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第208話 天魔塔大阪に出現する!!

 天魔塔をついに100層まで攻略してボスを倒した瞬間、天魔塔が転移した。


 そして大阪のミナミの難波のどでかい中央の公園に天魔塔が移動してしまった。

 なんっじゃあそりゃああああああと俺は驚くがすぐに脱出して稲荷仮面となる。

 

 だが天魔塔を見つめる影がある。

 稲荷仮面も天魔塔の外に出てビルに昇る。


 そこにぎらつく仮面の主がいる。


 狸の面を被った男……? なのか謎の人物がいたのだが稲荷仮面は気づかなかった。


 天魔塔のボードには200層が解放されましたの文字が出ている。


 ダンジョン探索家のリポーターが誰かが異空間のダンジョンを攻略したことでこちらの世界に天魔塔が出現したのではと推測がなされる。


 人がわらわらとダンジョンに入ろうとするがレベル100以下は入れませんと出て殆どの探索者が入れないようだ。


 

 今日も死に行く魔物を見ていなければならないのか……残白の天使が天魔塔で人を見下ろす。


 人間どもをこの塔に招き入れるのはいささか後悔するが……でも天使は苦しい顔で苦虫を噛み潰したような表情でここにくる挑戦者を待つ。


 5日後に5人の挑戦者が来たようだ。


 天使の名前はガイウルス。


 5人の哀れな挑戦者を殺そうと策を練っていた。


 だがやられる。


 5人の挑戦者が意図もたやすく自分を始末した。


 その後復活して今度は低層の中ボスをやらされることに。


 もう嫌だと言いつつ何度も殺されるがダンジョン核の力で復活させられて中ボスをやらされる日々。


 だがそんな嫌気がさす日々を変えてくれたやつがいた。


 狸の面を被った謎の男……狸仮面だ。


「苦しいのか……なら解放してやるよ」


「どういうことだ……?」


 ダンジョンの核との繋がりを謎の力で絶たれた。

 そうして私は狸仮面の従者となった。


 ガイウルスは狸仮面に尽くした。


「俺はこういう孤高の存在に憧れているのかもしれない……」

 ガイウルスは聞く。稲荷仮面のことをどう思っているのか……


「俺はあいつとは違うダークヒーローになりたいと信じている」


「ダークヒーロー?」


「モンスターの味方だな……俺の配下を増やしていく」


 狸仮面の後ろには狸の霊がいた。


「たぬたぬっ!!」


「タヌ蔵お前は元気だな」


 そんな狸仮面が稲荷仮面への静かな企みを企てているときに、拓郎は……復活の儀式を行っていた。


 リーフルの復活を行う儀式だ。


 天魔塔でとても優秀なリソースを手に入れたからだ。


 天星玉という失われた命、物の命を呼び戻すそんな効果があるという。


 そしてリーフルは戻って来た。


 拓郎は涙を流して喜んだ。もう失わないために俺に何ができるだろうと考えていた。



 雪兎は天魔塔を見て月名ルナとミリアとシロンとクロマルとナナナとナナカと共に天魔塔の攻略に動いていた。


「ナナナ……天魔塔……って拓郎がつけたみたいだがどう思う?」


「未知のエネルギーを感じるね、絶対中で攻略をしたほうがいいよ」


「雪兎が行くなら私も行くよ」


 ナナカがそう答える。ナナカは雪兎にゾッコンラブなので実際のところ殆ど命令ならなんでもではないがナナナとかナナさんとか家族に被害が無いなら何でも聞くレベルだ。


「そうですねミリアベルもそう思います」


 雪兎の妖精も雪兎の意見は聞くようだ。


「シロンはシロンは……たまにはお姉ちゃんと攻略したいな……」


「じゃあ拓郎と一緒に攻略を開始するように連絡とるわ」


 雪兎は拓郎に連絡する。すると明日一緒に天魔塔を攻略することになったようだ。

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