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最終話◇らららと歌うウサギ


「幸の神官様!」


 リココの木の生えた庭から白い大ウサギがいなくなって、気を取り直した若い神官と魔獣狩りが髭のおっちゃん神官を取り囲む。

 顔を青くして囲む人を、おっちゃん神官は不思議そうに見る。


「どうした? 何やら恐ろしいものでも見たような顔をして?」

「何を言ってるんですか!? 無事ですか!?」

「何をそんなに騒いでいるんだ?」

「何をって、魔獣ですよ!? 首狩り兎ですよ!?」

「魔獣? 首狩り兎?」


 キョトンと返すおっちゃん神官。


「あれはただのウサギだろ? 俺が初めて見つけたときは、こんなにちっちゃかったが、ウサギってのはずいぶんと大きくなるもんなんだなあ」

「はあ?」


 何やら呆然とする若い神官、アイツがまた来るんじゃないかと警戒する魔獣狩り。それを見てるとおっちゃん神官は、なんだかおかしくなってきた。


「ハハハハハ、お前らウサギにおびえ過ぎだろ。ちっとデカクなったが、可愛いもんだろうに、ハハハハハ」


 笑うおっちゃん神官を囲む人達は、信じられないものを見るような目で。


「……幸の神官様は、本当に魔獣に襲われ無いのか?」


 何やら妙な感じに崇められる。これが後の噂のネタのひとつになったりする。緊張する六人におっちゃん神官は笑いながら言う。


「よし、この村を再建するか」

「幸の神官様、本気ですか?」

「新しく村を作るよりも、この村にある家と畑を直す方が簡単で早い。何より、アイツが守ってくれたところだしな」


 おっちゃん神官は歩き出す。かつて住んでた村外れの一軒家へと。どうやってこの村を建て直すか考えながら。

 お付きの六人は、慌てておっちゃん神官を追いかける。見たことも無い大きな首狩り兎に触れて、スッキリした晴れ晴れとした笑顔を見せるおっちゃん神官を、やはりすごいお人だ、幸の神官様は光の神々に守られておられる、なんて言ったり、祈ったり。


 おっちゃん神官はこの村に住むことに決めた。教会に手紙を送り、戦争のあとの疲弊したこの地を建て直す為に、村をひとつ再建すると。

 その村には幸の神官様が来られたと、人が集まってきた。

 おっちゃん神官は縁のできた魔獣狩りをこの村に呼ぶ。おっちゃん神官の治癒術と回復薬で助かった、という魔獣狩りがおっちゃん神官を手助けする。馴染みの魔獣狩りの兄弟も嫁を連れてやってきた。


 魔獣深森にわりと近いこの村は、魔獣深森に向かう魔獣狩りの拠点として栄えていくことになる。

 おっちゃん神官のもとに集まる魔獣狩りは、治癒術と回復薬が目当てだが、魔獣狩り同士で魔獣の情報を話し合ったり、互いに助け合ったりとする。

 後に魔獣狩りはハンターと呼ばれるようになる。そのハンターの相互扶助の為の集まり、ハンターギルドなんてものができる。魔獣素材を売り買いする商人に、回復薬を扱う治癒術師や教会とも連係するハンターギルド。その組織の前身になる魔獣狩りの集団というのが、この村でできていった。


 髭のおっちゃん神官は、光の神々教会で揉め事があると呼ばれたりするが、本人の希望通りにこの村でのんびり暮らす。庭にリココの木の生えた家には魔獣狩りの兄弟が住み、魔獣狩りの集会所みたいになった。

 髭のおっちゃん神官は村外れの一軒家を直して、庭は前より広くして、薬草畑を大きくした。育てる薬草の種類も増やした。

 新しく増えた住人の相談相手になったり、ケンカを仲裁したり、血の気の多い若い魔獣狩りを怒鳴りつけたりと、何かあれば頼られるのであまりのんびりともできてはいないが。

 そうして村の一軒家に住むようになったが、白い大きなウサギの姿は見ていない。


「あれだけデカクなったら、見つからずにこっそりとここまで来ることもできねえか」


 それがちょっとだけ寂しかった。


「なんでも首狩り兎とかいう、魔獣狩りにも恐れられる怖い魔獣なんだってな。ゼンゼン知らんかった」


 白いウサギが小さい頃の、間抜けなとこを見ていたおっちゃん神官は、アイツが怖い魔獣と言われてもピンと来ない。思い出すのは柵を飛び越えられずに、柵にへばりついてたところとかだ。


「アイツが魔獣深森の悪夢、ねえ。違う意味で悪夢っていうならわかるんだが」


 経験のある魔獣狩りに首狩り兎の話を聞いても、それがあのくいしんぼウサギと結びつかなくて、おっちゃん神官は首を傾げて笑う。アイツはただのくいしんぼだ、と。

 そんなおっちゃん神官を見て、村に住む人達に魔獣狩りは、流石は加護大いなる幸の神官様だ、なんて言ったりする。


「さて、庭の薬草畑の手入れでもするか」


 おっちゃん神官は庭に出る。おっちゃん神官は回復薬の改良を続けていた。更に効果のある回復薬と治癒術を組み合わせて、失った身体の部位を再生できないか、とか研究している。そんな治癒術の得意なおっちゃん神官でも難しい、高位の治癒術の研究はなかなか進まない。

 庭の薬草畑に次は何を植えようか、なんて考えながら庭を見ると。


「あ? あああ!!」


 庭の薬草畑はボロボロだった。育つ前の芽が出てきた畑は、あちこち掘りくりかえされている。

 畑にあるのは、大きなウサギの足跡だ。


「やってくれたな、あのくいしんぼが! あああ……」


 嘆きながらしゃがんで薬草畑を見る。無事なものはひとつも無い。この薬草の芽はアイツの好物だったのか? と、嘆きながら畑を見るおっちゃん神官。


「あの跳躍力にはどんな柵を作っても無駄か、くそ、どうしたもんだか」


 おっちゃん神官は片手で目を覆って空を仰ぐ。だけど手の下の唇の端は笑っていて。


「……来たんなら、顔くらい見せていってもいいだろうによ」


 まったくあのウサギのすることは、腹は立っても本気で怒れねえな、と、おっちゃん神官は笑ってしまう。緑の若芽をもしゃもしゃしてるところが目に浮かぶ。


「あぁ、元気でやってることはわかったよ。これ以上無いくらいに元気だってな。あのやろうめ」


 おっちゃん神官は村で暮らす。

 わりといつもニコニコと笑う幸の神官のいる村は、住人が明るくて元気な村とか、呼ばれたりするようになる。

 魔獣の住む魔獣深森が近くて、たまに魔獣の被害があったりとか。

 とある王族の姫が親とケンカして家出して、この村に来て住み着いたりとか。

 領主が増税しようとして、幸の神官が先頭に立って皆で文句つけに言ったりとか。

 これは家出してきた王族の姫から王様に伝わって、その領主が断罪されたりとか。

 家出してきたお姫様が、幸の神官の家に乗り込んで住み着いて、なかなか帰りたがらないとか。

 

 いろいろとなんのかんのとありつつも、おっちゃん神官とその村は、皆がわりと毎日笑いながら、楽しそうに暮らしてた。


「本当にそんなウサギがいますの?」


 家出してきたお姫様は、クワを振って薬草畑を耕しながら、おっちゃん神官に訊ねる。


「神官様の晩酌に付き合って、大人しく愚痴を聞いてるウサギなんて。まるでお伽噺のようですね」

「いるんだなこれが。ちっちゃい頃は普通のウサギだと思ってたんだがな」


 このお姫様、畑仕事も洗濯も皿洗いも、ずいぶんと上手くなったなあ。しかし、いつ帰るんだよ、このお姫様は、と思いながらおっちゃん神官は語る。畑に薬草を植えながら。


「変なキノコ食べて腹は壊すわ、薬草の若芽はモシャモシャ食うわ、捕まってもキョトンとしたまま逃げずに鈍いわ、なのに話しかけたら返事をするみたいに足を鳴らしたりして、頭がいいのか悪いのかわからん奴だ。でも、教会で俺の説教がおもしろいなんてウケたりするのは、アイツに聖典を語り聞かせていたからかもなあ」

「神官様の説教を聞きながらニンジンをかじるウサギなんて、そのウサギ、光の神々教の信徒かしら?」

「さてなあ。それが人を背中に乗せられそうなくらいに大きく育つとは、ウサギってのはわからんもんだ」

「……私の乗る馬車が襲われたとき、助けてくれたのが、見たことも無い大きな白ウサギだったのですよ」

「まったく、アイツはいったい何がしたいんだか」


 そういうおっちゃん神官の顔はニヤリと笑っていて。クワを握るお姫様もつられてニコリと笑ってしまう。

 そんな感じでおっちゃん神官の住む村は、笑顔が絶えない。


◇◇◇◇◇


「とゆー感じで、おっちゃん神官は、家出してきたお姫様と二人で暮らしたぴょん」


 庭で仰向けに寝る金の髪の乙女が語る。三人の子供たちはその腹に頭を乗せて、金の髪の乙女、ララティの話を聞く。


「ねえララティ、どうしてそのお姫様を助けたの?」

「あーいう女の子がおっちゃん神官のとこに押し掛けたら、おもしろくなりそうぴょん」

「まってまって、そのお姫様を助けたときって? 馬車が襲われたって?」

「あれは確か、王族のお家騒動の中で、お姫様の婚約相手が嫌なオッサンだったとかでー」

「そのお姫様はどうなったの? お髭の神官さんとどうなったの?」

「おまいら、順番に聞くぴょん。どこから話していくか迷うぴょん」

「ララティはお髭の神官さんと、そのあとどうなったの?」

「だからおまいら、順番にー、あー、あちのお腹をむにむにするなぴょん」

「ララティー、ねー、ララティはお髭の神官さんと結婚したの? ねーねー」


 三人の子供たちがララティに、ねーねーと言っていると、館の方から庭に一人の乙女がやってくる。


「はい、あなたたち、そろそろお勉強の時間よ」

「えー?」


 近づいて来たのは白い髪のエプロンの乙女。腰まである真珠色の髪をなびかせて、裸に青いエプロンひとつ。腰から下は黒い大きな蛇の乙女。

 半人半蛇のラミアのアシェは足音を立てずに、シュルシュルと庭で寝転ぶ子供達のところへと。


「眼鏡賢者が待ってるわよ。宿題を見せるんじゃなかったの?」

「そうだった」


 男の子がララティのお腹から立ち上がる。二人の女の子も続いて立ち上がる。


「ララティ、またお話聞かせて」

「おう、おまいらはお勉強、がんばるぴょん」


 ララティはひらひらと片手を振る。三人の子供達は手を繋ぎ、館の中へと駆けていく。

 男の子は二本の足で、二人の女の子は八本の蜘蛛の脚で。人の子とアルケニーの子は、仲の良い兄妹のように並んで小走りで。

 子供達を見送ったラミアのアシェはララティに顔を向ける。


「ララティのことだから、何か派手な武勇伝でも語るのかと思ったら」

「アシェはどこから聞いてたぴょん?」


 領主館の庭で、ララティは、よっと起き上がる。


「あちが武勇伝を語っても、あの子達の親に勝てないぴょん。それに武勇伝だけなら、カッセルとユッキルの方が派手だぴょん」

「そうね、それに色龍食らいはここにぞろぞろいるし。今さら龍殺しもたいしたこと無いわね」

「それにあの子達に血生臭い話は、まだ早いぴょん」

「あら、ララティにしては考えてるのね」

「子供の教育に悪そうなら、止めるつもりだったぴょ?」

「それも少し考えたわ。それにしても、ララティはあの子達に好かれてるわね」


 少し羨ましそうに言うラミアのアシェを、ララティは、くふふ、と笑って言う。


「アシェはまだちょっと構え過ぎてるぴょん。アシェとアイジスねえ様が繊細なのは分かるぴょん。だけど、あの子達が受け止められないものは無さそうぴょん。アシェもハイアディみたいに、構えずにどーんと行けばいいぴょん」

「構えてるつもりは無いのだけど……、そうなのかしら?」

「あの子達は、側でめんどう見てきたアシェとクインには遠慮なんてしてないぴょん。ただ、あちのことはほら、アイジスねえ様に怒られてるとこ見て、大人じゃ無くて同じ子供だと思われてるだけぴょん」


 ラミアのアシェはまじまじとララティの顔を見る。


「んー? アシェ、どうしたぴょ?」

「パラポが言ってたわね。ララティはあれで深く考えているって。ただの図太い無神経なら、業の者になる筈が無いって」

「お? 今さら気付いたぴょ?」

「そういうとこ、ララティは見せないようにしてるくせに」

「にゅふふ、あちは深都の道化者、先を読まれてはビックリさせることもできないぴょん」

「その深都の道化が、どうしてこの領主館に来たのかしら?」


 白い髪のエプロン蛇さんは、小首を傾げてララティに尋ねる。自称深都の道化者のララティは、深都の住人を楽しませることを己の役目と課していた筈。


「そのララティがどうして深都から出てきたか、少し疑問だったのだけど」

「そんなの決まってるぴょん」


 桃色の艶を持つ金の髪が、風に流れてフワリと広がる。ララティは領主館の方を赤い目を細めて見る。


「あちよりドエライことをやらかした、ゼラを見に来ただけぴょん。もっともドエライのはゼラじゃなくて、その夫と両親のウィラーイン家だったぴょん」

「あの一家は、ほんとになんなのかしらね」

「これは直に見ないとわからないぴょん」

「そうね、ゼラが西の聖獣になったのも、あの赤毛の英雄と、彼を育てた博物学者と無双伯爵がいたからだものね」

「それに比べたら、あちのイタズラなんて、たいしたこと無かったぴょん」

「そうかしら? ララティのしたことが、巡りめぐって辺境でのハンターギルドの創設に関わったのでしょう?」

「あちはそんなの狙って無いぴょん。結果がそうなったってだけで、そんなの、あちは知らないぴょん」

「ふうん?」


 色とりどりの花が咲き乱れる花壇。その花を愛でる美しき二人の乙女。

 真珠色の髪のラミアが金の髪の乙女に顔を近づける。


「それでララティはその神官とはどうなったの? ララティはその神官のことを、どう思ってたの?」

「根っこがマジメ過ぎるのは、いろいろ溜め込んでしまうぴょん。たまに吐き出したり溢したりしないと、破裂してしまうぴょん。だから、アイジスねえ様の近くには、あちみたいのがいないとダメぴょん」

「そうじゃなくて、ララティがその神官のことを」

「さて、あちもお仕事ぴょん。ルミリアのグリーンラビット飼育試験牧場の様子を見てくるぴょん」


 言ってララティは四本の足でヒョイと跳ぶ。高々と跳び上がりラミアのアシェの追求から遠ざかる。小さくボソリと、


「……あのカッコつけの不器用マジメが、明るく楽しく過ごせれば、あちはそれでいいぴょん」


 小声で呟くララティの声は、誰にも届かず青い空に紛れて消える。


「しかし、アイジスねえ様の性格を読んで少年執事をあてがうとは、ルミリアはなかなかわかってるぴょん」


 薄く桃色の艶を持つ金の髪の乙女が、ぴょん、と跳ねる。その下半身はおおきな白いウサギ。ふわふわの柔らかい毛に包まれた、頭の無い大ウサギの首からは、美しい乙女の上半身が生えている。

 半人半兎の業の者。

 自称、深都の道化者。

 イタズラ大好きで楽しいことが大好きな、ルナバニーのラッカラックランティ。

 愛称ララティは、四本の兎の足でぴょんと跳ねる。


 スピルードル王国西方、ウィラーイン伯爵領、ローグシーの街。

 西の魔獣深森に近い辺境の地。

 その伯爵一家が住まう領主館には、伝承に伝わる者が住む。

 西の聖獣ゼラ。下半身は黒い大蜘蛛の乙女。

 アルケニーのゼラはウィラーイン伯爵家のカダールの妻となり、今では黒の聖女と街の者に慕われている。

 二人の間にできた双子の娘、カラァとジプソフィは蜘蛛の御子と呼ばれ、この前はローグシーの街ではじめてのお使いなんて挑戦した。そして当然というか、ローグシーの街はまた騒ぎになった。


「あいつら素で天然で、あちより騒動起こしてるぴょん。この深都の道化者よりふざけてるとは何事ぴょん」


 そして領主館には、他にも半人半獣の乙女が幾人も住んでいる。これは表向きは秘密とされているのだが。


「なのに、ハイアディがメイド服でローグシーの街を歩いてたりとか。それで街の奴らもぜったい何人か気づいてるぴょん。それを皆でトボケるとは、まったくとんでもない街だぴょん」


 呟いたララティは空を見上げる。

 あれからずいぶんと時は流れたが、空の青さは変わらない。流れる白い雲は形を変えて、それでも雲は白い雲。

 ララティはいつもの楽しげな笑みのまま、歌を歌う。


「 ♪次こそは上手くいく

  この次こそは、上手くいく

  そう思わないとやってられねえ

  そう信じてないと生きていけねえ

  らあー、らあー、ら、ららららら、らあー、らあー、らー」


(あちは、マジメにがんばる奴が、足を止めてちょっと笑って、元気になれたらそれでいい。ちょいともの悲しくなるような恋話なんてのは、あちのキャラじゃ無いぴょん)


「 ♪振り返れば

  いろんなものが小さな光に見えやがる

  その光の照らすところへ

  歩いていくだけなのさ


  だから、

  次こそは上手くいく

  この次こそは上手くいくのさ」


 かつてのくいしんぼウサギは、その姿が半分人に変わっても、変わらない小さな光を胸に抱き続ける。


(さて、今日は何をしてやろうかな?)


 いつも楽しいことを探しては、怒られるような出来事を起こしている。

 ららら、と、のんきに歌いながら。


読了感謝

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