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(コラム)リポグラム小説の作り方

ただの作者の言い訳かも



 リポグラム小説の作り方についてお話しようと思います。


 まずは、禁止文字数が比較的少ない場合について。本連載では1~6文字の禁止文字数の作品があります。


 この場合は、禁止文字を気にせずにとりあえず最後まで書いてみて、そこから、しらみつぶしに禁止文字を別の言葉に変えていく、もしくは削除します。気にせずとは言うものの気になりますがね。それでも、一個一個止まっていると消極的になってしまうと思います。目一杯表現豊かにと、まずはやった方が良いと思います。

 その後で、一つずつチェックしていくと、やっぱりかなり手足が縛られる感覚になります。あーこれだめなんだー、これもだめー、えーこれしかないんかー、消すかー、みたいな。


「ことばあそびが無いなんて」では、この縛られる感じを書こうとしたんですが、「しばる」は「は」がダメですね。「きんばく」「はがいじめ」「こうそく」「まぞ」もだめ、結局「がんじがらめ」という言葉を見つけました。

 すごく類語辞典を使って言い換えの言葉を探しながら作っています。


 表現にこだわらなければ、何とでもなると言えばなりますが、なるべく違和感を消したいと思うものです。


 違和感について一つ例を出します。

「あ」が使えないと「有る」が使えません。「価値が有る」で使いたかったんですけど、「ある」の言い換えは「そんざいする」か「ござる」ぐらいしかないんです。どっちも堅苦しいですよね。「価値が御座る」なんて言われたら違和感アリアリですよね(笑)。

 作品内では「価値を見い出した」にしましたが、これだと断定の度合いが弱くなってちょっとイヤなんです。


 助動詞などの文末の表現は特に違和感になりえます。「しようせつ」が無い、のリポグラムはそれが顕著でした。禁止の5文字ともが、語尾・文末に使う文字ばかりなんです。文末が不適切だとぎこちなさが出ますし、一人称で書くなら主人公の性格に一貫性が無くなります。とても表現が不自由に感じました。

 例えば、「う」が無いと、「思う」「だろう」という意思や予測の自然な表現が使えないので、断定的な表現か不自然な形にならざるをえないのです。



 単純にストーリーを記述するだけなら、なんとかなると言えばなりますがね。読み物にするのは、技術が要りそうです。さらに、お話を長くするのがしんどいです。短くなりがちだと思います。


 その点、紹介作品b.(N7102EN)は一話一話が長いです。かつ読ませます。スゴいっすよ。



 どうしても言いたいのですが(笑)。校正が難しい(笑)。

「ん」1個のやつですら、投稿後にミスが見つかりましたから。

 基本的に作者的には不満の残る文章なわけですから、校正してると、それが気になるんですよ。でその不満な文章をいじったり追記したりすると、またそれがミスっとる(笑)。しっくりくるからこそ見逃すんですねぇ。


 たぶん、1文字を決めてチェックして、を全文字でやる方法がいいんでしょうね。6文字を頭に浮かべながら校正をするのは私の脳ではキャパオーバーだったようです(汗)。

 1文字ずつチェックの方がいいんでしょうけど。

 でもそれ、ねえ、うん、ねえ。。



 作り方を話すとか言いながら、ほとんどグチですね。ごめんなさい。


 最後に、使用可の文字数が少ない方のリポグラムについて。9文字だけ可、あ段い段だけ可などです。

 そっちの方が私は楽です。何と言っても校正が楽(笑)。


 作り方がさっきとは全然違って、使える文字の中から言葉を探して作ります。だから、ストーリーは無しに始めます。使える言葉を列挙して、それを組み合わせて、文章にしていきます。見つかった言葉からストーリーが決まっていく感じです。

 これはですね、楽しいの。


 楽しいのよこれが。


 自然に韻も踏んでくれますし、これは楽しいでありますよ。

 文章の違和感があった方が面白いまでありますからね。


 なので、少ない使用文字の作品がこらから続きます。

 どうかお付き合いくださいませ。



 あの、、

 このページは何かのリポグラムではないかと思った皆さま、申し訳ございません。マジで面倒くさいのでやりません。リポリポに免じて許してくだされ。



 栗村リポリポだよ! じゃあね! またね!

 それだけだよ!



誤字報告、ありがとうございます。大変助かっております。


誤字の御仁 後日5時に苺ジャム護持にごじゃる。

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ざまぁ企画
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