第284話 稲荷仮面は今日も最強だ
拓郎はいつも通り最強の道を行く。
海外のダンジョンに挑戦したくて転移でオーストラリアに来ていた。
動物園でコアラを見て、カンガルーを見て、デスコアラを退治して。
いつの間にかオーストラリアダンジョンに来ていた。
「アグニスもうちょっといい感じにできないか?」
「でもこのくらいじゃないとデスコアラが死なない」
マリンが大杖の水冷逆巻きを発動した。
デスコアラが死の乱舞を放つ。
「ドリャリャリャ!!!!!」
「マリンの防波堤を超えてくる……」
「サクラ!!」
「わかってますこの程度では終わらない!!」
デスコアラを切り裂くサクラ。
だが鋼鉄の黒爪で止められる。
「さて……オメガフレア」
デスコアラを仕留めることに成功した。
だが来襲がある。
ギガノファンタジーコアラが出現した。
名前が長い。どうも強そうな名前だな。
ギガノファンタジーコアラが手をパキポキと鳴らす。
「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
コアラが突進してきた。
スランが少年形態になる。
「なんだよこいつ~~~」
スランが剣を創り出す。
「斬っても良いよね?」
「良いぞ」
そして両断するスラン。
スランはなかなかに強い。
まだ始まるラッシュ。
オメガオーガが出現した。
俺は殴り飛ばすだが死なない。
だが吹っ飛んで壁にぶち当たる。
この衝撃で死んだ。
ついでにオーストラリアの観光をする。
一軒のバーによる。
俺はオレンジソーダを頼む。
アグニスはコーラだ。
マリンはマリンソーダだ。
スランは水。
サクラは桜餅を頼んだ。
全部あるようだ。なかなかのバーのようだ。
だが俺たちをバカにするような視線を感じる。
それだけ嫉妬することもある。俺たちは気にしない。
そしてショッピングモールに行き買い物をする。
ダンジョンマートもなかなかに賑わっている。
探索者カードを見せて剣を見る。
う~~~ん、ダンジョンで見つける俺の剣たちコレクションには負けるな。
「フレイム」
「はいご主人様」
「フレイムは良い剣あるかわかるか?」
「この子とか磨けばいい魂が宿るかも」
「おおそうかじゃあ買うか」
そして一本30万ほどの剣を買う。
なかなかの値段だった。
さっそく宿をとっているペンションで磨く。魂を宿る様に願う。
すると二日磨くと剣に魂が宿った。
名前を付ける。
「そうだなお前は神龍だ」
『神龍? 私の名前?』
心に問いかけてくる神龍。
でもまだ魏刃化するほど練度が上がってない。
だからもっと練度を上げるために他の雑多な剣を錬成する。
合成に合成を重ねて神龍は魏刃化した。
「銀髪のロングの少女だな……可愛いぞ神龍」
「ご主人様……神龍実体化良くできてる?」
「ああ良いぞ」
「よかった」
そして一緒にご飯を食べた。
神龍は色々と大食漢のようだ。
一緒に過ごす時間も増えるだろうな。
神龍が一緒にデザートを食べたいと申す。
「タクロウ一緒にプリンとやらを食べたいのだが……」
「一緒に食べたいのか? じゃあ作ろうか」
そうしてプリンを簡単に作る。
一緒に食べると楽しかった。