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第182話 魔術師の連合を組むように他の探索者たちには嫉妬の眼差しで見られているようです

 日本橋ダンジョンの酒場では常に情報交換が盛んだ。


 その中には特定の探索者のファンとか探索者とお近づきになりたいなどの情報を集めたがる連中もいる。


 そんな中である美少女探索者は誰かという議題が出た。


 日本橋ダンジョンを攻略している面々だと、中々に色々ある。


 ソロで潜っている女性探索者もいる中、女性だけのパーティとか男とも潜る女性探索者とかも注目の的だった。


 そんな中ランキング5位以内に入る美人、美少女探索者は誰かという議題に対して皆が声を上げる。


「清流の賢者様とか」


「異世界人の小悪魔ちゃんイリスちゃんは?」


「聖騎士のタンク役胸がデカすぎアイナ様は?」


「蒼威ちゃんは? あの実力隠しの増宮と組んでるけど想美ちゃんも可愛い」


「あの増宮のハーレムぶりには笑うわ……アグニスさんとかマリンちゃんとかアルマさんとか異世界人とパーティ組みまくり……羨ましい」


 なんと拓郎が意外にも注目されていた。実力を隠しているというのも見る連中には感づかれているというやつか。と言っても本当はAランクぐらいの実力なのにBランクだと詐称していると思われているぐらいだと思われるが。


「ぐふふふ……我はマヤ殿が可愛らしくて素敵だと思うですな……」


「ロリコンは黙っとけよ 魔刀に斬られるぞそんなこと言ってると」


「でもやっぱり麗しき女王麗華様がソロで強いよな?」


「鞭使いのあの麗華? 確かに可愛いけど正確に難ありだという噂だぞ」


黒蝶あげは様は? あっでもあの娘は増宮のことが好きだと噂だけどな……」


「ふざけんなよ!! 増宮の奴……俺の黒蝶ちゃんまで奪うのかーーー!!」


「でもあいつにダンジョン内で喧嘩吹っかけたらあしらわれて吹っ飛ばされたとか聞いた」


「あいつたぶん俺たちのようなD、C、Bランク探索者より明らかに強いよなたぶん」


「そうそう異世界人の仲間も強いし従魔持ちでテイマーの職業も持っているからかなり強いよあいつ」


 とまあ拓郎のことが噂されていた。悪い意味で。ハーレムを嫉妬する男どもに。いつ後ろから刺されても仕方ない状態かもしれない。まあそんなこと不可能だが。


 現在も日本橋ダンジョンの632階層で当夜とセイとマヤと想美と蒼威ちゃんと一緒に潜っていた。


 魔刀は少し外せない用事があるということで妹のマヤを拓郎に預けてどこかに行ってしまった。


 久々に蒼威ちゃんも一緒に潜ることでなんとなく場を和ませようと考えていた拓郎だった。


「そうなんですか……当夜さんの妹が……可哀そう」


「蒼威……そこまで気を落とすな俺もまだ諦めてないからな。拓郎が不可能を可能にしてくれるからと信じている」


「さあ皆行きましょう。モンスターが出るわよ」


 セイさんが注意を即すように言った。


 とにかく深層を目指すしかないようだ。


 またもやゴブリン種が出てきた。ここではゴブリンが出やすいのかな?


 ハイゴブリンゴッドスピーダーが出現した。って速い!? なんだこいつ物凄い速さだ。


 神速のスピードで俺たちを翻弄する。ヒット&ウェイでなんども棍棒を叩きつけてくる。


 久々にダメージを受けるが俺の場合雷炎神帝とかのスキルにより物理攻撃が無効のはずだが。


 つまり物理的攻撃かと思われた棍棒の攻撃が魔力的攻撃だというわけだ。


 魔力を持つゴブリンなのか。


 蒼威ちゃんが黄金釘バッドでボコろうとするが当たらない。


 でも当夜は狙いをつけていた。


 マヤちゃんの従魔のウサ丸がハイゴブリンゴッドスピーダーを捕まえた。


 そうしてマヤちゃんもサイコキネシスで捕らえたようだ。


 そして当夜が暗黒の剣を5つ創り出して放った。


 セイが光の槍を何個も創り出して放った。


 なんとか倒すことができた。


 ドロップ品があった。なんと強そうな短剣がドロップした。


 神速の短剣……攻撃力+2500 速さ+50000 スキル【神速】が使用可能。


 なかなかの物のようだ。これはクロンとかにあげた方がいいのかも知れない。


 634階層まで来たが……またもや隠し部屋を見つけた。


 宝箱は2つある。


 1つは罠モンスターだと思われる。


 化け物悪魔箱が勝負を仕掛けてきた。


 だが拓郎の光爆剣に刺されてすぐに大人しくなる。


 そうしてドロップアイテムが出た。


 デオニズムオリハルコンのインゴットがゲットできた。


 オリハルコンよりも遥かに強度が高いオリハルコンの上位金属だ。


 これでかなりの武器が作れそうだ。


 鍛冶の職業を持つトラネに頼むとするか。


 これで蒼威ちゃんの黄金釘バットよりも上の武器を作ってもらうか。


 この量だと短剣とかも作れそうかも。これは良いものが手に入った。


 当夜にも刀を打ってあげてプレゼントしてあげてもいいかもしれない。


 とまあそんな感じで攻略を進めていた。特にトラブルもなく635階層まで来た。


 今日はここまでにするかなと思いみんなでダンジョンを脱出した。


「今日もどうもでした拓郎……」


「ああっ……当夜今日もばっちしだったぞ」


「ふんっあなたは私よりも異常に強いからね……かなり実力がわかってきたわ」


「はははっ……拓郎さんは強いですよ~?」


「たくにぃは強いよね~マジ最強」


 そんなわけでダンジョン攻略は順調だったようだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

作者の体調は順調です。PVが増えているのでなんか楽しいです。

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