(諸)アナグラムで小説のキャラを作ってみる
小説に作者名のアナグラムを登場させるのはなかなか楽しそうです。作者の分身が小説の世界に入り込んでいる気分になれますし、ちょっと変身できるようで面白いと思います。何気なく登場させておいて、最後の方でタネ明かしをすると、読者を驚かすことができますよね。
では、作者名「蜜柑プラム」のアナグラムで小説のキャラを作ってみましょう。
平仮名にして「みかんぷらむ」を並べ替えて作りました。ただ、なかなか自然な名前にするのが難しくって、なんとか1つだけできました。
こんなキャラはいかがでしょう。
①『 村上 ぷん 』(むらかみぷん)
日本三大〝村上〟小説家の一人。毎年ノーベル文学賞の発表が近づくと、一人でそわそわする。そして毎年落選をテレビで知って、ちょっとぷんぷんする。
うんうん、なかなか愛着がわきそうなキャラですね。ほんのりと元の名前の香りを残しつつも、全く違う名前になっていると面白いと思います。
ただ、「ぷ」が非常に使いにくいですね。もっと沢山作りたかったのですが、1つしか出来ませんでした。
しかしまだ手はあります。アルファベットでアナグラムを作るという方法です。
つまり「MIKANPURAMU」とローマ字に変換して並べ替えをするわけです。これなら組合せが増えて、もっと沢山作れそうですね。
なかなか良いキャラが出来上がりましたよ。4つも出来ました。どれも個性的で私の分身に相応しいです。
それではどうぞ、4つご覧ください。
②『 無パクりマン 』(MUPAKURIMAN)
パクりを許さない孤高の小説家。すでに誰かが使った文章や設定は一切使わないことを信条にしている。パクりにならないよう既存の小説を読み込むことに時間を費やす勉強家であり、周囲からは熱心な読書家と呼ばれている。
③『 プリン噛む魔 』(PURINKAMUMA)
プリンを一口食べる毎に30回以上噛んでから飲み込む変わった人。ヨーグルトは噛まない。杏仁豆腐は噛む。ゼリーは噛まない。
④『 真ピンク丸 』(MAPINKUMARU)
全身ピンクの忍び装束を着た忍者(男子)。闇に忍ぶことが苦手な駆け出し忍者だが、水遁の術で水中に身を隠すのは得意。その際に使う竹筒もピンクにしたがっている。
⑤『 ルパン熊美 』(RUPANKUMAMI)
ルパン4世。長身で恰幅の良い女性泥棒。色香で男性達をたぶらかして泥棒をするわけではない。奇術や知略を駆使して泥棒をするわけではない。腕力を活かして泥棒をする。
以上です。登場できるストーリーを選びそうではありますが、魅力的なキャラが出来上がりましたね。
本当にいつか作者の小説で登場させたいと思っています。
なんとなく自分が変身できるような気がして、作ってみて楽しかったです。皆さんもご自身のお名前でアナグラムを作ってみてはいかがでしょうか。
ここにあるキャラを小説に登場させる場合はご連絡ください。死体役で使うのはお断りします。