第270話 悪役娘さんと稲荷仮面
悪役をやってしまうのはしょうがないのです。
黒仮面こと私、黒巻七恵は今日こそは稲荷仮面さんに告白する。
街でモンスターが現れた。
黒仮面である私は記憶の残骸で兵士を出せる。
そいつらに戦わせればモンスターも倒せるはず。
やったことがあまりないので是非やってみたい。
記憶の残骸兵士は屈強なゾンビのような躯剣士だった。
「ギャアアアア!!!」
「……」
そして女の子に出会った。
「あなたは?」
「黒仮面」
「こっちは狂歌と名乗っておくわ」
「ねえあなたはヒーローなのよね」
「目指している」
「でもあなたの能力悪役みたいね」
「ううっ気にしていることを」
キョウカは黒仮面の正体などどうでも良いような感じだった。
「うんそだね~」
黒仮面こと黒巻七恵は狂歌のエチゾチックな不思議な魅力に翻弄されていた。
キョウカ血塗られた狂剣を舞うように使っていた。
黒仮面は記憶の残骸から稲荷仮面の使用していた剣をコピーした。
「それ……アグニスよね……」
「へっ残骸のコピーだけど」
「凄いよねその能力……ご主人様の剣すらもコピーできるなんて」
「えっご主人様ってあなた稲荷仮面のなんなのよ~~~!?」
「稲荷仮面は私のご主人様よ」
「答えになってないよ~~~!!」
そして稲荷仮面が来た。
「稲荷仮面様~~~!!」
「稲荷仮面……この人危ない」
「この娘はまあちょっと悪役臭がするからな」
「ナナエ……黒仮面だったな?」
「えっ名前バレてるの??」
「ああそうだな俺はそういう能力がある」
「でも黒仮面私の名前は」
でもモンスターが出そろうと危険だと思うぞ。
「黒仮面手伝え」
「へっいいよ稲荷仮面様」
ゲシュパルトドラゴンが出現中です。
テレビ局の報道スタッフがゲシュパルトドラゴンを映している。
高熱の崩壊の炎を吐き出している。
稲荷仮面がリアとレアとキョウカとコヤミを連れている。
黒仮面も一緒だ。
ゲシュパルトドラゴンが両断される。
キョウカが血塗られた狂剣を揮っている。
「こちらコヤミはブラックホールでゲシュパルトドラゴンを食い殺す」
「右足切れた」
「左足切れた」
ゲシュパルトドラゴンは再生を繰り返している。
そのまま再生した。
「強い、ならば暗黒の崩壊」
「「合体」」
リレアの紫少女が誕生した。
黒仮面の記憶の残骸兵士がゲシュパルトドラゴンを足止めしている。
リレアが双剣でゲシュパルトドラゴンを切り裂いた。
稲荷仮面が止めをさした。
七恵がハーレムメンバーになったようだ。
でもまだ一緒に寝ない。
稲荷仮面もそこは気を使っている。
七恵とはここで別れた。
「稲荷仮面様かっこよかったな~~~また会いたい」
黒仮面は憂いていた。でも大丈夫もっと会いたいという気持ちがもっと高まっていた。