表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/386

第48話 拓朗の家での朝ごはんとそれまでの時間とお昼ご飯の時間

飯テロで悪いと思っている。だが見てお腹を空かして欲しいと思う。

 朝ごはんの時間だ。


 朝8時ぴったりぐらい。

 俺は既に7時ぐらいからバナナを人数分切り分けて、林檎を切り分けて、八朔を切り分けて、安い外国産のメロンを切り分けておいた。


 そしてサラダを作っておいて、スープを作る。


 各自の部屋に行き、みんなを起こす。

 爺ちゃんと婆ちゃんは既に起きていた。

 既にテーブルに座っている。


「拓朗起きてたか」


「拓朗いつもありがとうね」


「そうでもないよ婆ちゃん爺ちゃん」


 クロンとトラネも朝ごはんだと言ったら起きてきた。

 蒼威ちゃんは既に起きていた。

 スランとアオマサは待機している。


 アグニスはスタンバってる。

 リスティはまだ寝ていた。

 仕方ないから飯だぞ~と言うと。


「飯だと!?」


 すぐ起きたこの食いしん坊魔王め。


 目玉焼きを焼き始める。

 咲き誇る向日葵のように花開く卵は色とりどりの華頂のようだ。


 人数分焼ける。

 リスティとアグニスには三人前よこす。


 食パンを焼く。


 同時進行なので目玉焼きが焼けた瞬間にはもう全員分焼けていた。

 

 さていただくとするか。


「「「「「「「「「「いただきます!!」」」」」」」」」」


 みんなで食べる朝食は美味しいな。


 リスティの奴自分で玉子焼き始めたぞ。

 目玉焼きこれで何個目だ。

 たぶん10個は食べてるな。

 アグニスも卵を焼いている。

 オムレツにしているぞ。

 あっトラネもおかわりしてるぞ。

 トラネも食うな。

 トーストをリスティは5枚切りを5枚は食べているぞ。

 アグニスは7枚食べている。

 ついにはトラネはサバを焼き始めた。

 そしてご飯を食べている。

 クロンもサバを焼き始めた。

 ご飯をよそっている。

 蒼威ちゃんは普通に食べている。

 お爺ちゃんとお婆ちゃんはよく食べるね~と感心している。


 お前ら食いすぎだぞ。


 俺か? 俺はトーストを2枚ほどと目玉焼きをハムエッグにしているぐらいでスープを二回おかわりしただけだ。


 まあ普通の範囲だな。


 そうして1時間ほどで朝食の時間が終わり後片付けをみんなで分担してと言っても洗いものは蒼威ちゃんが魔法でさっと終わらせた。

 洗浄魔法であっという間だ。


 魔法とかをお爺ちゃんとお婆ちゃんに見せていいのかという意見について。

 もうとっくに自宅ダンジョンのことも話している。

 俺がチート級に強いことも稲荷仮面だと言うことも話した。

 それでも爺ちゃんと婆ちゃんは俺達を恐れたりしたりせず、受け入れてくれた。

 

 朝飯を食い終えて、トラネは俺の部屋のパソコンを貸して欲しいと言う。

 そしてトラネ用のアカウントを作り、貸すことにする。

 間違っても俺のアカウントなんてそのまま使わせられねえ。

 なぜならいけない画像とか動画とかがたんまり溜めこんでいるからだ。

 間違ってもばれてはいけない。

 トラネとかにバレたら強請られる絶対に。

 とりあえず、俺は隣でトラネのパソコン操作を見守る。

 クロンはお昼寝している。

 俺の膝の上で俺の膝を枕にして寝ている。

 こういうのは普通逆じゃないのかなと思うがまあいいだろう。


 そしてトラネが1時間ほどでサイトを作り上げてしまった。

 トラネは天才だった。

 パソコンなんて異世界にはなかったのに。

 といってもネカフェで触っていたからわかると言う。

 それでトラネのオークションサイトみたいな奴を作り出した。

 手数料5パーセントでいいらしい。

 誰でもダンジョン産のアイテムや素材をオークションに出品したり落札できると言う。


 こんなものを作ってしまうなんてトラネは天才だ。

 トラネは最近はネトカフェで勉強しまくっていたらしいが。

 

 午後11時ぐらいさっそく何か出品しているトラネ。

 なおこのサイトはアプリ版もある。

 スマフォのアプリ版がむしろ主らしい。

 写真を撮って商品の情報を入力するだけでいいらしいので簡単だ。

 トラネがサンダービーランスを5つ出品している。

 開始価格は5万円だ。

 なかなか高いがかなり強そうな武器だ。

 

 夕方までには売れていそうだ。

 なお即決価格は30万らしい。

 どうなんだろう。

 そこまで上がるのか。


 お昼、ダンジョン鶏から作った鶏南蛮漬けを作る。

 玉ねぎも人参もピーマンもダンジョン産だ。

 だがそれだけでは量が足らないので普通に近所の八百屋から買ってきたのもある。

 ダンジョン鶏は途轍もなく量があるので全部使う。


 作った俺が言うのもなんだがかなり美味い。

 こんがりと片栗粉をまぶしてジューシーに焼けたもも肉も美味いが、さっぱりとしているが旨味が詰まった胸肉も美味い。

 手羽先もジューシーで齧り付きたくなる美味さだ。


 だがそこじゃない。

 酢醤油につけて置いた鶏肉がさっぱりとして無限に白飯を口に運べるぐらいに口の中が弾ける快感だ。

 ご飯と鶏肉と玉ねぎと人参とピーマンが無限の受容と解放感から生まれてくるイデオロギーと宇宙的美味さから発生するビックバンが始まっていくほどの美味だ。


 とにかく美味いと言うことだ。

 俺ですら白飯を既に三杯食べてしまった。

 リスティなんて7杯食べている。

 おっとアグニスなんて10杯食べている。


 みんなだいたいはおかわりしているな。

 爺ちゃんと婆ちゃんですらおかわりしているからな。

 蒼威ちゃんまでおかわりする美味さだ。


 スランもアオマサもがつがつ食べている。


 みんなで美味しいお昼ご飯を終えた。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ