表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

305/386

第253話 カレーを馬鹿にするとカレー馬鹿になるかもよ

中華の意地


中華の力を舐めるなーーーーー!!


だが、中国人の少年の男性は心が弱かった。


なので、精魂たくましくなりたかった。


十年前、彼はとある工場で働いていた。


そこは労働環境が劣悪なゴミのたまり場のようなとこだった。


だったは過去形だ。


そこは島流しされたような、ホムラの酒場。


工場の酒場だった。


だが、中国人の少年はそこで必死に働いて今がある。


だから、少年は酒を飲んでいた。


その酒場で10歳の時に、酒を日本酒をこっそり飲んでいた。


 酔拳の使い手になりたかった。


 少年の


 魂に火をつけた。


 仮実谷望は油断していた。


 中華の底力に油断していた。


「戦えよ! 俺と一緒に戦え!!!!!!!! karimiya!


 戦えや!!!」


俺が代わろう。


「誰だ!?」


そんなの決まってる。


「稲荷仮面!? なんであなたがここに!?」


 テルネアスがおぼんを落としてガクガク震えている。なんだが凄く可愛い。


 出過ぎた真似を!


 かかれ!


 造兵を沢山呼んどいたぞ!


「待て!!!」


 凄く楽しいから。このまま待て!! 赤き真紅の薔薇が棘に刺さるぞ。そこのえーと、赤いTシャツ着てる人?


 俺は祖国の為にやってるぞ!!!


 俺のプライドを邪魔するな!!!


「へし折るぞ! そのプライド!!」


「まあ待て! カリミヤノゾムお前は待て!!」


「えええ、何で? 俺だけのけ者なんか?」


 増宮拓郎は冷静沈着にこの状況を推理していた。


 虐めてる誰かを。


 虐めは犯罪だから、虐めの首謀者がいるはずだ。


 だから、そいつをちょっとこらしめる。優しくな。


 ええと


 ……待てよ?


 何か重大なミスをおかしているんじゃあないよな?


 こいつちょっとばかしイレギュラーな存在だし今回ぐらい目つぶってやってても良いけど。


 まあ良いや。


 この状況を打破するには、休息と飯に決まっている。


七星ナナさんに聞いてみるか。


……もう食べてるのか、早いなみんな、あれ?


 ノゾムてめえまさか?


 お前ひとりだけあれ食べやがったな!


 まあいいやいつでも食えるから許すか、テルネアス。


 テルネアスはその時、悲しそうな表情をしていた。


どうして、どうして、、、、何でいつもそうなるの……だが、踏みとどまったテルネアスは。


 こんな状況でもカレーの番だけはかかさずしていたのであった。


 遅れてきたマリンが水上ジェットスキースケボーでやってきたのが悲劇の始まりだった。


 ああああ、止まらないなだあああああ!!?


 ぶつかったカレーの鍋が中を舞う。


 そして中身のカレーが全部駄目になり、僅かに一人前分残った、テルネアスが悲しそうな表情になる。


「カレーが私が一生懸命作ったカレーが…………ぜんぶパアなんて……」


「すまねえ、テルっちマリンが悪いのだーーー!! 今度カレー奢るから許して、お願い」


許さないぞという目つきだが、テルネアスは一歩踏みとどまった、カレーなんてまた作れるから。


だから、今回は無しだと考えていた。


ナマステ!!


ナマステ!!


幻聴が聞こえてきた。


ナマステ!! ナマステ!!


何だが五月蝿い。


まさか。なっんて。えっ??


「俺が呼んだ造兵の話しまだしてなかったな、と旨いなこのカレーすげえ旨いよ、作った奴は天女か? かなりうめえ」


そこには地面に落ちたカレーにナンをつけて食べている中華の少年がいた。


「うめえよ、うめえよ、何だこのカレーは? 奇跡の味って言うか喰ったことねえわ!! 元気めっちゃ出たわ!! ありがとさん! 安心しろ。このカレーの制作者には指一本触れないぞ」


 中華の少年は瀕死の重症だったが、心に活力が湧いた、それにより怪我も病気も治った、そして悪知恵も生まれた。


このカレー作った奴をうちのボスの部屋にまで案内するかと、うちの専属のシェフにしたいと。まで頭が回った、だから、あの少女紫髪の小柄な少女を連れていけば、ボスのために毎日飯を作って貰えるぞ!! よっしゃあ飯作ってくれるぞーーー!! ヒヤッホーー!!


 じゃあ持ってくぞーーー!!


 念動力!!!


 テルネアスが中に浮かぶそのまま赤いTシャツを来た少年に操られる。そのまま連れ去られてしまった。


 あばよ! お前らカレー旨かったぜ!!


 ボスのとこに戻る赤き真紅の太陽マークのTシャツ男の少年を止めるものが何故か出なかった。


待って、、、、テルネアスさん。待って、。、。。。。


カリミヤノゾムただひとりだけ気づいていた。それともう一人マリンも見ていた。


「マリンさんちょっとこちらに……」


「なんなのだ! ノゾムっち!? うん、そうへえ、えええ?! 」


なんか息あってる。


「それは一大事なのだ!!!」


「どうしたマリン? なんかあったか?」


「それがノゾムっちがテルネアスさんがいないって言うから……」


 拓郎この時気づく、が、そうなのか。あれっでも待てよ!?


 それ誘拐犯の方が危険じゃね? と気づく。


多分ヤバいこと起きるぞと増宮拓郎はこの時夢にも思わなかった。


 テルネアスがインド人のもとでカレー作りの特訓を受けているなんて夢にも思わなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ