表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/153

第四十九話 サクラと今後の予定

食事をしているサクラを見ていると、僕達もお腹が空き、結局遅い昼食兼早い夕食を摂った。なんだかんだと動き回っていて、疲れていたんだよ。



食事を摂りながらもサクラの話を聞いていたら、宿も決まっていないという事で一緒の宿にすることにした。


お金もあまりないと言うため、お金も初めは貸しとしておくことにした僕はお金を貯めていているのでそんなに無理な出費ではない。



食事も終わり、今後の方向性を話し合った。



「サクラは何か目的があるの?僕は旅をして世界を巡る予定だから、あまり一つの街に留まる気はないけど?」



「私は今まで過ごしていた村に戻れないし、もしかしたら誰かが探しに来るかもしれないから・・・、出来たら他の街に行きたい。」


やや俯きながらサクラは返事をした。今までとは違い、暗い表情だ。



「そうなんだ。僕たちは正式にパーティーを組んでいるわけでないけど、もう少しここにいるからね。サクラも一人でも生活できるように頑張ろうね。」



さらにうつむいたサクラ。



「そうだよね・・・。初対面で言う事でないけど、いつまでも一緒にはいられないよね・・。」



ん?テンプレテンプレと言っていた割に寂しそうだな?


そう思っているとクロースが言った。


「俺たちはもし違う道に進みそうになったら話し合って方向性を決めるつもりだ。友達だから。だからサクラも、まずは一緒に過ごしてみようぜ。」



クリスも言った。


「そうね。一緒に過ごしていたら何か変わるものもあるかもしれないから。まずはサクラがどのくらい冒険者としてやっていけるか見ないとね?って私たちもラウールより経験はないけど。」



「そうだね。僕は小さいころから両親と一緒に依頼について歩いていたし、冒険者登録をしたのは八歳だしね。」



おどろいた表情をしたサクラは僕に向かって呟いた。


「そんなに小さいときから・・・。この世界って厳しいのね・・・。」



僕は聞かれた場合は意外に綱渡りな言葉を使うサクラを試してみた。


「ねえ、この世界って、世界は一つではないの? 世界って国? それとも国の集まった地域? この僕達がわかっている場所? サクラの言う世界って、世界って何??」



サクラは慌てているようだ。


「違う違う、この辺りは違うんだねってこと。私はさっきも言ったように、小さな村にいたから、この世の中のことを知らないのよ~。」と苦笑いを返してきた。



「国とかではなくて地域なのかな? そんなに田舎だったんだ~。へ~、その割にいろんなことも知ってるみたいなのに?ま~お金はないみたいだけど。あと、目立つよね、見た目・・・。」



サクラは少しほっぺを膨らませた。


「どうせみんなより鼻も低いし、目も小さいし・・、でこぼこが少ないですよ~。ふんっ!」


と言いながらラウールに視線を送った。



「ごめんごめん。悪く言ったのではなくて、目立つってことを言いたかった。顔は僕は好みだよ。」


と余計なことまで言ってしまった。



「やっぱり体が目当て・・・。それともナンパ・・・。」



「ちがーう。ごめん、この話はここで終わって。僕が悪かった。」


とラウールが頭を下げた。



笑いながらサクラも返してきた。


「いいのよ、ごめんね。村に着いた時も言われたから・・・。」



サクラの心の傷に触れてしまったようだ・・・。



「ラウール?私まだ魔物と戦ったことがないの?戦い方を教えてくれる?」


とサクラが話題を変えてくれた。



「もちろん!僕が出来る範囲で教えるよ。僕は剣で戦うし、魔法も使う。難しい魔法(転移とは言われないな)以外は使えるから、好きそうな魔法を練習してみようよ。あっ、後小さい頃は鈍器も使ったよ。クロースは何が教えられる?」



「俺も剣かな?俺の剣はサーシン王国で習う型どおりだけどな。でもクリスのほうが適任だな。」



「そうですねクロースと同じような流派で私の剣術は何とか流と言われますが、それでよければ教えますよサクラ。」


なんとクリスもクロースを呼び捨てにしている・・。



「サクラは何から習いたい?」



ん~と悩むそぶりを見せながらサクラは少し黙っていた。


「私は魔法を使いたい・・・。多分使えるはず。前にいた村では魔法の使い方を教えてもらえなかったし、産まれた所も魔法を使う人がいなかったから・・。」



「へ~、珍しいね、魔法を使う人がいないなんて?」



「・・・、たぶん私が見ていないだけで、きっと使える人はいたのよ・・・、うんきっと・・。」



僕はサクラが口を滑らすかと心配していた。



「ごめんね色々聞いて。話せる時が来たらサクラの故郷の事も教えてね。まずは明日から魔法の練習をしよう!そしてクロースとクリスは、周りに魔物や危険な動物が来たら倒していて。街の外で練習するから。」



「「わかった!」」



サクラも


「よろしくラウール。私は今浜後衛を目指してみるから。」



~~~~~



そんなやり取りをして宿に戻ることにした。



ここまでの道中はどうやってこの街まで魔物も倒さないで来られたのか聞いてみた。


その質問に対するサクラの答えは単純で、親切な人が馬車に乗せてくれ、途中で魔物にも会わなかっただけのようだった。



宿についたサクラは、クリスに色々聞いて、お風呂に入りたいと言いクリスを引っ張っていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ