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第169話 札幌ダンジョンで邪悪な敵と遭遇してしまうそうです

 拓郎はすでに不眠不休で札幌ダンジョンを攻略していた。


 もうすでに421階層まで来ていた。


 そこで雪月丸と遭遇した。


「何者だ……このオーラ只者ではないな」


「ほう喋れる骸骨剣士か……面白そうだな」


「いざ参る!」


 拓郎は光爆剣を出していた。そのまま真空刃を出して光線を出していた。覇道を極めてさらにオメガフレア(極導滅破)を放つ。


 アストロサンダーを放ち強烈的な魔法の嵐を浴びせた。


 だが雪月丸はまだ立っていた。


「すげえなこの攻撃に耐えられるなんてお前並みの魔物じゃねえな?」


「笑止千万!!」


 雪月丸は刀を構えて近づいてくる。


 だがイルミナが近づけさせない。


「バーストドラゴネスファイヤ!!」


「ぐわっ!! 見事!!」


 さすがにイルミナの炎魔法は強かったからか致命傷を浴びてしまった。


 テルネアスの神星魔導銃を喰らう。


 むちゃくちゃな波動を喰らってしまう。


 だが雪月丸はここで果てたくなかった。


「お前……見込みあるな、どうだ俺の従魔にならないか?」


「なんだと……そんなこと……そんなこと…………」


「だったらここで俺はお前を見過ごすぞ」


 そういい拓郎は雪月丸を無視して先を目指してしまった。


「なんだあいつは……むちゃくちゃだ……」


 雪月丸はそんなむちゃくちゃな相手に背中を向けるしかなかった。




 勇人たちは370階層のボスを倒していた。


 アイスグランドウルフという奴だった。


 なかなかの速さで硬い敵だった。


 そしてさらに進むが……どうしたんだろ嫌な予感がする。


 何だろう無視の予感のような……そんな気がすると思った瞬間。


 罠が発動した。


 転移陣だ。


 勇人たちは飛ばされてしまった。


 468階層まで飛ばされたようだ。


 そこには何故か稲荷仮面がいた。


「おやっ……いきなり磁場が狂ったと思ったら転移陣による罠を踏んだようだな災難だったな」


「なんで稲荷仮面が……? ここに?」


「確かお前勇人だな……急成長中の探索者だろ知ってるぜ」


「俺のことを知ってる稲荷仮面が??」


「とりあえず一緒に行動するか? そっちだけだと不安だ」


「こんにちは…………テルネアスです」


「マギアだ」


「イルミナだ」


「にゃぁ」


「このこはミドリンだ」


「そうか」


 そうして二つのパーティは進む。


 470階層のボスも二つのパーティで倒した。


 ヘルケルベロスだったが稲荷仮面が強すぎて相手じゃなかった。


 拓郎は勇人のことを勇者の職業があることで珍しいなと注目していた。


 実際名古屋ダンジョンにたまにいるから勇者として。


 しかも配信士という職業からダンジョン動画生配信者の勇者ロイトであることに気づいていた。


 たまに配信しているからどんな奴だろうと思っていたが身近にそんな物珍しい存在がいた。


 しかもこいつは俺並みに強くなる素質があると睨んでいた。


 レベルも現在565で俺は926だ。


 倍近くあるがこれでもこいつのレベルは相当高い。


 さっきうちのパーティメンバーのレベルを見てきたが、蒼威ちゃんが485、想美ちゃんが458、マヤちゃんが434、リスティが658、ミスズが668、スランが785、マイカが726、アグニスが825、マリンが718、アルマゲルが795、デュランが456、アオマサが396だ。


 とまあうちのパーティメンバーを見積もってもかなりの強さがある。


 経験もあるにはある。


 9月9日の例の魔神人の事件の時もまあまあ頑張っていたし。


 拓郎は勇人に期待していた。


 そういえば東樹の奴も最近会ってないな……と心配していた。


 あいつは今何してんだろな?



 村正東樹はルミルとレウナと共にアメリカに来ていた。


 アメリカのワシントン州にあるワシントンダンジョンのほうでモンスターがあまりにも多くいるとアメリカ大統領からの要請で自衛隊が駆けつけたのだ。


 東樹のレベルは756にまで上がった。ルミルは345、レウナは287に対してかなりの上昇率だ。


 基本的に東樹が止めを刺すことが多いのでこのような結果になった。


 ワシントンダンジョンは平野が辺り一面に生い茂る広いフィールドのダンジョンだった。


 上には太陽が昇っていて辺り一面にモンスターが山のように押し寄せてきた。



「ルミルきついと思ったらすぐ言ってくれ!! 頼む!!」


「大丈夫です東樹さん!! この程度神聖魔法でいくらでもなんとかなります」


「レウナはいけるか!?」


「うんいける無限の矢でいくらでも魔力を矢に変換しているから魔力が切れたら気力を矢に変換できるし……」


「村正!! お前こそ大丈夫なのか?」


「上田大佐……はいいけます上田大佐こそ大丈夫なのですか?」


「俺はお前ほどやわじゃねえよレベルはお前に負けてるけどなてめえは化け物レベルだは」


 上田大佐レベルは458である。


「山本中尉無事か!?」


「こちら一応無事です……魔導士として魔力の円滑な運用方法になんとか活路を見出してます!!」


 山本中尉は魔導士の職業でレベルは389だ。


「こちら原田少尉!! 盾使いとしてまだまだ未熟な反面まだいけそうです」


 原田少尉は盾使いのようだレベルは403である。


 原隊自衛隊第55支部隊に配属された村正東樹だったがアメリカのワシントンダンジョンは地獄だった。


 ドラゴンやグリフォンなどという幻想級のAランクモンスターが305階層などに出現するのである。


 ボスこそ多少柔になっているが雑魚レベルでAランクやBランクがうようよしているレベルなのでボスもAランクレベルに過ぎないが高レベルの自衛隊員が束になって敵うかというと12人編成の自衛隊支部クラスならかなり戦いになっていたと言える。


 24人編成とかもあった。が経験値効率が悪すぎて殆どレベルが上がらないので12人編成が多い。


 隊員によってはレアスキルの経験値2倍や必要経験値1/2とかも取っている隊員もいたがレアスキルなのでなかなかすべての隊員は取れないでいた。


 東樹たちは押し寄せるモンスターたちを蹂躙して先を目指したのである。

面白いと感じたなら、ブックマーク、評価に感想を頂けたら幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

まだまだ熱い展開が続きます。ご期待ください。

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