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第170話 拓郎と勇人は札幌ダンジョンの超越者と戦うようです

 471階層のワイトジェネラルが暗黒即死魔法を使用してきた。


「デス、デス、デスラガガガガガ!!!」


「効くかよそんなもん!」


 拓郎は拳圧でワイトジェネラルを吹っ飛ばした。


 通常暗黒即死魔法はかなり危険な魔法で普通の探索者では防げない。


 しかし拓郎と勇人は普通じゃないので効かないのである。


 その後、拓郎は光爆剣を出して無双する。


 勇人は後ろから炎魔法を撃つ。


 イルミナとマギアとテルネアスとミドリンは支援に回る。


 それでもこの辺の敵は敵じゃなかった。


 レッドリザードデビルマンが灼熱の破弾砲撃を放ってきた。


 爆発的に壊滅的な破壊砲撃を勇人が受けた。


 多重障壁を重ね掛けした結果普通に防げたが意外と危なかったと勇人は思っていた。


 悪魔光線を放ってくる。


 テルネアスはミラーリフレクションを使い跳ね返した。


 レッドリザードデビルマンが弾き跳んだ。肉塊と化した蜥蜴悪魔人はもうなすすべもない。


 475階層の爆竜が物凄い強敵に見えた勇人とマギアには。


 爆発のブレスを放ってくるのだ。弱いわけがない。


 勇人は回避しつつ切り込んだ。


 だが爆竜の皮膚にはドラゴン特有の鱗があり、硬くて剣の攻撃が通らないでいた。


 だがマギアが勇人に強化魔法を唱えて、剣の切れ味を上げた。


 これで剣による攻撃がかろうじて通ったのだが。


 拓郎がサウザンドサンダー(殲滅帝神)を放ったら大分効いていて、次の光爆剣による一撃で倒していたが。


 あまりにも強力な攻撃なので爆竜ですら怯んで逃げ出しそうになっていた。


 477階層の敵はかなり巨大なモンスターだった。


 ギガントジャイアントといういわゆる巨人だ。


 一つ目の鬼のような巨人で無茶苦茶デカい。


 身長20メートルはあろうであろうその体躯はあまりにもデカかった。


 しかもそんな奴らが3体も出現した。


 拓郎はハリケーンドレイクを撃ち込んだ。


 風魔法はあまり使わないが練習にはもってこいだと意気込んでいた。


 3体とも巨人は吹っ飛ばされた。


 そのまま目を回して気絶した。


 意外と脆かったようだ。


 そのままアグニスを召喚して剣で止めだ。


 マリンが出たいというので水魔法の究極魔法スプラッシュバーストデストロイを放った。


 ギガントジャイアントは水の重圧に押しつぶされた。


 ついでに素材がとんでもない。


 巨人の鋼鉄骨と巨人弾石がドロップした。


 なかなか加工の仕様がありそうな素材だ。


 拓郎は今までトラネを通じて様々なダンジョンでドロップした素材を売ったり加工して武器や防具やアクセサリーにしていたが、この札幌ダンジョンの素材はなかなかレアだなと感じていた。


 宝箱もたまに出るし、レアどころかスーパーレアかそれ以上のシークレットスーパーレアなものが手に入る。


 なんていう魅力的なダンジョンだ。


 敵の強さも申し分ないし。


 さらに進むことにした。


 480階層のボスもまあまあ強い。


 ギガギガントジャイアントキングというさっきの巨人の超巨大版という奴が出てきた。


 身長は40メートルぐらいだ。


 耐久力が半端なかったがみんなでかかれば余裕だった。


 スランとかも粘弾を撃つし、マイカも触手真空刃とか飛ばしてたり雷魔法を放ったりやりたい放題だ。


 アルマゲルがいい的ねと言い禁術を遠慮なく打ち込んでいた。


「羽ばたける煉獄の始祖蝶よ!! 地獄の海から咲き乱れる禁断の花のように世界を包み込みなさい!! 獄破殲滅呪怨砲撃デオシレビス!!!」


 あかんこいつ……たぶん魔法なら俺より上だわ……強いを超えて反則級の禁術だな……


 そして487階層の処刑人という名前の無機質な人形がかなりの強さだった。


 動きが尋常じゃない首を狙ってきて腕の刃で切り殺そうとしてくる。


 だが脆いので殴るだけで倒せた。


 スランの粘弾とか風魔法とかで普通に穴が開いて機能停止してたしな。


 勇人はマギアと共に少し苦戦してたが。


 一応アグニスとかを近くにつけているのでやられることはないがな。


 そうして496階層にまでなれば……リッチデーモンとかデストロイナイトとかの雑魚とは到底言えない物凄い敵が出てくる。


 だって雑魚にしては魔法が効きづらいし物理攻撃しか殆ど効かないのである。


 なおスランの粘弾は物理攻撃扱いである。


 マイカの触手攻撃も物理攻撃である。


 まあそこまで強くなかった俺にとっては。


 だが勇人とマギアもなんかだんだん慣れてきたのか対処が上手くなっている。


 凄い速さで接近して剣で斬りかかって倒していた。


 魔法の発動速度も上がっているし、なかなかやるようだ。


 そうして500階層まで来た。


 俺の予想だとこの札幌ダンジョンはここまでだと思う。


 これ以上上からエネルギーを感じないからである。


 最終到達点だと感じた。


 そこにいたラスボスと言える存在が桁違いだった。


 骸骨鬼剣士帝王ワイトナイトロードエンペラー


 腕が8本もある。


 全部に刀をもってやがる。


「超越者どもよ……よく来たな。我が相手になってやる……」


「いいねっ……強い奴は歓迎だねって感じがまたな……ふんっ!!」


 俊足の速さで駆ける骸骨剣士の帝王が八刀流で攻めてきた。


 だが俺の一撃の方が強いぞ!!


 破壊の殲滅断!!!


 骸骨の剣士の帝王が粉々に砕け散った。


 なんだいもう終わりか。


「見事だ……お前は私を超える超越者のようだな……気に入ったぞ」


「消えるのか……」


「そうだなあの世でお前の話をしてやるか……強かったぞとして」


 そうして骸骨の剣帝がいった。凄味はあったが俺の敵ではなかったようだ。


 そうして札幌ダンジョンが崩壊していく。


 ついには消滅した。


 みんな外に強制的に追い出されたようだ。


 俺はさっさと退散した。


 自衛隊のみなさんには貢献しているんだから表彰ぐらいしてもらいたいものだ。


 さて次はどのダンジョンを攻略するとするか……迷うな。


 未攻略のダンジョンはいくらでもあるし……次は海外にでも行ってみるかな?

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感想とかも様々な意見だと結構考えさせられるので是非貰えると嬉しいです。

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