初めてのパングラム
ようやく愛飢夫が登場します。
今一度説明しておきます。
パングラムというのは、「あ」~「ん」の46文字を全部使って文章を作ります。各文字は1回しか使っちゃだめです。それと濁音とかはOK。それで46文字、過不足なしで文章をつくりましょうと。
もう聞いただけで難しそうと思っちゃうでしょ。
難しいんです。
なるべく滑らかで意味の通る文章を作りたいものなんですが。
初めてだったら、そう簡単には出来ないです。だから最初はそんなキレイな文にはならないものですよ。何事も最初っていうのはそういうものですから。
では。
お恥ずかしながら、記念すべき私の初パングラム作品を、発表させて頂きます。
『 愛飢夫と仲間たち 』~初作品
や、愛 飢夫。よ、柿 クケ子。
さ、シス、セソ。わ、舘 ツテ斗。
何! ぬ! ねの? は~ひふ~へほ~。
ま、美夢芽も、ラ・リルレ・ロを、
ゆん!!
ええ。
ま、こんなもんですよ最初なんて。
パングラムというのは結局は自己満ですしね。自分の美学を納得させればそれでOKなんであります。ある意味自分との戦いと言えますね。自分自身に打ち勝てば、それで良いんです。
ただ、発表する場合はですね、まー、誰かに怒られるかもしれませんけどね。
にしても。
さすがにこれでは、発表は出来ない。私はそう思いました。あとちょっと頑張ってみよう。
と、頑張ってみて、次に作ったのがこれです。
『 パングラムって何故か… 』~第2作目
パングラム。これ何故か、
「い、う、え、お、き、け、さ、し、す、そ
た、ち、つ、て、と、に、ぬ、の、ひ、ふ、
へ、ほ、み、め、も、や、ゆ、よ、り、ろ、を」
余るわね。
うん。
いやあ、我ながら、機転の利いたグッドアイデアですよね。意味の通る文になってますからね。ゆん!!とかいう言い訳不能な事してませんからね。出来た出来たーと無邪気に喜んだものです。
がしかし。
こんなもんで満足できるのはちょっとの間だけでした。万が一ケチつけてくる輩が現れんとも限りませんからね。
もう少し頑張ってみよう。
もう少し、もう少し、と続けていくと、結構頑張っちゃってました。
かなり形になってしまいました。
それがこれです。
『 パングラムに初挑戦 』~第3作目(実質第1作目)
パングラムを、やってみようとしたのにさ、
ヘボい知恵。オモロすぎぞ、めげぬふり。
これ何故か「ゆ」「ひ」余るわね。
(はんくらむを やつてみようとしたのにさ
へほいちえ おもろすきそ めけぬふり
これなせか ゆ ひ あまるわね )
だーいぶパングラムらしくなりました。
まだちょーっとだけ、ズルいかもですね。「ゆ」「ひ」あたりね。
これでもだいぶ頑張ったんですよ。でもやっぱり完璧は難しいです。どぅぉーしても、なんか余ちゃうんです。
きっちり使い切るっていうのが、なかなかどうして。難しいです。
ここまで来たら私も、もうムキです。余るとかでゴマカして卑怯なことしてたまるかって感じに燃えてきましたよ。一からやり直しです。次こそ完璧にするんです。ちゃんと全部使いきりましょう。
これで決まりです。これが本当のマイデビュー作ですよ!
『 パングラムやり直し 』~本当のデビュー作
パングラムを解けず、ふいになったよ。
そこへオレ、乗り気見せ。
止めぬさ、知恵しぼろうか。でも…
「ゆ」「ひ」余るわねw
(はんくらむを とけす ふいになつたよ
そこへ おれ のりきみせ
やめぬさ ちえ しほろうか ても
ゆ ひ あまるわね )
うん。パングラムって自己満っすから。。
次回からはガチンコでパングります。
ガチパンです。