偽物の桜は少女を堕とす魔薬の悪魔
メアが不幸になる回です。こんなの本当は書きたくなかった。
メアという少女がいた。彼女は年端も行かない17歳の女性。
もうすでに立派な大人の女性なのだが、法律が許さない。
現行法では恋愛は18歳になってからしようとしないと駄目だから、18歳以上の人と恋愛できない。
だがテレビでやってるヒーローにあこがれている。
稲荷仮面だ。怪傑サンダーさんもいる。太陽仮面もカッコいいダンディでオジサマで。
だが彼らの素性は謎に包まれている。
だからなんかいい方法はないかと思い、私は独自に調べつくした。
だがそのとき悪い男に騙されて、死にかけた。
でもそのとき助けてくれた人の顔が思い出せない。
誰だっけかな? 思い出せない…
◇
ショッピングモールを歩いているときに異変が起きる。
【空心警報発令中!! 速く一般人は避難してください!!】
空心警報?? 私はいつも流れるこのガイダンスを知らなかった。
このあとなんか変なことが起きるような……なんだっけ。
そんなことも忘れていたら不思議な女の子にあ出会った。
バナナ型のアクセサリーをリュックサックに1つ、2つ、3つ、にバナナ型のピンク饅頭の人形のアクセサリーにバナナのような形のキャラクターのフィギュアのアクセサリーをつけた不思議な少女。
そんな娘が話しかけてきた。
「大丈夫なのねん。痛いのは痛くならないのねん。私たちがあなたたちを守るから」
「君こそ大丈夫小学生くらいに見えるけど一人なの?」
「そんなことないのねん、妹がいるのねん」
なんか幸細い感じに見える。褐色は良いけど痩せているように見えるし太っているようなそんな目がデカいなでもこの娘…なんか興味がわいたぞ。
「お嬢ちゃん一緒に私とデートしない?」
私は冗談のつもりでいったつもりだった。
「そうなの☆ 良いよお姉さんを救うためならどんなデートでもするよ☆☆そうだよ…良いよ」
その髪型までバナナのような少女は私についてきた。
私たちはこの時知らなかった。
後ろから変な存在につけられていることに。
魔薬を売る売人は自身の魔薬によって人生が可笑しくなる。
だからこそ魔薬を買う売人は救う知らずに買う愚か者は七星家が救済する。
この時七星ナナナは考えていた。
(必ず救い出すのねあなたたちを待っててほしいのねん絶対にその悪魔の依存魔厄を取り払うのねん!!)
絶対に!!!!!!!
ナナナは面白くなってきたと考えた。
だが、ここで邪魔が入る。
「やあやあ我こそは魔術結社の幹部…二やり、死ねえええええ!!! 七星ナナナ!!!」
魔術結社【黒百合】の喜多良清二が勝負をしかけてきた。
ナナナは臨戦態勢を取る。
ナナナはバナナバズーカを召喚した。
どか――――――――――――ん!!!!!
音による威嚇で黒百合の清二を撒くことに成功した。
このときナナナは考えていた。
魔術結社がまた攻めてきたのねん。流石にユキトに連絡入れないと。スマフォスマフォ…
自身のレベルが減少していることに気づかないナナナがいた。
それがメアを苦しめる原因になろうとは思わなかった。
「苦しいよーーーー!!! 苦しいよーーーー!!!」
あああああああ。アアアアアアアアアアアアア!!!!!!
落ち着けない。何今の変な格好の男は気持ち悪い。
気持ち悪いと何するんだって?? トイレ行かないとトイレトイレ……
◇
トイレを抜けたら普通の部屋だった。
いつの間にかメアは魔厄組織に監禁されていた。
「捕まえたぞ。メア……ふっふっふっ何してやろうかな?」
「んんんーーーーー!? んんんーーー!!! んんん!!!!!!!!!!」
口はガムテープでロープかなんかで縛られている。
先ほどの少女はいない。
どうして同じトイレに入ったのに。
魔厄組織のドンはナイフを持ってきた。そしてグサリッとリンゴを貫いた。
「さあやれ!! 稲荷仮面だこいつに接近しろ!!! 我らの商売を邪魔した!! 稲荷仮面にラブコールを打て!!!」
「はい…わかりました」
メアは酷く疲れていた。受験勉強のために塾に行ったり学校の授業をしたり、家でゲームをしたりして絵を描いたり将来何か良い人になろうとしたのに……なんでこんな目に合うの?
メアは心が壊れてしまった。
ナナナは今頃ショッピングモールでバナナんストロベリーパフェでも食べてるだろうと思われていた。
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