返答
あー頭痛い。
酔ってるからな。
彼女がくれた手紙を俺はいまでも持ってる。
まぁゆーてまだそんなに時間は立ってないか。
けど人が心変わりをするには短くない時間なのかもな。
俺も好きだった。
多分愛してた。いや愛せてたのかはわからないけど。
正直この手紙はあとからもらったものなんだ。
彼女がこの手紙を俺に本当に渡したかった時
俺は彼女を罵倒し続けてた。
俺って最低の男かな。
だからこの手紙に対しての返答を俺はまだしてない。
だからここですることにする。
猟奇的な彼女って映画知ってる?
俺が一番好きな映画なんだけど。
主人公は大学生である日きれいな女の子に出会う。
けどその子はすげぇやばいやつで、電車の中で吐くわ
飲み屋でおっさんに文句つけるは、口癖はあんた死にたいの?
って感じで、けどあの映画俺超好きなんだよね。
まぁ理由は置いといて。あの映画って途中までは事実らしいね。
俺もあこがれたから俺の恋愛をここで書くことにした。
小説家になろう?ってサイトらしいけど知らんな。
たまたま友達に勧められたからここに書いてる。
なんか小説って響きがいつか彼女に届きそうやん。
だからちょっとの間付き合ってよ。ごめんね。
返答としてはこう。
俺も好きだった。大好きだった。いまでも涙が出るよ。
世の中のカップルとか夫婦のなれそめをよく聞けば
えぇそれってロマンチックゥとかそれ映画になるじゃーん
とかよく言うやつがいるけど、俺たちはそんなものじゃなかったな。
一番現実的な恋愛だった気がする。
君の家が厳しくてたまにしかお泊りできなかったり、俺が金がなくておごって上げれるとしたら
86円くらいの焼き鳥くらい、だから俺はいろんな方法で君を楽しませようとしてた気がする。
まぁけど君はわがままだったな。覚えてる?夜寝る前に俺に向かって右手を差し出して
俺の名前を呼ぶんだ。普通なら手を握ったりするのかなと思って俺は手を握ったら
「違う歯ブラシに歯磨き粉付けてもってきて」って君は言うんだ。
俺その瞬間この人しかいないって思ったね。
だって俺は猟奇的な人が好きだから
けどごめんな。結局俺たちが一緒にいることはなかった。
恋愛ってむずいよ。俺には向いてないのかも。
けど俺が人生で一番愛したのは君だよ。
これから先はどうなのって?
これから先なんてない。
だって俺はもう死んでるから。
まぁもちろん比喩だよ。
まずなにから話そうか。
今日はもう酔ってるからまた明日にしようか。
これから夢のような現実の話が始まるよ。
みんな最後まで見てねん。