第194話 稲荷と魔女が出会うとき
ちょっと今回は短いです。
飛ばされた瞬間に空中から落下している。拓郎たちはすぐに着地の段階に入った。
そのまま普通に着地した。
「ふう~怖かったです」
「危機一髪だね」
「なんだろうこんなトラブルは前途多難」
クロンと蒼威ちゃんとマヤちゃんがそう言っている。
そしてみんなで裏日ノ本を歩いてみた。
全体的に街はあるけど廃墟だ。
表世界と同じ部分もあるが……基本的に自然が多いな。
殆どなーんもないようだな。これは退屈だな。
だが高次元の反応があちらのほうでしている。俺はそこに急行した。
みんなから離脱して。
そこにいたのは金色の髪の少女がいた。
誰だよお前は……でも凄い圧力を感じるな……最高に強い魔力を感じる。
「あなたは誰かしら? 敵なら潰しますよ……」
「さあな……お前こそ俺の敵じゃないよな? そこら辺は話し合いで決めようじゃないか?」
俺はオメガフレアを放った。幼気な少女とは思えなかったが……そいつは簡単に俺の攻撃を無効化した。
「吸収したのか? 凄まじいな……見た目通りの化け物じゃないか……」
「あなたは何がしたいの? こっちは日向ぼっこしてたのに……」
そのままアリスは魔導砲を放つ。簡単で単純な魔力の砲撃は意外にも無力化するのは大変だと思われる。
拓郎はそれを防御結界だけで防ぐ。
想像を絶するほどの高火力の一撃が降り注ぐのだが当事者は意外にもそのことに関しては無頓着だ。
あまりにも計り知れないほどの実力を備えている。
「なあ俺は別にお前の力が測りたかっただけで危害を加えるつもりはないんだ? だからもういいや俺は増宮拓郎って言うんだ」
「そう……私はアリス……覚えておくわ」
俺はそう言って帰った。みんな所に行くとなんとか誤魔化しておいた。
雪兎は気づいていたようだがな……
そうして裏日ノ本は大したところがないので帰ることにした。
リュートがまた次元の裂け目を割って元の世界に戻って来た。
意外にもあっさりしている裏日ノ本体験だった。
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