第222話 英雄喰殺し
すまない、みんなこれ全部僕の体験なんだ。嘘もあるけど
不変の時は選別の証。
空前の兆しは誘惑の証。
カリミヤはタヌキの面を被りて拓郎を買い被る。
空前の灯と思われていたが、カリミヤの異変はここで起きていた。
場面は変わってビルの屋上。
「貴殿の灯は勇気と変わったのだ……だからあなたは止められる」
ナナナは目の前の不可思議な少女を相対していた。
どうしてなのん? 神のような神々しさが感じられる止まれる? 不自然に周りの空気がてかてかしている。奇跡を具現化しているように感じる。僕のターン……
「!?」
「あなたは存在が消滅する」
「!???? くッ!!!!!!」
「あら驚いた……神の宣告を防ぐ存在がいたなんて何者あなたは?」
「さああなたこそ何なんですかのん? 普通じゃないその出で立ち雰囲気から感じられる神のような存在を感じ取れるけど……あなたはもしかして神の御使い?」
「ミツネ……ミツネだよ僕の名前はミツネだよお嬢さんいや何かを超越した新人類かね君は?」
法輪の金の音が鳴る。金の音が響きわたった瞬間にナナナがシリトリをしだすいつもの光景だ。
「消失 つまんねえ奴だな 謎々 ぞっとする食べ物 脳みそ ソル ループ プリン」
ミツネの右肩が消失してつまんないやつに存在のレベルが落ちてカッターのような真空刃と回転をしつつプリンを食べだしたナナナがいた。
その文章の意味がわからないんだけど。どういういみなんだよと突っ込みを入れたい。
二人の戦いは続く。
●
ミツネの神的行動が招いたのか。自衛隊の隊員の村正東樹が稲荷仮面を殴りつけるタヌキ仮面を倒そうとしていた。
(力が抜ける……? どういうことだこの狸仮面という男は何者だ!?)
「駄目だ……東樹お前の力は一辺倒に腕力に振りすぎているからこいつとは相性が悪い」
最強に近い敵ほど力を吸われる。
狸仮面の周りから迸る暗黒の渦巻きが巻いている。
たぬたぬが力を奪う行動をしているのかわからないがカリミヤのアンチ的ヒーロー立ち位置がそうさせているのかわからないが。
カリミヤの創作家の職業がこの物語の絶対的弱体化を望んでいるようだ。
増宮拓郎という名前が仮実谷望の感に触るらしい。
増すから力を奪い続けていても増すので問題ない。
仮実谷は借宮とも書ける。
宮の力を借りるので増宮の宮の力を借りるもとい強奪しているのだ。
望だから宮の力を望んでいるのか。
狸仮面は幻乃社を放った。
幻想の社に拓郎は囚われた。
拓郎は無気力にマリンを呼び出した。
「こいつ友達いないってよ」
「可哀そうだなご主人」
「いるわ! ちゃんとっ……いるよ……最近会わないけど。連絡ぐらい取ろうよ」
「やるな、ならば俺はキツネ眠りするわ
仮実谷は大ダメージを受けた。
結界を打ち破った拓郎は。
その後まだ守る相手がいないと思いカリミヤはうちに帰ることにした。
友達を作るために。友達出来そう