想定外はいつでもやってくる
稲妻がほんとに落ちたから考えながら書いた。
怪傑サンダーは雨の滴る稲妻落ちる時、少女3人見つける。
拓郎は眠っていた。嵐の中、雨が降っている。轟音の中、稲妻が走る。
ガラガラビッシャーーーン、ドーーン、ゴロゴロゴロゴロロロン!!!!!
拓郎はその音で目が覚めた。
先ほどまで、女神の姿が見えたが気のせいだった。ただ、その悲しそうな顔をしていた。だが、時には厳しく俺をしかっていた。
母はいつも俺を叱ってくれた。
母は何故か、いつも俺を叱ってくれた。
何故かいつも一緒に買い物に行ってくれた。
いつも学校についてきてくれた。
でもおかしいな、そこから思い出せない。
それで、俺はブクブクと太っていた。
だが、結果的にまた太っている。
でも今は懐かしさに涙が止まらない。
するとたちまち、雨がやんだ。
雨は良いものだ。俺の中の雑音を消し去ってくれる。魔法の雨だ。
雨が好きな理由は俺が生まれた月が雨の日だと親に聞かされたからだ。
「たくろう、あなたが生まれたときは雨が降ってて、逆動の時代だったのよ。革新的な世界を造ろうと動いてる人もいてね…」
「お母さんどうして黙るの?」
「なんのことでしょうね?」
「?」
「これには続きがあるのそこは宮古で王朝があるけど、苦しい道のりなのよ…」
「??」
僕は弱気のお母さんを見て、何かが変なことが起きていると考えてしまった。
それがセカイが変になってしまった原因だから。
◆
ナナナちゃんはテレビを親に内緒で見ることが好きな少女だ。
でも、俺はそんなナナナちゃんが嫌いだから、バナナを買ってこない。
ナナナちゃんはバナナ欲しいかい?
「バナナなんていくらでも出せるのん」
「静かにしなさい。シーっ!」
最近ナナナのことをうざがっている拓郎がいた。
本来この娘は最強の…ええっとどんな能力だっけ? 忘れちまったな。俺も21歳になっちまったし、暑いし寝苦しいし、年を取ったなあ。とたかが1歳年を取っただけなのに。
それが拓郎の命を脅かす運命だということを拓郎はしらなかった。だがナナナがバナナを出す。
「たくにぃ、バナナでも食べて元気をだしてなのーん☆」
・・・・・・・
まあ良い座るか。
ドシンと巨人のようないでたちで、座り続ける拓郎は気持ちを、沈めていた。
指の運動、一、二、三、杯!
いただきます。
ご飯を食べる練習なのん?
そうだよ、ナナナちゃん。
君犬喰いみたいで、きもいから、俺そういうの嫌いなんだよね。
「。。。。。。。」だめにゃあ?拓郎!、買って買って!! おもちゃのピストル欲しい。買って買って!
ナナナのワガママに付き合いきれない俺は寝ることにした。
長い夜になりそうだな…あれっなにかあるよなこれ?
あれ?
なんか忘れているような。
そうだ! ヨミに買い物頼んでたんだー!! 忘れてた。
あれ?なんで忘れてたんだろう?
おっかしいな、忘れていたわけじゃないのに。
開けるぞ稲荷仮面!!!
いないのか!!!
速くあけてくれ!!!
じゃないと!!
お前のために来たんだ!!
信じてくれ!!!!!
稲荷仮面!!!!!!!
出てきてくれ!!!
頼む、このとおりだ、!!!
頼む!!! いなりかめーーーーん!!!
なんだこの音は? 聞こえているけど、大きい声だから危険で?
開けてみるか念のために。
拓郎は扉を開いた。