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第296話 ニッポンバシにて最強の能力者に出会う件について

 ニッポンバシで超能力者が出現している。


「お前俺とタイマンはれよ!!」


「なぜだ、喧嘩しないといけない」


「俺の力を試したい」


「いいぞ、私ももう少し手ごたえのある相手を探していた」


 もう一人の少年は遠藤勝えんどうすぐる


 そしてもう一人の少女は早乙女影子さおとめえいこ


 影子は自身の能力に対して疑問を持つようになっていた。


 本当にこの力は相手を幸せにできるのかと。


 影子は電撃を行使した。


 遠藤はエネルギーボールを発射した。


 エネルギーボールが影子にぶち当たりそうになる。


「電速移動」


 素早い動きで足に電撃の力が宿る、そのまま一瞬のスピードでビルの合間を走る。


 影子は電撃の槍を生成する。


「電槍!!!!!!」


「嘘だろおい」


 ビリビリビリ!!!!!!


「サンダーボール」


 電気の塊の球体が飛んで行く。騒々しいほどにそれは遠藤の胸を打ち抜いた。


 しかしそこで邪魔が入る。


「お前ら能力者通しの喧嘩は禁止だろ、どうしてもやりたいんなら能力者ファイター道場でやるんじゃないか?」


「稲荷仮面!!」


「稲荷仮面、うるせえ俺はこいつとタイマンはってんだ!!!」


「おっとこれで止められるぞ」


 稲荷仮面は遠藤を止める。


 だが影子は焦ることもなく、稲荷仮面に向き合う。


「私はもっと戦いたい。稲荷仮面私と能力者ファイター道場で戦って」


「おおやる気ならやるぞ道場行くぞ」


 そして能力者ファイター道場に来た。


 ここはダンジョン探索者とか超能力者が闘うための道場だ。


 借り賃は一時間5000円ほど。


 とにかくやりあえる場所だ。


 能力者対策のエントロピー阻害バリアが張ってある。


 これにより死の一撃とかは防がれる。


 まあお互い手加減をするのが礼儀だが。


 早乙女影子だったか。


 どう見ても中学生だよなこいつ。


 本当に強いのか。



 レベルは865か! かなり強いな。


 なんだこいつ以外にも隠れた名器のようだ。


 そして戦いが始まる。


「オメガフレア」


「雷破剣!!!!!」


「こっちの電撃を食らいなさいーーーーーーーー!!!!!」


「おっとこのくらいでいいかな」


「あなた身体幻想のスキルを持っているようね、だから電撃が効きづらいのね」


「雷神化ってスキルかな雷そのものってわけじゃないかな」


「化け物ね」


「オメガサンダー」


「雷槍!!!!!!」


 雷の槍を投げつける影子。でも稲荷仮面には当たっても効かない。


 そして稲荷仮面は影子を殴りつける。


「ぐふっ!? 女の子殴りつけるとかひどくない!? さすがに正義のヒーローのくせに」


「男女平等パンチってわけだ」


「正義のヒーローのくせに!!」


 そして勝負は決した。稲荷仮面の勝利だ。


 早乙女影子は呆然と上を向いて寝転がっていた。


「私負けたのね、どうしてこんなことしたんだろ」


「戦いたかったんだろ? 強い奴と戦いたいなら正義のヒーローになればいい、お前もやればいい」


「もうしてるよ、稲荷仮面まだ気づかないの? 私だよ怪傑サンダーよ」


「サンダーなのか!? 驚いたあのサンダーがお前だったのか」


「これは秘密にしなさいよ、サンダーであることはあんたと私の秘密」


「いいぞ、影子お前はもっと強くなれるから今日から俺と一緒にニッポンバシダンジョンに潜ろう」


「うん、いいよ。稲荷仮面、ダンジョンに行きたいな」


 そうして影子とともにダンジョンに潜ることになる。


 早乙女影子はまだこれ以上の世界を見れるというのを理解していた。

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