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第67話 シロンの激闘編

 シロンは地球の大手コンビニチェーン店に知らずに足を踏み入れた。

 エイトテンと呼ばれる大手コンビニチェーン店では一番の大手だ。

 

 品ぞろえは多種にわたる。

 おにぎり、弁当、パン、飲み物、お菓子など多種多様だ。


 シロンは大量に並べられている商品をまじまじと見ている。

 シロンは見たこともない包装に包まれているお菓子を見ている。

 なんだろうにゃぁ~これはとかなんなんだかにゃぁ~見たいな感じで興味津々だ。


 そしてシロンは何個かのお菓子を持ってレジの前に行った。

 これ欲しいですと言って。


「320円です」


「円? なんですかにゃそれはです……」


「お嬢ちゃんもしかして異世界人? 来たばかりなのかな?」


「お金これしか持ってないです……」


 そうして銀貨を5枚見せる。

 すると店員は親切にも近くの市役所の場所を記した地図を持たせてくれた。


シロンは市役所を探すために歩き出した。


 しかし見つからない。

 しかも途中でよくわからない変質者に絡まれる始末。

 シロンはなんですかにゃと答えて胸を触られた。

 驚いて杖で殴って逃げた。


 シロンは再び歩き出す。

 

 シロンは寄り道をしながら、市役所になんとか辿り着いた。

 そこで市役所の職員となんだかんだ揉めて異世界人の証明書みたいなもの。

 異世界人カードを貰った。

 しかも資金として5千円貰った。

 そしてシロン近くのコンビニで待望のおにぎりを買った。

 もぐもぐと食べているとおっさんが寄ってくる。


「君異世界人だね? 泊るとこないでしょ? うち来る? 来ない?」


「遠慮しておきますですにゃ」


 おっさんは残念そうに去っていった。

 実際のところ寝場所が無い。

 公園で暫く寝ないといけないというのは不味い。

 

 こうなったらこうするしかない。


 シロンは考えた考えてこうした。


 段ボールに入って拾って下さいにゃ(ただし酷いことをしない人限定)として待機した。


 拾ってにゃぁ~拾ってにゃぁ~にゃんにゃんにゃ~ん


 シロンは意外とお気楽であった。

 しかし拾ってくれる人はいなかった。

 犯罪者一歩手前の人たちは釣れたが。

 みんな丁重におことわりした。


 シロンは探した自分を養ってくれそうなイケメンな人を。

 顔が整っているとかそう言う人な意味でなく心が広く嫌らしいことをしなさそうなな意味である。


 

 しかし異変は起きた。

 モンスターが市街地に現れた。

 ぐふっぐふ……

 オークジェネシスが1体現れた。

 オークジェネシスがシロンを見つけると持っている棍棒を振り上げて下してきた。

 シロンは俊敏な挙動で回避した。


 シロンは魔力を打痕杖に籠める。

 そのまま放つ破壊力を籠めて、乱暴に放つ。

 シロンは見たこともないオークだなと思った。

 色も黒い紫のようで見たことのない大きさだった。

 途轍もなくデカいオークだ。

 

 そんなオークジェネシスが高速の挙動で移動した。

 速すぎて見えなかった。

 そのまま棍棒を放つ。

 

 シロンが吹っ飛ばされる。

 地面にゴロゴロと転がる。

 血が所々でてる。

 痛みが極限まで高まるほど裂傷が激しい。

 皮膚が破けている。

 すぐさまヒールを自分にかける。

 だがまだ完全に傷が塞がらない。

 

 シロンはオークジェネシスに足払いをかける。

 

 オークジェネシスが棍棒を振りかぶる。

 そのまま破壊の気を織り交ぜて振り下ろした。

 

 シロンは回避して横っ腹に打痕杖を魔力20倍でコーティングした破壊の殴打をぶつけた。


 オークジェネシスは少し仰け反った。


 オークジェネシスは憤怒の構えをとる。

 そのままシロンを殴り飛ばした。

 

 シロンは回転しつつ受け身をとってヒールを自身にかけた。


 シロンは魔力を50倍籠めた杖で殴りつけた。

 

 オークジェネシスはバックステップで回避して手をかざす。


 そのまま火球を放ってきた。

 シロンはそれを無理やり回避した。


 髪の毛が少しだけチリチリに燃えている。


 少しだけ闘志が燃えてきた。


 シロンがオークジェネシスにフラッシュをぶつける。

 その隙に打痕杖で三回ぐらい殴りつけた。

 

 はぁはぁまだ倒せないですか……

 どうすれば……無理です…………


 シロンは諦めかけていた。


 どうしようかと思い賭けてみたいと思った。

 自分の限界に。


 でも背中を押してくれる人がいない。

 そんなヒーローがいてくれたら。


 オークジェネシスがニタニタ笑っている。

 さあ今こそお前を殺してやるといったところに。

 突如オークジェネシスが吹っ飛んだ。

 コンクリートの壁にめり込んだ。


 何が起きたのかと思われた。

 そこには謎の白装束を来た少年がいた。


「どうした? シロネコ? お前はそんなことでは負けないだろ?」


 この人が私のヒーローなのですかとシロンは思っていた。

 

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