カリミヤは新たな霊獣を使役する
ゲコゲコ……
ゲコゲコ……
可哀そうな奴め……殺された怨念が溜まってるぞ。
可哀そうな奴め。
可哀そうだから俺のとこに来い。
そうだな、カエルの獣の霊だよなお前は?
「ゲコゲコゲコゲコッ!!」
「そうだな、お前のことが俺は心配なんだ」
「だから俺はお前の魂を浄化する」
「そしてもっと俺のために働いてほしい? 契約だできるか?」
「たぬたぬ~~~!! たぬ~~たぬ~~~☆彡」
そうかたぬたぬも喜んでるかカエルさんが仲間になるのが本当に嬉しいみたいだな。
カエルの魂よ。今こそ踏まれて潰されて死んだ無念の怨念よ。
怨念は浄化される。
魂は洗われて、セカイの言霊となれ!!
カリミヤが命ずる。宮廷の意思よ、仮の魂よ今こそ現身となりて幻想から現実へと想いとクサビよ拘束を解け。
呪縛は放たれた。今こそカエルの霊よ。
我がカリミヤのために仲間と成りて、世界を守るために。動き出せ!!
光がカエルの魂が浄化された。
そして俺のもとに小さなカエルの置物が生まれた。
「鉄のカエル?? でもこいつ固いぞ……?」
「ゲコゲコッ!!」
「そうか喋れるんだなありがとう。ゲコ丸!!」
そうしてゲコ丸は俺のもとに来た二番目の霊獣として登録された。
依り代として鉄のカエルの置物がセットだが。
これも何かしら使えるだろう。
これから毎日が楽しみだ。本当に楽しみだゲコ丸との日々が。
本当に楽しい。楽し過ぎて、お腹が空いた。からごはんをお家で食べようと思う。
納豆ご飯でも食いながら考えることにする。
今後の展開を。さあゲコ丸一緒に飯食おうぜ!!
たぬたぬもな!!
「たぬたぬっ☆」
「ゲコ~~~☆」
はっはっはお前らいきなり仲良くなって、良かった。
じゃあまた次に進みます。