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第176話 後輩探索者がピンチになったので助けに行くようです

 今日は久々に日本橋ダンジョンに行こうと思う。


 パーティは蒼威ちゃんとサクラちゃんにマリンにアグニスを入れて5人で行くつもりだ。


 アルマゲルは緊急時の補助メンバーだと言ってもダンジョンに入ったら入れるつもりだが。


 日本橋ダンジョンに行くと探索者ギルドでは大勢の人が賑わっていた。


 夢を追う者、夢を叶える者など様々な人々が介入する。


 一攫千金を夢見る者がいる中、俺はまだ見ぬ喋る武器を探していたりする。


 そうこうしているうちにリーフルが飛び出してきた。


「リーフルはご主人様にあまり必要とされてないですか?? それなら私は要らない娘なんですね……しょぼん…………」


「リーフルどうしたこんな探索者ギルドの前でな……」


「いつもアグニスさんとかマリンさんとかアルマゲルさんとかデュランさんはお側に置くのに、私はいつも武器空間の中に入れておいて最近出番無いから……ふええんぐすん……」


 リーフルが泣き出してしまった。そういえばこいつのことを忘れていたような気がする。


 だってこいつ基礎戦闘能力があまり高くないから魏刃化ぎじんかさせても微妙に使いずらいから……でもまあレベルアップさせたら強くなるかもしれないし……使ってやるか。


「ごめんな……リーフルお前のことをわかってやれなくて……今度から使ってやるからな」


「はいご主人様!!」


「声がでかいぞリーフル」


 そうこうしているうちに少しお腹が減ったので探索者ギルドの中に併設している食堂で飯を食うことに。


「ご飯!!」


「よっしゃあ!! 飯が食えるぞ!!」


「俺も食べていいのか?」


「我にも食べさせろ」


「スランも食べたい」


「私にも食べさせなさいよ」


「みんな食欲旺盛だね……」


「リーフルにもお食事を提供してくれるのですか?」


 とまあみんなでご飯を食べた。


 ご飯を食べている間に知り合いにあった。ちょっと気にかけている奴だった。


「あっ先輩どうもっす……」


「増宮さんこれから潜りですか?」


「増宮っちいつも美少女を侍らして……うちの慧太朗と同じなんだね~」


「………………こんにちわ」


 ちょっと前にダンジョンでピンチにあっていた俺より若い大学生パーティの慧太朗君と舞子と木色と早苗ちゃんのパーティだ。


 パーティ名は【娯楽先陣隊参る!!】ってパーティ名なんだがなんかゆるゆるなんか本気なのかわからん。


 なお俺がリーダーのパーティはパーティメンバーがコロコロ変わるけど一応ある。


【不滅の先駆者】というパーティ名だ。かっこいいだろ結構? そんな感じで一応表向きには俺はBランク探索者ということになっている。


 Bランクはそこそこ数が増えてきているので問題ないだろうと思っている。


 でこいつら娯楽先陣隊参る!! はCランク探索者だ。とまあそこそこ強いと思われるのだが。


 前から気になるからスランの分身体を常につけておりさらに紙守りをつけているから何か危険が降りかかると俺に連絡が来るようになっている。


 慧太朗君は昔の俺を見ているようでなんか目が離せないのである。


 黒ぶち眼鏡でイケメンというよりフツメンなんだが天パで最高に俺とそっくりなんだって思う。


 でも誠実で優しいから大学で女にもて始めたのである。


 舞子ちゃんも木色ちゃんも早苗ちゃんも慧太朗狙いである。


 ただ木色ちゃんだけは俺にも色目を使ってくる。


「今は一番は慧太朗君だけど……増宮さんも私の好みですね…………だからいつでもダブル逆ハーレムでもいいんですよっなんてアッハ☆」


 とまあ木色ちゃんはちょっとギャル系で茶髪に染めているしなんか色々と目のやり場に困る。


 慧太朗君にたまにレインで聞くが木色は凄くからかってくると相談してくる。


 でもエロいことをしてきたりなんか本当に木色は困った娘だとか。


 舞子もいつも清純系を装っているがなんかたまに色目を使ってくるらしい。


 早苗ちゃんは逆に大人しいらしい。いつも本を読んでいる文学少女らしい。


 とまあダンジョンでいつもピンチらしいから遠距離で紙守りから魔法を転送したりして援護したり、スランの分身体が勝手に透明化して攻撃したりして助けている。


 なんという過保護っぷりだがなんか目が離せないのだこいつらには。


 さて日本橋ダンジョンの深層の526階層ぐらいに潜りモンスターを屠っていたが、なんかいつも以上に紙守りからアラートが鳴る。


 かなりピンチらしいようだ。


 これは助けに行った方がいいようだな。


 俺たちは慧太朗君のいるところに転移した。


 100階層に飛んだ。


 どうやらボス戦のようだ。


「拓郎さん!? どうしてここに!?」


「ぐっ……へへへまやらかしてしまったようです……」


「木色ちゃん……」


 どうも木色ちゃんが重傷のようだ。


 腹が抉られているように贓物がはみ出て大出血だ。僧侶の早苗ちゃんが回復魔法をかけているが徐々に回復しているが全快にはいたってない。


 日本橋ダンジョンで死んでも死ぬことはない。


 人工的地下構造体である状態の通称地下ダンジョンと人工的塔型構造体である通称塔ダンジョンの場合ダンジョン内で死亡した場合デスペナルティを受けたのちに1階層のセーフティゾーンで復活するという情報が発表されているので死ぬことはないが。


 もしかしたら一定回数死んだ場合復活できないかもしれないという情報も不確定だがある。


 よってダンジョン内で死亡することは奨励されてないが今でも1か月に全国で100人ほどの死亡者が出ているという。


 あと問題がある。


 思い出の欠如だ。


 死亡と同時に思い出……つまるところ記憶が失われしまうという。


 今までの思い出が思い出せないという。


 何回も死んだ人は抜け殻のように言語能力すらもなくした人もいるとかという噂だ。


 俺は木色ちゃんに回復魔法をかけた。


 全快する木色ちゃん。


 そうして100階層のボスグランドリザードキングにスプラッシュシンクロメテオを喰らわした。


 一撃で葬り去った。驚くように目を開く慧太朗たち。


 やっちまったか~!? と俺は恐れられることを危惧したがどうやら違うようだ。


「先輩凄いっすなんてすさまじい魔法なんですか??」


「拓郎っち凄いよそんな物凄い魔法をいつの間に!?」


「ぱねえっすスゲエっす……凄すぎて驚きを通り越して最強チート野郎なんですか?」


「凄い…………」


 なんかみんな凄い凄い言ってて驚いてはいたが恐れられてはいなかった。


 とまあなんか仲が深くなったような気がするがまあいいや。


 同じハーレム仲間として慧太朗君は目が離せないんだよなこれが。

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ここまでお読みいただきありがとうございます。

もっと書きたいように書いていこうと思います。

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