(洒)絶対にウケるなろう小説のタイトル [イチオシ!]
ガチ回です。
普通回とガチ回があって、今回は10回に1回のガチ回です。たぶん。
〝ぎなた読み〟をご存じでしょうか。
ぎなた読みとは、言葉や文の区切り位置を変えて別の意味に読むことです。
「弁慶が、〝薙刀〟を持って」⇒「弁慶がな、〝ぎなた〟を持って」
という読み間違えが語源らしいです。基本的には洒落の一部と言えます。
「アルミ缶」⇒「あるミカン」、「暑い」⇒「あ、つい…」
なんかも、ぎなた読みと言えますね。なので、洒落とは区別しないつもりでしたが。
しかしですね、このぎなた読みで、より長い文を作るとなると、これがかなり独特で面白いんですよ。言葉あそびの界隈ではなんか長いのを作ったやつが勝ちみたいなところあるんですよね。たぶん。
すごい難しいんですけど、やっぱりそういうのってやりたくなっちゃいます。
私も長めの文でぎなた読みを作ってみました。
作ったんですが、、ちょっとですね、実は公開をためらってたんです。
と言いますのも、今回はぎなた読みで小説の長文タイトルを作ったんです。で、そのタイトルを使って、マジで小説書く気だったんです。そのうち多分書くと思いますよ。そのうち。
ただ、そう思いつつ全然書く気にならないまま時間が過ぎちゃったので、もう公開しちゃいます。
このタイトルで小説を書きたいという方は是非名乗りを上げて頂きたいです。絶対にウケるタイトルですので。
3つあります。書けそうなのを選んでください。タイトルは絶対にウケますんで、あとは内容を書けるかどうかですよね。
はいでは。
ぎなた読みで「絶対にウケるなろう小説のタイトル」を3つです。
①ハイファン系
『 神話の暗黒魔導士なのになぜか捨てられ、助けられたメイドに追いかけられたら国王となりました 』
↓
『 真・和のあんこ、クマ同士なのになぜカステラ? レタス蹴られ溜め井戸、匂いかけられ、タラコ食おうとなりました 』
(しんわのあんこくまどうしなのになぜかすてられたすけられためいどにおいかけられたらこくおうとなりました)
[あらすじ]
小説のあらすじも書いておきますね。主人公の超強い暗黒魔導士が追放されて、メイドに助けられて、さらに溺愛されちゃって、でじゃあ二人で新しい国を作ろうよっていう話です。
そして、最後は飯テロのシーンになります。暗黒魔導士は疲れて目にクマが出来てる、それとメイドの方は熊の獣人なんです、だからクマ同士。二人とも黒いんだからあんこ食うに決まってんじゃん、て所にカステラが届けられるんですね。
それを食べようとしたら、主人公を追放した勇者がやってきて、レタスを蹴り飛ばしてきます。それが汚い水の溜まった井戸に落ちて水が二人にかかります。で勇者はどうしても暗黒魔導士に戻って来てほしいからタラコを差し出して、ざまぁエンド。という話です。
②異世界恋愛系
『 猛虎令嬢は婚約者見限り、義理の弟、マシンで洗脳してあげます 』
↓
『 もうこれ以上は今夜、くしゃみかギリギリの音疎ましんで、1000の牛、手上げます 』
(もうこれいじょうはこんやくしゃみかぎりぎりのおとうとましんでせんのうしてあげます)
[あらすじ]
阪神ファンの令嬢が主人公ですね。婚約者は無能な王子なんで、義理の弟に乗り変えようとして、アガサ博士が作ったマシンで洗脳しようとする話です。
そのマシンを使おうと義理の弟の屋敷に忍び込むんですが、マシンがちょっとイヤな音がするんで、近くにいた牛たちが敏感になちゃうんですね。で、1000匹の牛たちがイライラして手を上げるというラストです。
③現実恋愛系(ローファン系)
『 恋呼ぶ釣りエサ切れ、同い年の美少女奪えなくなりました 』
↓
『 来いよ。物理・江崎玲於奈、井戸忍び、ショウジョウバエ亡くなりました 』
(こいよぶつりえさきれおないどしのびしょうじょうばえなくなりました)
[あらすじ]
主人公の少年が、相手を惚れさせる魔法の釣りエサを偶然手に入れます。調子に乗って使いまくってたんですが、本当に惚れた相手が現れた時にはもう全部使い切っちゃってたという話です。
で、困ったからノーベル物理学賞受賞の江崎玲於奈さんに相談に行くと、二人で夜の井戸に忍び込むことになって、えーっと、ショウジョウバエが死んだねって感じで終わります。
※
江崎玲於奈・・物理学者。半導体のトンネル効果の研究に関して、日本人4人目のノーベル賞を受賞。
ショウジョウバエ・・小さいハエの一種。気赤色の体。食品にたかることが多く、台所によくいる。
以上です。いかがだったでしょうか。
どれも面白い小説になりそうですよね。あらすじは参考程度にしていただけたらと思います。
このタイトルを使いたくなりましたら連絡をください。
井戸が二回でてきましね…