第268話 自宅ダンジョンの攻略は幸先が良いようです
ほぼフルメンバーであるスラン、アグニス、マリン、アルマゲル、サクラ、キョウカちゃん、マイカ、リスティ、リュート、コヤミ、デュラン、クロン、トラネ、イルミナ、ミナスのフルメンバーで攻略を進めている。
「ミナスお前なかなかやるな」
「拓郎様そうですもう少し炎の力を制御したらもっと強くなります」
「お兄ちゃん結構荒っぽいところあるから」
イルミナが兄を慕うようにそう答える。
「久々のダンジョンだよ~がんばるよ~」
コヤミが頑張るように願っている。
「大丈夫なのかにゃ」
「そうだよね私たちだけだったら死んでるよ~」
トラネとクロンがそう嘆く。実際この二人はまだまだ弱い。
「大丈夫だ俺が守るから」
「拓郎さん」
「拓郎ありがとにゃ」
そうして486階層を進む。
487階層まで行く。
488階層を余裕でクリア。
489階層のデットサウザンドドラゴンが厄介だった。
俺のオメガフレアで燃やし尽くした。
リュートがドラゴンビームを放っていた。
コヤミが真影のダークネビュラで竜を溶かしていた。
お前ら規格外すぎるだろ。
「拓郎最近出番がないようだよ僕の出番が」
「スランすまないな……」
「でも暴れまくれるから好きだよ拓郎」
「幸運の鳥も逃げるわよそんな顔じゃ」
「マイカお前の機嫌も良くなったよな」
「そうよ前は奴隷のように扱ってたけど今度は違うわね」
「奴隷は言いすぎだろ」
「それは言い過ぎね」
マイカは家出しまくっていたけど戻ってきた。
良い方向に行っているはず……
495階層も飛ばした。
496階層のバクリュードホムラタートルが堅い。
なんだこいつ!? 俺の拳がびくともしない。
「魔法も効かないわね」
イルミナの炎すらも効かない。
ただスランの酸弾は効いた。
「僕の狩場だね」
スランが亀を倒してしまった。
そのままさらに進む。
499階層まで来た。
そしてあっさりドラゴンを三体倒してしまう。
500階層の大ボスだ。
「こいつはデカいな……」
「あらやりそうねこいつは」
「ふむ拓郎殿少し本気を出してもいいか?」
「デュランいいぞ」
「かしこまり!!」
「やっちゃうよ~~~」
マリンが意気込んでいる。
「本気を出す!!」
アグニスが本気を出すようだ。
「リュート負けないからね」
「こっちこそ」
リスティとリュートが頑張っている。
バスタードオメガドラゴンキングが勝負を仕掛けてきた。
竜の咆哮が発動される。
俺のオメガフレアを喰らえ!!
互角。
「極滅の五月雨炎槍」
イルミナがオリジナルの炎魔法を使う。
「さあささっとやりあおうよ!! 毒の破壊剣!!!」
アルマゲルが禁術を発動している。
「マリンに任せろ!!! オールスプラッシュマウンテン!!!」
「行きます!! 桜花斬!!!」
「炎切剣!!!」
サクラとアグニスがオリジナルの技を発動させる。
するとバスタードオメガドラゴンキングは倒れた。
そして宝箱だ。
なんだか少しだけ不穏な宝箱だ。
ただいつも通りだとすると……
開けると中から双剣が現れた。
そして空中に浮かぶ。
「「ふーん」」
まさかの双子か!?
「お兄さんが僕のご主人??」
「そうなんだ~~~」
なんだか可愛らしい青髪の娘と赤髪の娘が現れた。
「僕はリア」
「私はレア」
「「双剣の少女だよ」」
なんとも可愛らしい娘だなと思いつつ二人を抱きしめた。
「ちょっとちょっとお兄さんスキンシップはほどほどにしてね」
「もっと抱きしめて欲しいな~~」
「レアは積極的なんだな」
「リアは恥ずかしがってるだけ」
そうして帰還した。
なんとも最高な日だった。