれないけど。


「今宵はこの祝賀会にお集まりいただき、感謝する」


 そして始まった当主の声での挨拶。

 魔法でか肉声とは少し違った声は会場の反対側、その隅っこにいる俺まで届いてくる。

 俺もテーブルに置いていたグラスを持ち上げ、耳を澄ます。

 

「この美しいカラゴの街を守るため粉骨砕身の働きを見せた皆に…そして今後の更なる発展を祈って、乾杯!」


『乾杯!』


 かけ声と共に空へ、無数のグラスが掲げられた。

 そうしてシャンデリアの光を纏ったグラスを口元へと運ぶ。


 …うん、ワインは良いものなんだとは思う、香りも強いし。

 ただ昔から後味が苦手でちょっと…ね?

 あっ、でも口直しついでに取ったさっきの野菜乗せチーズと合わせると結構いけるかも。


 そうして周りで歓談する声を聞きながら、俺は料理を取っていく。

 だってもう遠慮する必要も無いし…悲しいことに喋る人も居ないし。

 普通にこの街に来たのは今日だし、コミュ強でも無いのだから普通…だよね?

 そうしてサイコロステーキを頬張りながら、傍らにいるセフィにもフォークに刺したそれを差し出す。

 彼女達天使や悪魔は、別に食べなくても問題ないらしいけどね。

 あくまで嗜好品の一種という感じだそうだ。


 手に持った皿には、肉に魚にサラダ…そして見たことのない料理まで乗っている。

 せっかくの異世界ということで、結構バリエーション良く取っていったのだ。

 …まあ挑戦といっても、明らかに芋虫みたいな見た目のには手が伸びなかったけどさ。

 

 そんな戦利品を口に運ぶ。

 やっぱ、貴族?のパーティーなだけあってなんでも美味いわ。

 ずっと気にしない様にしていたけど、こうやって目の前に大量の料理が並んでいるとお腹がすごい減っていたのに気づく。

 だから下品にならないギリギリの速度で皿の上から料理が減っていくのだ。


「そういえばあの子…」


「ええ。弓使いの従兄弟から聞いたのだけど、百を超える軍勢をたった1回の魔法で消し飛ばしたらしいですわ」


 食べている最中、暇だから耳を澄ませて周りの会話を盗み聞きしていた。

 知らない人と喋るのはあんまり好きじゃないけども、勝手に聴くのは結構好きなのだ。

 まあ、こういうパーティー会場じゃないと、こっちが話す雰囲気になってやりにくいんだけどさ。


 それはともかく、話されている内容はやっぱり先ほどの戦いが一番多かった。

 それもそうか、だってそれの勝利を祝ったパーティーなんだし。

 というかそんなとんでもない魔法使いがいるのか…もしかして魔女だったりして?

 

 俺も確かに一撃で百以上の魔物を葬ったと思うけども、別に魔法じゃなくて一応は銃だしね。

 でも俺はあくまで借り物の力だし、きっとその魔法使いのは努力で得た力、比べるのは烏滸がましい。


「それに大きな灰色の翼が生えてたとか」


「ええ!?そんな風には見えませんのに…どこかに隠してらっしゃるのでしょうか?」


 …なら俺じゃん

 他の人については全然知らないし、それだけの魔法使いが居てもおかしくない。

 だけど翼が生えてる人間は一人もいなかった。

 猫とか犬みたいに耳を頭の上に付けた人間はいたけどさ。


 そしてその会話が聞こえる方へチラリと視線を送ると、偶々か目が合ってしまう…それも2人とも。

 2人とも明るい色のドレスに着飾られた女性。

 多分貴族は見た目が良く、良血の女性と縁を繋いできたんだろう。

 そんな歴史が感じられる様な美貌で、20代後半ぐらいという少し年上の女性。

 目が合ってしまった2人は控えめに会釈をすると、パーティー会場の奥の人混みへと消えていくのだ。

 …なんか、少し心にダメージを負った。


「結構見られてるみたいですね」


「まあ、そうみたいだね」


 彼女の言う通り、先ほどから視線を感じるのだ。

 もし気のせいだったら自意識過剰だし、突っ込まなかったんだけどさ。

 でも実際料理を取りに行くと、彼らはワッと離れていくのだ

 こんなことやられたら、普通にいじめられてるなんて思ってしまうけど。

 そうして料理を乗せたところで、


「よう、ダン!飯、ちゃんと食ってるか?


「うわっ……あっ、ギルドマスター?それにカーラムさんも」


「やあ、ダンくん。 いやあ、戦場ではすごい活躍だったねえ」


 背中をドンッと急に叩かれる。

 その声の持ち主は、びっくりしながら振り返るこちらのイメージと一致していた。

 そう彼はギルマス、その隣には怨念銃を撃った時横に居たカーラムさんも一緒だ。


「え〜と、ありがとうございます。

ご飯も美味しく食べてます…優雅じゃなくて下品に思われてるかもしれないですけど」


「ガッハッハ。いいさ、いいさ、好きなだけ食べな。

冒険者を呼んでるパーティーだし、マナーは多目に見てくれるさ。

まあ、手掴みしたり喧嘩しなきゃ大丈夫だろ」


 やっぱ手掴みは危なかったらしい、流石にしないけどね。

 喧嘩は…多分売ってくる様な人はいない。

 だってそんなに人と関わりも無いし、そもそも力を示してここに招かれてるんだし。

 そんな怖いもの知らずがいたら、真っ先に戦場に行ってオーガにでもやられてしまっているかな?

 ……実は力貸してもらえないとその辺で護衛している騎士にも負けるんですけどね。


「それで…噂の天使さんと悪魔さんは元気かい?」


「はい、こんな感じで天使の方は…」


 そう喋りながら、フォークで皿の上に乗っていたローストビーフをセフィへ差し出す。

 目が合った彼女は少し不服そうな表情を浮かべながらも、パクリッと齧った。

 そしてそんな跡を彼らへ見せてみる。


「…本当にいるみたいだな」


「ええ、魔力が動く気配もありませんでしたし…」


 どうやら姿は見えなくても、歯形は見えるみたいだ。

 …代わりに俺の頰が彼女に抓られてるけど。

 もう1人の同行者であり、悪魔のルシェは…あっ、帰ってきた。


「やっぱ貴族のパーティーは最高だね!」


「…ルシェ、貴方食べ過ぎじゃないですか?


 その言葉と共に向けられたセフィの目線はルシェの一部分を捉えていて、こちらも釣られる様にそこへと向く。

 服が露出の激しく、ボディラインがくっきりと見えるものだから特に目立って見えてしまうのだ。

 まるで妊婦の様にぽっこりと膨らんだ褐色のお腹、もちろん妊娠ではない…さっきまではここまでじゃなかったし。

 そう、食べ過ぎというだけでここまで膨らんでいた。


「いやあ、ちょっと食べ過ぎちゃってさ」


「…ちょっと?」


 その言葉には、セフィも俺も首を傾げてしまう。

 流石にちょっとでは、ここまで膨らまないとは思うけど。

 まあタダ飯だし、彼女の活躍もあるのだから自由に食べて良いんだけどさ。

 でもせっかくのプロポーションは崩れてしまっているけど…戻るのか?


「…それで、こっちに見えないと思いますけど悪魔がいます。

…あっ、今回の襲撃とは全く関係はありませんないので、ご容赦を…」


「あ、ああ。それはわかっている」


「まあ、敵と通じているならダン君があんな派手に殲滅しないだろうしね」


 その補足は必要なかったらしい。

 悪魔っていうワードは、今だと少し過敏になっているかもしれないし一応言っておいたのだ。

 まあ、彼女があんな風に暴れるのは想像がつかないけども。

 

 でも神様に捕まえられるぐらいの大罪人ではあるし、結構ヤバいのか?

 今も彼女の首元にはゴツく無機質な首輪が巻き付いてるし。

 それを聞くのは地雷を踏みそうだから、当分先だと思うけどさ。


「それであれだけの力を持っているお前さん達は、何か今目的があるのか?

領主のカラゴ様が、お前さんを是非騎士団へ迎え入れたいとさ」


 そんなお誘いがあったのか。

 釣られて領主の元へ視線を送ると、どうやら周りの人達と歓談中みたいだ。

 しかも全員、俺がレンタルしている様な服とは比べ物にならない高級さを感じる。


「えっと、そのお誘いは嬉しいのですけど……」


「ああ、断っても別に罰はないから安心してくれ。

…まあ、俺は小言を言われるかもしれないけどよ」


 こちらの心理状況は全てお見通しらしい。

 断りたいのだけど、それをやったら罰を受けるなら別の対応も考えたかったのだ。

 だって一回入ったら旅は出来ないし、魔女を討伐するなんて夢のまた夢。

 というか力を借りないと只人というのがバレたら、秘密裏にボコボコにされそうだし…。

 領主様の誘いで入るというのは、良くも悪くも目立ってしまう。

 やっぱり出る杭は、異世界でも打たれる運命にあると思うし。


 目的の方は…ルシェは満足な表情で当てにならない。

 セフィは、


「自由にどうぞ」


 とのこと。

 迷うけど、折角だし魔女の事を聞いても良いかもしれない。

 ギルドマスターという立場だったら、噂ぐらいは聞いた事あるかもしれないし。

 それに翼が生えた時に口添えしてもらったり、今回も憎まれ役を引き受けてもらったわけだしさ。


「えっとですね、魔女を探しているんです。

もし何か知っていたら、教えて欲しいです」


「魔女…その称号を付けた人間は沢山いるんじゃないか?

だって魔法使いの女って事だろ?」


「確かにそうなんですけど…」


 そのまま読んだら、そんな答えになってしまう。

 けど言いたいこととは全く違う。

 これは…自動翻訳が悪い?それとも俺?

 

「そういえば、近くの決闘都市ズィッペリンにも魔女がいたんじゃないでしたっけ」


「ああ、確かに居るな。

チャンピオンの、魔女ステラだっけか?」

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