第254話 激怒するテルネアスはカレーを作り出す
第254話 テルネアスは激怒する
テルネアスはカレーを食べてくれた中華の少年に男性にも見えるが、に感謝してた。
それが普通のことかも知れない。
あなたのために作った訳じゃ無いのになんてワイルドなの。
テルネアスは心を動かされていた。
少年の男性年は20歳のようだ、だから、大人かもしれない。でも少年だ彼は、現在の中国の法律では23歳以下は少年扱いだ、だから、かなり強い。中華の意地が見える。中華最強の能力者なのだから彼は。ただ、捨て駒のようだ。最強の能力者など中国にはごろごろいる。
彼らのような掃き溜めの少年は国家により、訓練を受ける。超能力者を国家ぐるみで鍛え始めたのは10年前に遡る。
そんなこともあり、中国には超能力の戦士がごろごろいる。だが、日本とは敵対しない。むしろ協力関係を築いている。台湾とも仲がいい。台湾とも同盟関係だ。だが、日本は今回ロシアについているがネオニッポンはウクライナ側についている。日本とネオニッポンとの全面戦争に発展するのか?
わからないが、どうなるのか?
テルネアスはインドカレーの店で拉致監禁される一歩手前だった。
だが、持ち前の神魔法を使用して全員撃退して、カレーを作っていた。
勝手に調味料を借りてやっている。
だが、そこに悪の魔術師と造兵の超能力者が到来した。
「殺す」
「なんだ、生娘じゃねえか! 弱そうだぞ、ってあれら」
ぐにゃりと曲がる視界。
テルネアスが神魔法で視界を曲げて幻覚を見せている。
(カレー作りの邪魔をしないで……そうだ味見係に……ふっふふ)
とってもクレイジーなカレーを作っているテルネアスだったのであった。
◇
クレイジーにカレー作りして拷問の時間のようだ。
捕らえた魔術師と超能力者二人をマジックテープでくくりつけて、口を強制的に開口させる。
そして激辛、超超超超超超超激辛のカレーを拷問官のように二人に食べさす。
「ううううううううギャアーーーーー!!!」
「かれええええええええええ
水をくれえええええええ!」
「ダメよ。水は無し。これは拷問だから、ね……」
テルネアスは誘拐された恨みで怨みがしきつまっている。怨みにより、拷問ごっこに処する。
テルネアスが普段作らない超激辛カレーを至る所まで食べさせられた二人はそのまま気絶した。
そしてテルネアスは寝るためにビジネスホテルで一泊した。
その後朝になり何食わぬ顔で拓郎たちのいる。難民キャンプに戻ってきた。
「大丈夫だったか?」
「ええ、ストレス発散にはなったわ…………でもまだ作り足りないわね」
カレーを作り足りない。カレーを武技にしても良い。
敵に強制的に超絶激辛カレーを食べさせるスキルを手に入れたテルネアスはさらに自分磨きをする。
カレーを死すれば死よりも恐ろしいことが起きるようだ。
テルネアスを怒らすと怖いということがわかる日だった。