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屍人  作者: 佐藤ななかまど
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屍人の発生事件に3人巻き込まれてしまいショウが死んでしまった。それを見てしまったアスカはなんと屍人になってしまったが

-警察庁屍人対策課札幌支部-

「2人の身元が確認できました。原形をとどめて居ない方は田中明久 56歳 去年、奥様が亡くなられてその後自主退職されています」

「もう一方の人は鈴原あすか 17歳 防犯カメラで見たところ田中明久が屍人になった後になってしまった様です。」


「化けもん同士の殺し合いか..1991年にこいつが発

生して以来初めてじゃねーか」

「こいつはひょっとすると…かもな」


ケイ宅


1週間位たっただろうか もう俺はどうしたらいいんだ? あの日のことを思い出すだけで吐き気がする。


「ケイ、ご飯食べられる?」と部屋のドアをノック

して言った。


「いや お腹空いてないや」


「部屋の前に置いとくから、もしお腹が空いたら食べ

てね。」母が不安そうな声で呼びかける


「はぁ俺って最低な息子だな…」と呟く。


ピンポンと家のチャイムを鳴らす音が聞こえた。すると母が

「ケーイ!警察の方がいらっしゃるわよ」


俺は部屋から出て外に行くと警察がいた。

「警察の者ですが屍人の事件について聞きたいので署

まで来ていただけませんか?」と言う。


母が不安そうに見つめる。自分は何かわかるかもしれないと事情聴取を受けることにした。警察署に行くと面会室に連れて行かれた。

「面会する人いないのに」と思いながら椅子に座っ

た。誰かがガラス越しの部屋に入って来た。


そこには少し痩せていて色白だったが確かにアスカがそこにいた。信じられないあの日からどれだけ後悔していたことか


-4日前-


あぁ眠い

けどどっかから親しみのある声がする


"起きて アスカ ケイを 一人に しないであげて…"アスカ!!


そうだまだ生きてる 生きないと あいつのために‥


薄明かりが見える 体が動かない

「ここどこだ?」


「よぉやっと起きたか化けもん」


「えっ?あの…「あー何も言うな お前は化けもんで、

こうやって警察に拘束されてる覚えてるだろ 殺した

の そゆことだ」


うっすら記憶にある。でもあれは自分じゃないような気がした。

「俺はどうなるんですか?」


「まぁ家族には会えない 殺すか 被験体として死ぬ

まで永遠に弄くり回すかのどっちかだ」


あいつは言った。「そんな…」終わったと思った。


「だがな俺はそんな本部の年寄りみたく畜生じゃねーからお前にチャンスを与えに来た

俺がお前を飼うんだ 金も出す 頭悪そうだから学

校にも通わせてやる

ただ化けもんの退治はさせるぞ

時間はねぇどっちか選べ ゴミ以下の扱いされて死

ぬか あっさり死ぬかも知れーが一応人間扱いされて

生きるかをよ」


数秒の沈黙の後アスカは答えた。「ゴミ以下ん扱いされる位だったら飼われてる方がマシだ」

-と言うことだ。


「元気だったか?ケイ」


「あぁでももう会えないかもしれないんだろ」


「その事なんだが…」


扉が勢いよく開く ケイの目を見てから尋ねた

「こいつと同じ目をしてるな 来るかお前も だが家

族には会えないぞ」


ケイは即答した「俺も連れてってくれ」


「じゃあ急いで東京行くぞ年寄り共はせっかちだから

早く説得しないといけない」


「ごめん母さんもう会えないや」

ケイ達は空港へ急ぐ

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