第172話 たまには蒼威ちゃんと深層に潜るのもいいかと思いレベルアップを謀るようです
今日は自宅ダンジョンの389階層に行こうと思う。どうもここは経験値効率がいいモンスタープラチナピョンピョンラビットが出現するようだ。だがこいつは凄いスピードで逃げるので倒すのが大変だ。
でも未だにレベルが低いと思われる蒼威ちゃんとかの鍛錬にはいいと思ったので、蒼威ちゃんを誘って自宅ダンジョンの389階層に時空転移した。
「拓郎さん大丈夫ですかね? 私まだまだ力不足でこの辺のモンスターの対処は難しいですよ……」
「大丈夫俺がフォローするから」
「それなら安心ですけど……」
そう言い蒼威ちゃんは少しだけ不安そうに感じているようだ。実際今回は俺と蒼威ちゃんしかいないからな。俺もレベルアップと共に新たなスキルを確保したいと思っている。
現在取得可能スキルが少しだけあるがかなりというかレベルアップの総数がかなり必要だ。現在保有SPは3200だが必要SPが半端ないのだ。
例えば【全魔法威力20倍】のスキルを取るには必要SPが10000もいる。つまるところ200レベルアップしないと取ることができない。
他にも【生命力復帰力100倍】のスキルを取るにはSPが8000もいる160レベルアップもいる。なんとまあかなりの強力なスキルなのだがこうも取るのが大変だと苦労しそうだ。
まあ俺の場合新たなスキルを創造するスキル創造のスキルをすでに取得しているが……このスキルでスキルを創り出す場合現金と魔力とSPが少しばかり必要だ。
現金がいるのが意外と大変なんだと思われる点だ。強いスキルほどべらぼうな金額が必要だ。
この前なんて【超跳躍】のスキルを作るのに800万円ほどかかるのには笑った。それとSPが3000だがそれはそんなに痛くない。たかが60レベルだからな。
でも現金が800万円ほどもかかるのは想定外だった。超跳躍は自身の俺の現在のステータスならこのスキルが無くても200メートルくらい跳躍できるのだが、超跳躍を取れば3倍の跳躍力を得ることができると思われたからだ。
よって頑張って素材をトラネに頼んで売ってきてもらって800万稼いだよ。何とかなるものだなと感じた自宅ダンジョンの素材とか日本橋ダンジョンの深層の素材がべらぼうに高く売れるようだ。
蒼威ちゃんのレベルアップをしたくなってしまった。ということで探すことにした。プラチナピョンピョンラビットはかなりレアだが気配察知とかで探せばなんとかなるだろう。
そして30分ほどで1匹見つけたので捕縛系のスキルを使い捕縛して蒼威ちゃんに止めをさしてもらう。止めをさしてもらったら他のモンスターも一緒に倒す。基本的に魔法で蒼威ちゃんの身体能力をかなり底上げしているのでこの階層でも遅れは取らない。
なんといっても俺がいるからなんとでもなる。スランとマイカもいるしアオマサもいるから安心できるし。アグニスとマリンとアルマゲルとデュランもいるが今は契約した武器たちの空間で大人しくしている。
今は止めは蒼威ちゃんにしかしてもらっている。スランとマイカとアオマサには少しだけ手伝ってもらっている。389階層まで来るとデスオメガネクロマンサーとかブラックリザードマンキングとかが雑魚で出てくるからヤバい。けど身体能力を底上げしている蒼威ちゃんは今チートモードでバットの一撃で敵のモンスターが肉塊に変わる。
しかも水魔法のレベルも上がっているのでかなり強い。
「おらおらおらおら!! どうだっ!! 弱いな!!」
「蒼威ちゃんが昔みたいな口調になっている」
「今でもたまにこんな口調になるよ! 拓郎さん! サポートありがとな!!」
俺的にはこのくらい暴れっぽい蒼威ちゃんのほうが好きだな。今では大分大人しくなってしまったから。
そうしてレベルが上がっていく蒼威ちゃん。なお俺は成長超速に獲得経験値10倍に必要経験値1/10により人の10倍の速さで上がるし、レベルアップ時のステータス上昇率がかなり高い。
蒼威ちゃんも獲得経験値4倍に必要経験値1/4を持っているがこのスキルをレベルアップさせることがかなり大変だ。レベルを上げ続けるしかスキルのレベルを上げられないからだ。
ダークネストロールジェネラルが7体も出現した。スランの粘弾が襲い掛かる。マイカの触手攻撃で叩き落とした。アオマサの星魔法でスターアナライズショットで穴が開きまくる。
俺もオメガフレア(極滅覇道)で業火の炎で焼き尽くしてあげた。蒼威ちゃんは水魔法でスプラッシュマウンテンオーロラバーストで水の重圧で圧倒していた。なかなかやるな蒼威ちゃん。
そうして392階層まで進んだけど敵の強さが変わってきた。でもまあ魔法とか普通に効くし打撃攻撃も通るしなんか普通に敵が弱い。蒼威ちゃんはさまになっているし強くなってきたように感じる。
そして今日はもうこんなもんだと思いダンジョンから出た。
「今日はありがとうございました拓郎さん!!」
「いいよよかったよ蒼威ちゃん」
「へへっ最高の気分だぜ!! 拓郎さんが一緒だとね」
「今の蒼威ちゃんもカッコいいぜ!!」
「ありがとう拓郎さん! これからもよろしくお願いしますね」
そうして晩御飯をみんなで食べた。楽しかったぜ。
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