表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

187/387

第168話 札幌ダンジョン

 急募! 札幌ダンジョンを攻略してほしいのですが……


 という案内掲示板が書かれていた。


 正確には見えない文字みたいなもので書かれていた。


 高レベル者にしか見えないような偽装をかけている文字で。


 勇人はこの札幌ダンジョンのことを知っていた。


 どうも札幌ダンジョン周辺ではスタンピードが起きているようで、モンスターが溢れ出ているようだとか。


 とりあえず受付に少し探りを入れてみるかとした。


 すると別室に通されて探索者協会の人が札幌ダンジョンが少しばかりやばいとのこと。


 早くモンスターを退治しないと札幌が住めなくなるという話をしてきた。


 よって勇人とマギアとミドリンは札幌ダンジョンを攻略しつつスタンピードの原因物質を倒してほしいとのこと。


 他にも雷鳴の聖騎士団と暁の荒野と灰猫が行くようだと聞かされた。


 全国から募集をかけているようだ。


 でも偽装された文字で書くなんて回りくどいことをしてくるんだなと感じた。


 その辺は一般人に気づかれたくなかったというのもあるんだろうな。


 札幌のダンジョンを攻略して中のモンスターをある程度退治したらスタンピードは防げるんだろうな。


 勇人はそんなことを考えていた。


 なんでもめんどくさいが札幌が大変なのだから頑張るのは仕方ないな。


 勇人たちは札幌に旅立つようです。



 拓郎は一足先に来ていた。


 だってこういうのはこっそり助けるのがもっとうでしょうに?


 テルネアスとイルミナと武器と従魔と共に来ていた。


 この雪景色の中に佇む大きな塔が札幌ダンジョンか。


 さてと中に入りますか。


 拓郎たちは中に入ることにした。


 中は砂漠だった。


 北海道なのに砂漠なのか。


 そしてめんどいので飛ぶことにした。


 そして中の雑魚を掃除していく。


 そうして3時間ほどで100階層に到達した。


 ボスは余裕で倒した。そんなこともありさらに進む。



 467階層のある部屋。


 一人の骸骨剣士は瞑想していた。


 雪月丸という名前なのだが……彼は強い敵と戦うことが一筋の楽しみだった。


 だがそんな彼も強敵を見据える。


 最強とは何なのか……そんなこともあり常に瞑想するのだ。


 そんな無味乾燥な世界だと邪魔者は排除しなければいけない。


 雪月丸は降りたダンジョンの下に進むのだ。



 勇人たちは札幌に来ていた。


 そしてダンジョンに入って自衛隊の人たちが転移能力を持っている人が301階層にワープした。


 300階層が一番スタンピードを行っている中で酷い状況だとか。


 雷鳴の聖騎士団は321階層に暁の荒野は311階層に。


 灰猫は一緒に行動した。


「勇人さんだっけ?」


「ああっなんだ」


 灰猫の妹の方が話しかけてきた。


「その従魔の猫さん可愛いね触らせて~」


「なんだそんなことか……いいぞって言ってるからいいぞ」


「やっぱり念話で会話できるんだ? そうなんでしょ?」


「そうだな……まあそんなところだ」


 灰猫の兄の方がタクムで妹の方がマキというらしい。


 なかなか強そうな兄弟だな。


 だがそんな感じで進みながらあらかたモンスターを倒していたら自衛隊の探索者さんから今日はもういいと言われた。


 そして外に出ることにした。


 なんとまあ拍子抜けした。


 この程度でいいとか。


 これを後10日続ければスタンピードは収まるとか後は未攻略の361階層以降のボスとかを倒すとか。


 なんとまあよくわからないが……勇人はこの時誤解していた。


 恐ろしい魔物が後ろに控えているなんて思いもしなかったのだ。

ブクマ、感想、評価など頂ければ幸いです。

面白かった! と思う方は☆5の評価をしていただければ作者のやる気とかに直結します。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ