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第44話 竜魔殲滅 後編

 力の脈動がうねり始める。


 世界はアップデートされている。


 一つの結末は世界をある方向へ集束させていく。


 悠紅の悠久の終結を今見定めよう。







 東樹が竜悪魔人に戦慄の攻撃を仕掛けたとき。


 拓朗は奥の手を使った。


『天化無想の究極変化』


 自分が思い描く天下無双のものにならなんでも化けられる。

 そんなスキルというか技だ。


 習得のきっかけは稲荷仮面になったことから。

 狐は人を化かすと言われているから。

 最強の自分はなんにでも化けられるんじゃないかと思うんだ。


 だから俺はこんな化け物を倒す為なら、どんな化け物にでもなってやる。


 拓朗は狐の異形の化け物に変化する。


 そこには九尾の狐がいた。

 知ってのとおり伝説の霊獣である九尾の狐は最強の妖怪だろう。


 俺の最強の狐はこれ以外いない。


 竜悪魔人が冷や汗をかく。

 なんだこの迫力はと逃げ腰になる。


 鬼火。

 それが九つ。

 竜悪魔人にそれが追尾される。

 当たる。竜悪魔人が死ぬほど苦しむ。


「熱い熱い熱い熱い熱い!!!!! グラゴラガガッ我我我」


 天化無想の究極変化を使っている間は気と魔力と霊力が通常時の50倍になる。

 ステータスも通常の人形態と違って神獣形態などになると魔力と霊力がさらに膨れ上がる。


 ただし変化できるのは五分だ。

 それまでに決着をつけなければならない。


 霊洸波動砲。


 霊力の塊をぶつける。

 口から吐き出す。

 竜悪魔人は吹き飛んだ。


 東樹は戦慄の一撃を竜悪魔人にぶつけている。

 天影無双刀で竜悪魔人を切り裂いている。

 右腕を切り裂く。左胸を切り裂く。

 首を切り裂く。

 下半身を切り裂く。

 それでも再生する竜悪魔人。

 触手みたいな気持ち悪いうねりを見せてくる。

 


 拓朗は右手の巨大な爪を揮う。

 ただそれだけの怪力な妖怪が揮うだけで化け物は腰が折れて吹き飛ばされる。

 スランがここで加勢する。

 拓朗が頑張るならスランもがんばっちゃうよ~と活きこんでいる。


 酸砲撃。

 竜悪魔人は溶ける。

 だが再生する。

 だが地獄の苦しみだ。

 体が溶ける苦しみは言葉に出来ない。


 水粒閃による重度な水圧による攻撃を加えるスラン。

 

 拓朗はさらに追い打ちをかける。

 煉獄の炎を俺は放った。

 

 竜悪魔人は炎の牢獄に囚われた。

 そのまま煉獄の炎に焼かれていく。

 

「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 身の毛のよだつほどの苦しみを受けているだろう。

 

 俺はさらに炎の温度を上げる。

 さらに獄炎牢を重ねがける。

 そして竜悪魔人の自由を奪い続ける。

 右手で竜悪魔人を掴む。

 そのまま遥か高くに放り投げる。


 止めの一撃だ。

 轟炎爆砕波動球。

 灼熱の轟火砲は竜悪魔人に破壊の球を爆熱で浄化を行われる。

 空間を破裂させるほどの極大の爆発が日本橋上空で起きた。


 竜悪魔人が殲滅された瞬間だった。

 完全に木端微塵になってしまえば再生など出来ないからな。

 

 自衛官の人が声をかけてきた。


「あなたはいったい何者なんですか?」


「なあに通りがかりのただのヒーローさ」


 俺はそう言えば友達がいない。

 この自衛官の人は人が良さそうな人に見える。

 俺は試にと今までやってみたいことをしてみた。


「これ俺の番号な」


「へっ? 大丈夫なんですか?」


「大丈夫大丈夫、匿名化のスキルで隠蔽しているし俺は君みたいな男と友達になりたいんだ」


「そうですか……」

 東樹は内心ヒーローなのに友達欲しいのかと思った。

 でもまあヒーローと友達になると言うのもなんか初だなと思った東樹だった。

 そして拓朗は空間転移で家に戻った。


 その後日本橋のモンスターたちは一掃された。


●●●


 

 その時白夜雪兎と月名るなとミリア・ベルはエスカマリダンジョンにいた。


 月名は闇魔術を基本として闇捕縛してから闇弾を使って殲滅していた。


 雪兎は超念動力でモンスターを倒していた。

 ミリア・ベルは支援魔法を雪兎たちにかけて、妖精魔法で攻撃妖精を沢山出して敵を倒していた。


 そして漸く100階層まで来た。


 100階層のボスはエスカマリパペット。

 エスカマリの人形だ。

 だか無機質な自動人形のようだ。

 爆発的な魔法を放ってきた。


 想像を超える破壊的な衝動を紛失するほど打開的な報復が行われる。


 連鎖を超える百打の超撃は満開な紫陽花を魅せる寵愛を受けた。


 雪兎は零氷の妖精魔帝となる。

 氷の零次元の領域に突入した雪兎。

 氷の零波動をぶつける。

 すべては無にゼロに。


 エスカマリパペットは時を止めて消滅した。


「おめでとう~~~~ひとまずクリアだよ~~~」


 気の抜けたような声でエスカマリが称賛の声をかける。


「なんか日本橋では大変なことが起きてるけど君たちには関係ないよね」


「そうなのか大変だな」


「大変だね」


「だね」


「軽いね君たちも、もう解決しているからいいけど」


 そうして雪兎たちはさらに休憩をすることに、エスカマリダンジョンはまだまだあるという。

 



 数日後、拓朗とリスティと蒼威とスランとアオマサは日本橋ダンジョンの87階層まで来ていた。

 憤激で疲弊するアトミックオークが大剣を揮う。


 なんだこの人間は!? 

 とてもじゃないが敵わない。

 だがここで死ぬわけにはいけない。

 でも無理だ倒せない。

 この人間魔王か。

 消滅的な波動が覆われる。


 ゼログラビティがアトミックオークの心臓を貫いた。


 俺はその後90階層のボスを倒した。

 ドロップ品は超級体力回復薬が手に入った。

 まだ市場には出回ってない。

 スランが居ればこれと似たような体力回復薬は既に何個もあるがな。

 俺の錬成魔法とスランの高級スライム回復液を使えば既に超級どころか聖級の回復薬を作れる。

 こんなの市場に出回ったら大騒ぎになるがそろそろ時間の問題だろ。

 超級回復薬は裏ルートで売って見たら一つ100万円の値段で売れた。

 それと自宅ダンジョンの素材とかも裏ルートのつてが出来たのでそこで売ったら半分ほどで500万円ぐらいになった。

 自分で使う分は残しておく素材。


 ダンジョンから帰ってきた俺達。

 その後、自宅の空間魔法で作った拡張空間の特製銭湯風露天風呂に浸かる。

 あ~極楽極楽。


 風呂はいいね~人類が作り出した宝箱だね~


 とまあゆっくりとスランと浸かる。


「拓朗~今日は楽しかったね~」


「そうだなスラン」


「もっと強い敵と戦いたいね~」


「そうだなスラン」


「明日もがんばろ~~~!!」


「お~~~!!」


 そうしてアイス食って歯磨きして寝た。

 歯磨きはしとこうね毎日だよ。

 むし歯にはなりたくないもんな。 

 

第一章はここまでです。

続きは熱意制作中です。

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