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第30話 アリスの凶変

 果てない世界を見たい。

 止めどない進化の時があるからこそ。

 私達は頑張れる。

 血に飢えた獣を狩る気持ちが理解できるようだ。


 現在7階層だ。

 魔物を屠る気持ちがぐんと来る。

 いいよいいよ全然気持ちいい。

 ロウガが近くにいるから怖くないよ。

 

 サブマシンガンだから怖くないよ。

 ゴブリンが出てきたけど大したことないよ。

 

 ゴブリンを殺す。

 銃で一方的に殺す。

 ロウガもたまに爪を巨大化させて殺している。

 たまにドロップ品を落とす。

 ゴブリンの腰巻とか魔石とか。

 他にもたまに回復薬とか。

 まだ外部ストレージを持ってないので、

 ロウガがその辺から拾ってきたリュックサックに放り込んでおく。

 

 持つのは私だけど。

 でもそんなに重くない。

 銃とかも入れておく。


 飛ばして、10階層まで来た。

 ゴブリンチャンピオンが現れた。

 


 マシンガンで蹂躙する。

 ロウガも巨大爪で粉砕してくれた。

 そして念願のアイテムボックスをゲット。

 特大をゲットできたのでよしとする。

 

 収納空間という名前だけどアイテムボックスだよねこれ。

 それだけの価値はあるのだろうか。

 私は出した物を自在に消したり出したりできるけどね。

 これは便利かもしれないけど。

 あまり使い道は無いかもしれない。

 自分の持ち物を持てるというのは便利かもしれないけど。

 

 そして20階層まで来た。

 マシンガンで倒す。

 ロウガは巨大爪で粉砕してくれる。

 お化けカエルなんて目じゃなかった。

 

 そうしてついに30階層まで来た。

 ゴブリンキングが出てきた。

 角が生えていて、怖そうだけど醜い小鬼の怪物。

 マシンガンで秒殺かと思ったが、倒せなかった。

 

 ならばと思い、やってみた。

 岩を召還して飛ばす。

 意外と簡単ではなかった。

 軌道を修正して着弾させるまでがなかなか難しい。

 力はそれほど使わなかった。

 魔力を制御できるようになっていたので。

 魔力を使用して飛ばすのが意外と難しかったが。

 岩を槍のように加工して放つ。

 風を生み出して刃のようにする。

 魔法の完成だ。

 魔法……使ってみると案外面白いものだった。


 ふう……今度は炎を召還してみようかな。

 そして攻略特典として魔眼をゲット。

 どんなものの弱点を暴き出すことが出来るし相手の命があとどれくらいかとかが見える。

 使えそうだね。

 ロウガに報告するとうれしそうにしていた。

 

 

 ダンジョンは崩壊してしまったが、また新しいダンジョンを見つければいいと思った。


 そして3日後、新たなダンジョンを見つけた。

 しかし既に何者かに占拠されていた。


 ならず者がダンジョンの前に待ち構えている。

 こいつらがダンジョンの資産を独り占めしているらしい。

 消すか。

 消してしまえばいい。

 こんなふとどき者などいなくなっても構わないだろうに。

 さて炎だけではなく電撃も召喚できるようになったし。

 まずは電撃で感電死させますか。

 アリスは電撃を使用した。

 ならず者たちは気絶した。

 意外とタフだった。

 だがそこに銃を使い止めをさすアリス。

 アリスはどこかでもう常識を失っていたのかもしれない。

 それを黙って見ているロウガもある目的があってだった。


 ロウガはアリスを魔女王にするために動いていた。

 魔を統べる女王。

 実際器はある。

 ロウガは洗脳に近い状態だったがこの状態でもアリスを王の器を見ていた。

 

 ロウガはアリスを魔女王にするためは多少の犠牲は問題なしと考えていた。

 と言っても人間など殆ど下劣な存在であり、アリスのような美しく、希少な存在など出会えてなかったら下らないことだと投げ捨てていただろう。


 アリスはアリスで既に正常な判断能力はなくなっていると言っても過言ではない。

 実際邪魔立てするなら容赦はしないと言った感じで人間を見ていた。


 そして今はダンジョンで銃を揮う。

 フレアベアーを相手にショットガンを突き付けて放つ。

 フレアベアーは死に行く定めだ。

 アリスは既に弾丸に魔力の力を籠める『魔力纏い』のスキルを取得していた。

 弾丸は通常の威力ではそもそも限界がある。

 フレアベアーぐらいだと通常のショットガンだと致命傷を与えるのは難しいからである。

 だが弾丸に魔力を纏わせるとモンスターに絶大な効果を与えるのである。

 実際籠める魔力によるがアリスの魔力は生まれつき高い。

 しかも魔力効率は最初は悪かったが、徐々に慣れてきて効率が良くなった。


 銃だけではなく魔法を使用してもいいので、電撃攻撃や氷雪攻撃などを繰り出している。

 ロウガも巨大爪攻撃で敵を粉砕しまくる。

 

 そして15階層まで来た。


 アリスのレベルはこの時既に56であった。

 ステータスは賢さと魔力以外の値は伸びにくかったが、それでもかなりのものだ。

 賢さは既に875まであがり、魔力は1620まで上がっていた。

 MPも2080まで上昇していて、しいて言えばHPがあまり伸びないぐらいだ。

 実際HPは586しかなく、高いとは言えない。

 職業は???と表示されているのでよくわからないのであった。


 ボスを倒してさらに先を進む。


 25階層のボスはウォーターリッチ。

 水属性のリッチと言う存在。

 21階層で人間の残党がいたので消しといたアリスたち。

 ウォーターリッチには電撃がよく効いた。

 リッチからは紫核石とかいう石を落とした。

 鑑定するとリッチ系から受ける魔法に対して抵抗力が30パーセント上がるというものだった。

 リッチ系は呪い系などの魔法を使ってくるので持っているだけで効果があるアイテムは貴重である。

 アリスはそれをペンダントに加工して装備した。

 細工師の職業が選択できるようになっていたので選択したのである。

 これはアイテムを装飾品に加工する職業である。

 なかなか便利そうだなと思いアリスは選択した。

 なおレベル70になればまた職業を選択できるようだ。

 選べる職業は鍛冶師、錬金術師などだ。

 次は何にするかまだ考えて無いようだアリスは。


 さあアリスとロウガはさらに先を進んでいく。

 黒の闇に連なる鮮血の魔道路を駆けていく者たちが居る。

 時連なり破壊の暴牙は痛手となるのかどうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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