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さめる  作者: Fl
2/3

共有夢

目が覚めた。


いつも通りの部屋でいつも通りの朝だ。だが、これは夢である。いつからかはわからないが、夢と現実の区別がつき始めた。いわば直感的なものだ。


準備をして、外に出かける。


彼女に会うために。


彼女と言っても恋人でもないし、友人でもない。ただ、1度だけ夢の中で1日を一緒に過ごした相手だ。


これは、僕の考察に過ぎないが、彼女がこの夢を完全に覚めさせてくれる人物ではないかと思う。


確信はないし、根拠もないが…ただひとつ、言えるとするならば、彼女はこう言っていた


「現実で会えるといいね。ここでしか会えないなんて、すっごく話が合うのに…本当の友達になって欲しいよ…」


と、はっきりそう言った。つまり、彼女はこの世界が夢だと気づいている。この夢から覚めさせてくれると信じて、今日も彼女との、共有夢の中で生きている。




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