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第275話 ゼロシーカーズ

「我々は稲荷仮面を許さない!!!」


「そうだ! 稲荷仮面を許さない!!」


 とある集会広場で覆面を付けた集団が叫んでいる。


 ゼロシーカーズと呼ばれる集団だ。


 探索者の利権を我が物にしようと目論んでいるクズ集団だ。


 それだけ強力な集団じゃないただ数こそは力をもっとうにしている。


 ダンジョン探索者の中規模レベル帯の40~50台くらいを中心に構成されている。


 拓郎にはかなり戦いずらい敵である。


 相手は人間だから殺すのはまずいという結果だけが過ぎ去る。


 それだけ普通の一般人を相手にしているレベルだろう拓郎にとっては。


 イルミナが一人で買い物に行っている。


(今日はじゃが芋が安いようね、玉ねぎも安いカレーにでもしますか)


「なにあんたたち……?」


「ゼロシーカーズだ稲荷仮面の手先のものだな?」


「だったら何よ……買い物の邪魔しないでくれる?」


 炎がメラメラと浮き出すかのようにイルミナの機嫌が悪い。


 ゼロシーカーズは一気にかかる。


 氷魔法でイルミナを無力化しようとしてくる。


 だがイルミナの炎魔法で溶かされる。


 ついでにミナスが一緒に来ていたから二人で何とか逃げ出せた。


「相手は人間だ殺すのはまずい」


「ですがお兄様拓郎のことを狙っている奴らだぞ殺さないと不味い」


「いやそうもいかない」


「?」


 イルミナとミナスは主人のところに戻る。


「やはり狙われたか……」




「稲荷仮面の仲間だなお前は」


「だったらどうする」


 ユキトはサイコガンを向けている。


「俺は幹部のアークライトだ」


「俺が相手してやるよシロン下がってろ」


「あわわっユキトがんばってね」


「ミリアベル援護しろ」


「はい! 任されました!!」


 アークライトが光線を発射する。


 ユキトはそれを躱す。そのままサイコガンを発射した。


「いってえな! でもこのくらいわけないだろ!? ぐふっ!!」


 氷柱がアークライトに当たる。


 そのままアークライトは凍らされた。


「愚かだな俺に敵対するということはどういうことか教えてやるよ」


 その後ゼロシーカーズの残党は帰っていった。


「しかし拓郎のやつ正体ばれていないだろうな?」


「わかりませんであります!」


「行くぞ! 拓郎のもとにテレポート!!」


 進化した能力で拓郎のもとに一瞬でワープだ。ユキトも能力が進化している着々と。


 


「おっ来てたかユキト」


「じゃねえなんだよあのゼロシーカーズって?」


「俺も知らねえ」


「そうだよな。狩るか?」


「狩りたい気分だがどうも相手が弱すぎて殺しちまう」


「蘇生魔法覚えたんだってな相変わらず化け物だな拓郎は」


「お前も凍らせて生かし続ける蘇生方法使ったらしいじゃねえかよ」


「それはそれだ」


「まあそれよりゼロシーカーズだな厄介だよな」


 そうして一緒にゼロシーカーズを潰すことにした。


 途轍もない悪意を語るやつは死すらも生ぬるいことを教えてやらないとな。


●●●


 ゼロシーカーズのアジトらしきものはなかった。


 だが残党がかなりいる。


「残党狩りなのだ!」


「マリン本当にお前も参加するのか?」


「もちろんなのだ」


「殺さない程度に加減できるか?」


「やるのだ!」


 他にもアグニス、サクラ、アルマゲル、リア、レアにデュランにコヤミ、リュートにイルミナが参加する。


「テルネアスお前の力も借りれるのか?」


「もちろんそう……このような時のために私の力が必要……」


「手分けして残党を狩るぞ殺さない程度だが」


「俺は殺すかもしれない」


「ユキトお前らしくない」


「いや本当に一般人じゃないのが逆に怖い中途半端に力をつけている相手だからな」


「ならばこれを……」


「テルネアスこれは?」


「リミッター」


「なるほどそういうてもあるのか」


 どうやらリミッターをつけることで力加減を調節できるらしい。


 左手につける。


「こういうのは進まないけどな」


 そして残党を見つける。


「稲荷仮面の仲間たちだ! 殺せ!!」


「相手は殺すつもりらしいのに手加減しないといけないのはな……」


 俺は敵を捻る様に拘束した。


 そして気絶させといた。


「こいつら数が異常だぞ」


 アグニスが呟く。それだけ異常性のある敵だ弱いくせに。


「こちらも必要な敵が無力化に努めてます」


 サクラが桜吹雪で敵を無力化している。


「サクラの花びらで敵の呼吸を止めます」


「そんなこともできるのか」


「流石だなサクラ姉」


 マリンが褒めている。


「久々に腕が鳴るな」


 デュランが自身の分身である槍を持って敵をみねうちにする。


 コヤミはペチペチとパンチで平手打ちをして倒している。


 リュートはしっぽで敵を粉砕している。


 マリンが水を操って打撲を与えている。


 アグニスがいつもとは違う木刀で敵を殴り倒している。


 そうして残党を狩った。


 ゼロシーカーズを倒しつつあった。


 だが強力な敵が現れた。


「そこまでだ稲荷仮面の仲間たち……私を倒せるかな?」


「新手!」


「強いのか?」


「ギャラクシーフレア」


「みんなーーーーー!!」


 まさかの火あぶりだみんなが一斉に爆ぜた。


 変な仮面被ってるしかなり強いぞこいつは。


 皆は無事なのか!?

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