(ただの勉強)日本語の文法に文句を言いながら勉強した
4000字も書いてしまいました。つまんないと思ったら迷わず飛ばして下さい。
この連載で日本語の文法用語を使うことが度々ありまして、ですが作者はそれがイマイチよく分かってないということを反省しました。ちゃんとしなきゃなあ、などと思うのでありまして、ちょっとずつ勉強していこうと思い立ちました。
勉強なら勝手に一人でやれやって話なんですが、
うん、まじでそうですけどね。うん。
しかも、Wikipediaとかコトバンクを見てやってるだけですからね。ド素人です。ただの。
いいじゃん。別、いいじゃん。
なんかおもしろいかも、しれないじゃん。
うん。という事でやっていきましょう。基本的には文法用語を理解することが目的です。品詞、特に助詞・助動詞がよく分かってなくて、そこを理解することが最終目標です。
ちょいちょい日本語に悪態をつきながら自分勝手な解釈を採用したりしています。ご了承ください。学生さんは参考にしないでください。
[研究報告 日本語の文法]
◆文章の構成に関する用語
まずは基本的な用語を整理します。
文章・・文一つ以上の集まり。
文・・・単語一つ以上の集まり。「。」の後から「。」までで一つの文。
単語・・意味において文を分解できる最小単位。(=語)
語句・・文章を構成する部分。1つ以上の単語の連続で出来ている。
文法上重要な用語は上の4つだと思います。「文節」という学生時代に苦しめられた概念がありますが、嫌いなんで無視します。今の所、必要性を感じたことがありません。
関連する単語に下のものがあります。
句・・・文章を構成するもので、単語が連続してまとまった意味を現す。(=フレーズ)
言葉・・音声や文字であらわす意味のある表現。
文章を構成する部分。(=語句)
やっかいなのは日本語における「言葉」という単語のあまりの便利さです。上に挙げた単語は全て「言葉」と言って通用します。言葉=句の時もあれば、言葉=単語、言葉=文章・句・単語の総称、など、場面で意味が変わることができます。
便利さゆえに文を分解して分析するのを妨げると言えるのではないでしょうか。そういうことで言葉という単語を文法の領域では使うべきではないと思います。便利すぎてつい出ちゃいそうになりますが、我慢しましょう。
それと「語」という単語も避けるべきでしょう。「単語」と「語句」の区別をしっかりつけたいです。ちなみに、「主語」が意味するものは「単語(=語)」ではなく「語句」です。「私は」が主語ですから「私」と「は」の2つの単語からできている語句です。
なので、「主語句」か「主部」としてくれればよいのですが、「主語」が一般的なので主語でいきます。
◆文の成分 主語とか述語とか
「主語」と「述語」をシンプルに定義するのは難しいですね。私なりに簡単に言ってみます。
「述語」の主体が「主語」であり、「主語」の動作・性状を表すのが「述語」である。
とりあえずこれでいいかな。とにかくこの主語と述語が文の骨格です。
「修飾語」は他の単語を詳しく説明する語句です。さらに細かく分類が出来るんですが全部無視で。
「接続語」と「独立語」が、あとはあるけど、たいしたやつらじゃないかな。
この辺は、みんな感覚的には十分理解しているんですけど、深掘りするとかなりややこしい所ですので、こんな感じでよいかと思います。
◆単語の分類 自立語/付属語
自立語・・単独で概念を表す単語。
(名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞)
付属語・・単独では概念を表せない単語で、常に自立語に付属する。
(助詞、助動詞)
この分類は、助詞と助動詞という変な奴らを別格とするための分類なのでしょう。オレか、助詞・助動詞か、それ以外か。みたいな。
実はここの自立語・付属語の定義で、文節という概念が出てくるのですが、文節が嫌いなので絶対に使いません。
◆単語の分類 品詞
品詞・・文法上の性質や働きによる単語の分類。
品詞は10種類です(主流の分類法によれば)。
・主語になれる(体言)
①名詞
・述語になれる(用言)
②動詞 ③形容詞 ④形容動詞
・他の単語を修飾する
⑤副詞 ⑥連体詞
・文の中でハミってるやつ
⑦接続詞 ⑧感動詞
・付属語
⑨助詞 ⑩助動詞
◆体言と用言
体言 = 名詞
用言 = 動詞 + 形容詞 + 形容動詞
この用語もややこしくて嫌いです。いるんかなあ。体言は「名詞」って呼べばいいでしょ。用言は「動詞たち」って呼ぼうかな。うーん、きらい。
とにかく。動詞、形容詞、形容動詞は共通点が多くて仲間だということです。
以降は品詞ごとに解説します。
◆名詞・動詞・形容詞
名詞・・・事物の名称を表す。
動詞・・・動作などを表す。言い切りの形が「う段」で終わる。
形容詞・・性質・状態などを表す。言い切りの形が「い」で終わる。
この3人はとても重要ですね。そして分かりやすいですね。もう直感的にみなさん理解しているでしょう。動詞と形容詞の違いというのは、「う段」で終わるか「い」で終わるかに尽きるという事です。
形容詞はとにかく「い」1文字に頼りっきりだという事がよく分かります。
ぶっちゃけこの3人で文章なんてなんとかなるんですよ。
◆(形容動詞)
こいつまじでなんなん。この概念を私は採用しません。
「私はアホだ」の「アホだ」が形容動詞らしいです。そんな理解してる人いますか?
名詞「アホ」+助動詞「だ」というのが直感的な理解じゃないですか。だいたい命名が悪いですよ。なんなん形容動詞って。ふん、笑うわ、ないわ。「名詞っぽい形容詞」とかならまだ許しますけどね。
残念。不採用。
◆(副詞・連体詞)修飾の単語
こいつらを分ける必要性が今の所よく分かりません。ひっくるめて「修飾の単語」でとりあえず良いと思います。副詞って命名が直感的によく分からんでしょ。なんで連用詞にしなかったんですかね。連体詞を博光とか信子にするならまだ愛着もてましたけどね。
残念ですがあなた方はこれから「修飾の単語」です。
◆接続詞
ちょっと忙しいんで飛ばします。
◆感動詞(感嘆詞・間投詞)
これ全部、全く同じ意味です。感動詞が一番標準的な呼び方のようです。
(個人的には感嘆詞が分かりやすいけど…。統一しろや。たぶん外国語学とか色々あんだろね。)
種類と例をまとめます。
・感動 「ああ」「えっ」
・呼びかけ「おい」「さあ」
・応答 「うん」「いいえ」
・挨拶 「こんにちは」
・独り言的な「よっしゃ」
パングラムやアナグラムでは、余った文字を感動詞にしてねじ込むという高等テクニックがありますね。「あ!」とか「へ?」なども立派な単語なのですよ。あとは、あいうえお作文でも困ったら感動詞を使っていきましょう。残念なのは「らりるれろ」に感動詞が無いことですね。
◆助詞
助詞・・単語に付属し、自立語同士の関係を表す。
・主語の助詞
主語「が」「は」
・動詞・形容詞を修飾する助詞
対象「を」「に」「へ」「が」
手段「で」
相手「と」
起点「より」「から」
・名詞を修飾する助詞
所有「の」
・並立の助詞
並立「と」「や」「か」
・副助詞(特別な子たち)
並立・添加「も」
強調・限定「こそ」「のみ」「さえ」
・接続助詞(動詞・形容詞に付属する)
順接「(する)と」「(する)から」「(すれ)ば」「(し)て」
逆説「(する)が」「(する)けれど」「(し)ても」
並立「(し)たり」「(暑く)て」「(暑い)し」
格助詞という概念があるのですが、分類として何の意味も感じないし、名前もセンス無いので、不採用です。基本的な助詞はほとんど格助詞と呼ばれているそうです。
本当は、「は」は主語ではなく限定とか強調の助詞で、かつ副助詞らしいですが、意味不明なので却下です。「は」は主語の助詞とします。
副助詞はとにかく面倒くさいんですけどね。命名も気に入らないし。副助詞には、特別な子たちだという意味しかないです。
「も」はどうやら凄い子みたいです。「私も彼もバカ」と言う場合、「も」は並立の意味と同時に、主語の助詞としての役割を果たしています。もう一つ例を、「私は洒落も好き」と言うと、「も」は添加の意味と、好きの対象の役割を同時に果たしています。1字で2つの役をこなしている効率の良い文字で、使われ方も複数ありまうす。「も」は見た目もかわいいですし、人気なのもよく分かります。
・終助詞(文末について文に意味を添える)
疑問「~か。」「~かな。」「~かしら。」
禁止「(~する)な。」
感動「~なあ。」
念押し「~よ。」「~ね。」「~ぞ。」「~ぜ。」「~わ。」
終助詞は助詞の中では別格だと思いますね。他の助詞たちは単語と単語の関係を示すのに対して、終助詞は役割がだいぶ違うように思います。
終助詞「よ、ね、ぞ、ぜ、わ」はパングラムで大活躍しますね。
それから、「か」一文字で文を疑問形にしてしまう所は「か」の有能性ですね。「か」は他にも助詞において非常に重要な役割をになっているのが分かります。
◆助詞と助動詞の区別
助動詞は動詞にくっつくから助動詞だと思いがちですが、そうじゃないです。接続助詞と終助詞は動詞につきますから、これでは区別できません。終助詞ってかなり助動詞っぽいですよね。
文における役割で、助詞と助動詞を区別することは不可能なようです。
結局、活用が有るか無いかが唯一の区別するポイントです。助詞は活用が無い。助動詞は活用が有る。それだけです。でもさ、なんかそういうテクニカルで無機質な分類はすきじゃないんですねえ。しかたないけど。
◆助動詞
助動詞・・主に動詞に付属し、述語を構成する。
・助動詞の分類(一部)
だ―――――断定
た・だ―――過去・完了・存続・確認
う・よう――推量・意思
たい――――希望
らしい―――推定
ない・ぬ――打消し
(ら)れる――受け身・可能・自発・尊敬
(さ)せる――使役
など。
他にも有りますが、見映えが悪いので省きました。助動詞の性格はこれだけで分かるでしょう。
助動詞は代替が利かないのが多いですね。かつ詳しい表現には必須ですよね。
なんと言っても「た」の有能ぶりが一目瞭然でしょう。それと、「ぬ」がここに有って本当に良かったですね。もしも文科省が打消しの「ぬ」を認めないなどと言い出したら、パングラムファンが暴動を起こすでしょう。あとは、「らりるれろ」も自立語は少ないですが、助動詞でよく使われますね。
[報告おわり]
勉強しながら今後さらに充実していく予定です。いらんわって思われてそうですが、他の記事に役立っていたりするのですよ。そういうことでご勘弁ください。
お付き合い頂きまして、本当に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
次はパングラムですよ。