第331話 メイデンはコールする拓朗と一緒に駆け上がる
メイデンは俺のヒーロー活動にも興味を持ったらしい。
そして俺のヒーロー活動で火事現場に来た。
「メイデンあっちに逃げ遅れた子供がいる」
「了解! 助けますね」
そうして火事現場から逃げ遅れた人たちを助けた。みんなから感謝されて現場の人たちはみんな助かった。能力者の犯罪者が暴れているという通報があったらしく現場に急行した。
「俺はこの世界に不満を持ってるぞ!!!!!」
「だから破壊するのか?」
「そうだ!!!!!」
「俺はそれを許さない」
「ぬかせ!!」
一瞬で取り押さえた。その後アンチサイキックに引き渡した。メイデンは感心していた。
「流石稲荷仮面です!!」
なお今の俺は稲荷仮面他者が見ているかもしれない時に拓朗と呼ばせないのはそのためだ。
だが犯罪者が多い。テロリストを見つけたと雪兎から連絡。現場に強行。
するとビルの中にサイキッカーがいた。突撃する俺たち。
メイデンも戦う。
一応殺すなよと命令している。メイデンは剣士モードだ。
みねうちを使っている。殺さないようにするのは大変だな。
サイキッカーはテロを未然に計画していたようだ。
ユキトのテレパシーでバレバレのようだった。
「ミリアベル支援魔法を」
「はいなのです~~~支援~~~」
「月名も魔術のほうはいいか?」
「大丈夫ですまだまだいけるぞユキト」
なおシロンは危険なので置いてきたという。
シロン不憫だが安全のためだ。
メイデンはかなりのがんばりで俺をサポートしてくれた。
メイデンにはご褒美を上げたいな。
「それじゃあシロクマ堂のふんわりシフォンケーキを買いたいのですが」
「あの凄い高いケーキか良いぞ買ってやる」
「ありがとうございます~~~!!」
そうして優雅にシフォンケーキを買って(結局みんなの食べる分も考慮して多めに買ってきた)食べた。
その後自宅ダンジョンに行く。523階層に行く。
アドベンチャーリザードが出現する。炎を吐き出した。
回避する。メイデンが刀で切り裂く。リザードは真っ二つだ。
流石に強い。
「やるな~~~あの娘」
「アグニスそういえば何故今回同行したいと言ったんだ?」
「うんにゃ~~あの娘の実力を隣で感じたかったんだ」
アグニスはかなり戦闘好きだ。だからなのかメイデンの実力を見てみたかったようだ。
そんなわけで俺たちは怒涛の勢いで自宅ダンジョンの攻略を進めた。
523階層を進み続ける。
アドベンチャーリザードを倒しまくる。
リッチナイトベルクが出現する。
アンデット系にはこれだと俺は光の魔法を放つ。
浄化魔法だ。アンデット系にはこれを使うことを覚えた。
リッチナイトベルクは巨大な斧を持つアンデット系だ。
そいつらが俺たちを襲う。
だが普通に対処できる。
抜群の最強兵装でアグニスが切り裂く。
流石にアグニスに敵う奴がいるわけがない。
524階層に来た。
リッチベルゼビュートが出現する。
高位のリッチだ。
だが魔法は回避すれば良い。
俺はさらに強力な魔法をぶち当てる。
メイデンも魔法使いモードになる。
そのまま普通に倒す。
その後524階層は余裕で抜ける。
525階層まで来た。
強いネズミが出現する。二つ名持ち? だから本当に強いのか。
確かに普通より強い。
でも俺なら余裕だった。
デカいしこのネズミ。
でも普通に勝てる。
そして526階層まで来たところで戻る。
みんなでコーヒーでも飲む。
お菓子にアルフォートでも食べる。チョコチップクッキーも食べる。
そんなわけで自宅ダンジョンの攻略は中々に進んだ。
メイデンが俺にコールしてきた。
「なでなでしてください」
「はいはい」
喜んでいたメイデンは。
なんだろう。凄くこっちも満足する。