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第234話 ニッポンバシで何かが起きる

 2023年4月6日。


 木曜日だが、大安な日だ。


 俺はパトロールもかねてニッポンバシの遊園地に行った。


 ニッポンバシランド。


 オタクのためのオタクのためのランドだ。


 大浴場から、ゲームセンターに、フィギュアの模型の展示会に他にもここでしか味わえない祭りがある。夏ならプール。冬ならスケートにスキー場に春なら人口の空中投影型VR花見などを味わえる。


 春なので花見か? と思われるが、そうじゃない。


 能力者ファイトゲームというリアルARバトルゲームという最新のAR技術を利用した、ゲームができる。


 ダンジョン化した世界で異能力に目覚めた探索者たちの娯楽産業といったところか。


 時間を忘れて能力者ファイトゲームを行っている。


 スマフォと専用のARヘッドグラスをつけて遊ぶのだが、なかなかにリアルだ。


 俺もこれをしに来た。


 ユキトも誘った。


 最初は。


「リアルARゲームね…俺の超能力なら普通に勝てるんじゃないの?」


 とかのたまっているが、ただのゲームなので異能力を使用するはずがない。


 女っけがないのでマイカが変身して少女(従兄妹設定)で17歳くらいに化けてもらった。

 スランももちろんいる。


 蒼威あおいちゃんはバイトで忙しいらしい。


 なら心空シンクを誘うとおめかししてきてくれた。


 引きこもりのくせに出てくるとは思えなかったぜ。

 さらに誰か呼ぼうかなと思い、そういえば魔夜間マヤちゃんと最近遊んでなかったから魔刀君から借りることに。


 そしてもちろんナナナちゃんも行きたいと駄々をこねるので連れていくことに。

 ナナカもユキトについてくることに。


 ユキトがミリアベルに話しかける。


「そういえば、月名ルナのやつどこいったんだ?」


「知らないであります。知らないであります」


 なおトラネは店番でいつものところで露店を開いているのでいつも通りだ。


 クロンとシロンは休日なので二人でアールモールに遊びに行っているとか。


 なお子守にデュランダルをつけている。アルマゲルもだ。だから安心だ。


 マリンは家でアニメ見てる。


 アグニスは修業で自宅ダンジョンの505階層を攻略しているといま通信で入る。


 なおリスティは今アイドル活動に精を出している。


 魔王系アイドルとして地下アイドルやってるとか。


 ミスズもサポートに入っている。


 当幻想美とうげんそうみちゃんとはあまり連絡を取れてない。


 ソウミちゃん何してんだろ最近?  連絡よこさないから不思議だ。


 そして少し歩くと能力者ファイトゲームの会場にやってきた。


 そこでいつものメンツに会う。


「あれっ拓郎じゃねえか?」


「おおっタケル久しいな」


 竹谷竹ルと出会う。久々に。


「そういえば俺な大学行くのあきらめたんだわ」


「そうなんか? まあ俺も大学中退した見だし」


 そうである俺も大学を中退した身だ。


 大学はろくなところじゃなかったからな飯は美味かったけど。


「タケルはつまりニートなんだな俺と同じで」


「そうともいうなこれで稼ごうかなと思って」


「能力者ファイトゲームで?」


「そうそうそれでな」


 タケルほどのやつがただのお遊びで稼ぐとは……確かこいつもかなり強いはずだぞなんでダンジョン探索者にならずに能力者ファイター? なのかな名前は。


「でっもしかしてそっちの人は先輩かタケルの?」


「マキちゃんや」


「どうも先輩の大学生で20歳のマキちゃんです」


「大学2年生?」


「1郎してるから大学1年生やっはははっは!」


 マキちゃんは俺よりも背が高く178センチくらいあるデカくないが不良のように見える。

 金髪だし。


「そういえば電導は?」


「アリスを追って裏世界に行ってしまった」


「良いのか? アリスはなかなか捕まらないぞあいつ俺はすぐにいけっ・・・なんか今会うと魔導銃ぶっ放してきそうだからやめとくわ」


 そんなこともあり、ニッポンバシで休憩タイムだ。


 みんなで軽く昼飯を食うことに、ニッポンバシと言えばたこ焼きだな。


 近くになんばがあるからな。


 なんばでは食道楽の町と言われている。


 いくらでも食べ物屋が大量にあって夢の飯屋がたくさんある。


 俺たちは夢の飯屋に入ることに。


 ここは回転料理や?? 

 色んな料理が回っているだと!?


 回ると言えば寿司からハンバークランチに焼き肉ロースとかトオモロコシにカレーにラーメンに餃子に、ミートスパゲッティに、花見用お弁当に、ショートケーキに、イタリアンプリンに、明歌ミルクのチョコレートまで流れている。


 なんだこの店バイキング会場か?? でも店内は確かに広い凄く広い。


 空間が膨張しているとか。


 裏で喰太は大量の飯を作っていた。ファルナも手伝っている。


 実はリスティも手伝っていた。


 七大魔王のうちの一人リスティにミスズにファルナにゴーマにあと一人男の魔王、シスマルがなんかいってる。


「寿司美味しいね」


「ちょっと七大魔王のくせにそんなこともできないわけシスマル!!」


 ファルナが激怒する。


「どうでもいいのだ~~~!! 皿洗いめんどいのだ~~~」


 リスティがぼやく。


「そんなこといわない」


 ミスズが褒める。


「拓郎殿にはお世話になってますからこのゴーマ頑張りますよ!!」


 そんなこんやで昼ご飯を堪能した拓郎たちなのであった。

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