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第216話 迸る茶番は想定外の響き

 朝起きると蒼威ちゃんがいない。


 どういうことだ?


「実は蒼威ちゃんは誘拐されちゃったのん!!」


「本当か? ナナナちゃん……本当に?」


「そうなのん」


「じゃあどうするんだ…………」


「誘拐犯が置手紙を置いていったのん」


 どうやら本当に誘拐されたようだ…………嘘っぽいな……ナナナちゃんが関わっているから二人はグルだな……でもなんだろう何か考えがあるのかな?


 そして俺は誘拐犯の指定するところに行った。


 そこには誘拐犯のクマの着ぐるみ野郎がいた。


 中身は誰でしょうね?


 そして俺が戦っていると何気に強い。


 何もないところから凍りとか炎が出てくる。


「強いクマね~~~ならこれは? 動けなくなるよ」


「本当に動けないだと……」


 もはやこの能力は……ナナカちゃんだな……やはり誘拐というのは嘘のようだ。


 そこに縛られている蒼威ちゃんも棒読みだ。


「助けて~~~~稲荷仮面~~~~」


 蒼威ちゃんも困っている感じで疲れているのか……まあそんな茶番に付き合っている俺もそうだが……暇だな。


 そうしてなんか知らんけど狸仮面が現れるまではよかったんだ……狸仮面は何もせずにまたどこかに行ってしまった。



「ちょっとかりみん……想定外だよ…………いやなんでもないよ私は誘拐犯の熊太郎だよ……」


「もういいだろ……狸仮面の正体は仮実谷さんなのか?」


「そうなのん……でもどうしてどこかに行ってしまうの……」


 その後今日の茶番をなんだがよくわからないことだけど不思議なことが起きた。


 モンスターが街に現れたのだが凄く弱くなっていた。


 だが退治しようとした探索者も弱くなっていた。


 だがみんなでかかればなんとかなった。


 狸仮面は一人黄昏れていた。


「この世から悪いものとか悪い奴らがいなくなればな……」


 そんなストーリーができたらなと想像していた。


 そして小説を書いていた。


 狸仮面としての活躍をもとに仮実谷望として小説を書いていた。


 やはり家で書くのが良いと家に戻っていた。


 パトロールは後でしておこうと考えていた。ナナナちゃんが遊びに来た。

「かりみん……やっぱり力を使ったのねん……ある意味一番出鱈目な力なのん」


「なんのことだい……? ナナナちゃん」


「いやなんでもないのん。何故か伝えようとしても知らないふりをすると言う条件でも付けてしまったのねん。だから自分は何の能力もない少しだけ身体能力があるだけのかりみんなのねん」


 ナナナちゃんがまた意味不明なことを言っている。自分には小説を書くことぐらいしかできないのに。

 さてナナナちゃんとゲームしながら小説のネタを考えるか。


 俺はいつも通りナナナちゃんの相手をしてゲームをする。ナナナちゃんは一緒に遊んでいる。


「かりみんはゲームが強いのねん……勝てないのねん」


「そうだよ……こういうのは頭を使うからね……」


「負けないのねん」


「いくよ」


 結局ナナナちゃんはカリミヤには勝てなかったゲームでの話だが。


 カリミヤはそれだけある意味出鱈目なのかもしれない。

創作を行う上でゲームは必要不可欠だ。

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