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第191話 暗き暗天のマソラ

 暗き暗天のマソラは京都の嵐山に支部を置いていた。


 と言ってもマソラ一人だけなんだけど。


 暗界マソラ。私の名前だ。


 秘密結社なるものを創ったが今のとこと活動実績などない。


 私の能力【地球観測】というやつなのだがでこの世界の能力の高い人物を知ることが出来る。


 もう一つの能力【遠隔監視】と【透明キャメラ】の能力を併用して地球のどんな人物でも監視できるのだ。


 最初は魅力の数値が高い芸能人とかを監視という名のストーキングをしていたが速攻で飽きた。


 ただそれよりも力を隠している人物を探し出すというほうが面白そうで試しにやってみた。


 増宮拓郎さんというらしいが一日を観察するとダンジョンまたダンジョン……たまに稲荷仮面という人だった。


 この人を見ていると飽きないでいた。


 命を狙われているようだと監視で分かった。


 教えてあげたいので【神のお告げ】という能力で誰かに伝えた。


 ついでに暗き暗天のマソラという秘密結社が活躍しているという偽情報を出しておく。


 大丈夫かな拓郎さん……



 俺の命を狙っていたのは暗黒組織だった。


 魔術系の暗黒組織で強い奴らを始末するようにしていたのである。


 さっそく雪兎と共に暗黒組織をつぶした。


 テルネアスも一緒に来てくれた。


 普通に終わった。あとは警察に任した。

 俺は稲荷仮面として組織をつぶしたに過ぎない。


 雪兎は正義のヒーローは性に合わないと言う。


 だがそういえば暗き暗天のマソラだったかな……そんな組織は存在し無いようだ……テルネアス曰く。


 ただ個人でそういう人を観測する能力の持ち主がいるとか……


 マソラさんというらしいが……


 というわけで会いに行くことに……いいのか会いに行って?


 いや俺のことを観測する能力者なのだからかなり使い勝手の良い人だと思う。


 俺はその人の家の呼び鈴を鳴らした。


「は~い……拓郎さん……来てしまいましたか……」


「俺が来た理由わかるよね?」


「なんでばれたんですかね……私の能力……」


「うちにはテルネアスという高機能な諜報部員がいるので」


 マソラさんは意外にも優しそうな人だった。


 しかも巨乳だ。ううむなんとも良い。ハーレムに加えたい。


 だがマソラさんはラノベ作家だと言う。


 なんという理想的な職業なのだろうか。


 ダンジョンには潜ったことがないとかでもまあ観測系の能力だとそうなるよな~


 とまあ能力は地球の観測……人にポイントをつければどんな人物も観測できる。


 これはなかなか使えそうだな……


 とりあえずマソラさんとはレイン交換しておく。


 そして俺の活躍をいつも見てますと言う。


 う~んこういう感じのおっとり美人さんは俺に弱い。


 だが私生活を全て見られているのは少しだけ不安がある。


 強力な閉鎖空間とかだと見れないのかな?


 堕落王の空間あるよなそれだとどうなるんだろ?

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