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第290話 ギャゴーラVS増宮拓朗

 ギャゴーラは天能咲市の上空に鎮座していた。


「ロビンの奴拓郎を篭絡したのは嘘だったのか?」


「ギャゴーラ様!!」


「お前がギャゴーラか悪魔神人とかいう」


「増宮拓朗!! お前がうちのロビンを従僕させたのか!?」


「ロビンちゃんは良い子だよ、でもお前もあることないこと吹きこんでいるだろ」


「違う。私がこの世界で最強なのだ。だからこの世界を征服するのだ!!」


 考え方が違うのか所謂魔王キャラといったところか。


「だからお前は消えるんだよ!!!!!」


 破壊砲弾を放ってきたギャゴーラ。俺は回避する。

 家が崩壊しそうだったので相殺する。


「悪魔極玉!!!!!」


「オメガフレア!!!」


「ほう……流石だよ増宮拓朗」


「ロビン魔力をよこせ!!」


「きゃうっ!! うん凄い魔力吸い上げられてるぅ!!」


 ロビンが恍惚の表情を上げている。魔力を吸い上げてもロビンの魔力はかなり高い。


 そして拓朗はオメガフレアを放つ。圧倒的魔力を籠めたオメガフレアを。


「オメガフレア(極導極界)!!!!!」


「!?」


 凄まじい破壊の魔力を籠めた極大の炎がギャゴーラを包み込む。


 だがギャゴーラはこの程度ではやられない。


「ギャラクシアバイソン砲弾!!!!!」


 宇宙のような牛のような威力の砲弾を放ってきた。


「ふんっす」


「やはり強い増宮拓郎」


「お前が弱いんだよ」


 背後に回る拓朗。そしてそのまま一発殴る。


「つぅぅぅぅぅぅ……」


「やはり俺が強いんじゃないお前が弱いんだよ」


「どうだろうか?? キサマが強すぎる? 違うな我はもっと強い!!!!!!」


 ギャゴーラの魔力が大幅に上がる。これは底力か。


血星解除メテオダーティーアンロック


 姿は変わらないが魔力が大幅にまた上がる。


 ユニークスキルか。なかなかのものだ。でも俺にも奥の手がある。


 アグニス来い!!


「拓朗来たぞ!!」


「アグニスあれをするぞ」


「あれか!? あれは少し恥ずかしいのだが……」


「だがあれをしないと負けるかもしれない」


「ならやるか」


「やるぞ!!」


「「武装混合体精スペシャルフュージョン!!!」


 アグニスと俺が交わる。


 アグニスは俺の一部となる。


 俺は赤髪になる。


 肌の色も浅黒くなるほんのりと。


 増宮拓朗(アグニス合成)だ。


 炎の威力が段違いだ。


「なんだその姿は!?」


「合体したんだよ」


「そんなことができるのか!?」


「明炎斬」


「はっ!? 斬られているだともう」


「あっけないなぁ~~このアグニスの剣は一流だな」


(そりゃそうだ我の分身だからな)


「ギャゴーラ様……もうだめですね」


「くそう腕が腕がああああああ!!!!」


「どうする俺にもう逆らわないと誓うか!」


「誰がそんなこと……」


「じゃあ死ぬか?」


「くっ……」


「もうやめて拓朗! 許して頂戴!!」


「ロビンお前はこいつの味方なんだな」


「わかったもうお前には逆らわないからロビンには手を出すなよ」


「ああいいぞ」


 なんか誤解しているぞ~まあそこまで悪そうなやつじゃないな。


「じゃあこの隷属の首輪をしてもらう俺の子分になってもらう」


「ロビンに手を出さないのならいいぞ」


「ギャゴーラ様……」


 そしてギャゴーラは俺の下僕となった。


 こんなので良いのか? 悪魔神人を手下にするとか俺は魔王か?


 そんな今夜で一緒に飯を食う。


「なんだ下僕にこんな飯をよこすのか拓朗は?」


「そうだ駄目かギャゴーラ」


「手作りハンバーグとは……美味い、これはレベル高いな」


「だろもっと食えよゴーラ君」


「ギャゴーラだ」


「長いからゴーラで良いよ」


(なんだかギャゴーラ様にも優しくしてくれるし拓朗マジ神様じゃん?)


 ロビンは少しだけ拓朗に心を許していた。

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