(諸)言葉あそび的「俳句」 夏・秋
俳句だよ 言葉あそびの 俳句だよ
「 古池や 蛙飛びこむ 水の音 」 松尾芭蕉
「 柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺 」 正岡子規
ふむふむ。
みなさんご存知の、「俳句」ですな。
今回は俳句をやろうという事で、まずは俳句とは何かというお話をしようと思います。
基本的には下のようなルールがあるようです。
・5・7・5の音律
・季語
・「や」「ぞ」「なり」などの切れ字
・格調のある文語表現
・自然の情景が対象
ルールはそんなに深掘りしませんが、大事なのは俳句って何が良いの?という話だと思います。それで、「俳句の魅力」などのワードを使ってネットで検索したのですが、いまいち納得いく説明文が見当たらないんですよね。なかなか説明が難しいようなのです。
感じるものですよね、こういうのは。おぉ、なんかイイねぇ、イイ! みたいな感じでしょうかね。
17音を読んだだけで脳裏に広がる風景やら、耳に入る、又は声に出したときの音の心地良さなのかな。そういうのが俳句の良さなんじゃないでしょうか。
対して「川柳」というのがありますね。5・7・5以外のルールはほぼ無くて、風刺やユーモアをまじえたものです。まあ、現代的で、親しみやすいですよね。
「サラリーマン川柳」などは有名で、ニュースなどでも取り上げられたりします。うーん、でもねー、私はそんなに好きではないんです。
なんていうかな、5・7・5が縛りにしかなってない気がするんですよ。
5・7・5だからこそ、一つ一つの言葉が強い力を持つような。言葉本来の魅力が、17音しかないからこそ最大限に引き出されるような一文が、私は好きです。
とは言いましても、私は全くもって俳句の教養がございませぬ。
それでも何事もチャレンジしてまいるのがこの連載です。普通に作ってもたいしたものはできませんので、言葉あそび的な俳句を作ってみました。
皆様のお口に合えばよろしいのですが、どうなのでしょうか。
夏編・秋編あわせて10句詠みました。
ごゆるりと、どうぞ。
◆夏編
①
「 暑い夏 アイツ待つ間に 愛積もる 」
②
「 暑い夏 脱衣室にも 無いタイツ 」
③
「 暑い夏 初ツイキャスは 恥ずいです 」
④
「 暑い夏 いつのやつかな 不味いツナ 」
⑤
「 暑い夏 繋いだツモ牌 『發』を待つ 」
◆秋編
⑥
「 秋深し 諦めるまで 泣き濡らし 」
⑦
「 秋深し まき散る麩菓子 蟻増やし 」
⑧
「 秋深し 兄ふしだらだし 姉 腐女子 」
⑨
「 秋深し 脚フェチ明かし アレ踏まし 」
⑩
「 秋深し 先に風呂にし 後に飯 」
以上です。いかがだったでしょうか。
これは俳句だと、私的には思っていますので反論は受け付けません。
お付き合いくだりありがとうございました。
おまけ
「 真夏の夜 ツナマヨ四つ 生七つ 」
裏話をすると、「なつ」でリポグラムをやろうとして失敗したのが元だったりする。